グローバル化を目指して教室用科学教材を中国で生産

学研グループが目指すグローバル戦略の一環として、
学研エデュケーショナルは教室事業の海外展開を進めています。
今、私たち学研教育出版の科学事業室が取り組んでいるのは、
それをサポートする子ども向け科学教材の製作です。
学研エデュケーショナル、学研香港と学研教育出版が協力して、
もともと日本で製造していたものを、世界スタンダードの視点で
改良を加えつつ、中国で生産し、日本を含めたアジアを中心に
広く海外市場へ展開していきます。
これを第一歩として、さらに大きな流れにしていく計画です。

子ども向け科学教材

30以上の科学教材について、サイエンストイやメディカル系教材での
実績のある会社に発注し、学研香港の管理の下で
昨年夏から広東省東莞市の工場で製造を開始しました。
3月末までにほぼ生産を完了し、一気に世界に送り出す予定です。

1ヶ月に3週間は中国に出張している、
担当者Sさんの中国裏話は「続き」で。



昨年9月から毎月約3週間は、中国に出張しています。
(ある意味、中国で暮らしています。)
毎回、香港からフェリーにのって、広東省東莞市の
学研香港長安事務所へ向かい、ここを拠点に工場と行き来しています。

大気汚染で視界不良

東莞市も冬になって、北京にせまるひどい大気汚染で視界不良。
すぐ向こうの大きな山さえ見えず…。

毎日工場へ行って打合せをして、また長安市内に戻ってくる日々です。
部品の点数は約800。一つひとつチェック→修正、チェック→修正、
チェック→修正………またチェックして、承認しての繰り返し。
そんな日々を過ごしています。

熱い会議!

中国工場の事務所で、技術責任者、学研香港スタッフと熱い会議。
3歩進んで2歩下がって、また進んで。コミュニケーションに一苦労。
日本語と英語 と、中国語が飛びかってます。

打合せ内容を白板に列記

技術責任者は打合せ内容を白板に列記し、担当エンジニアに伝達。

教材をセット中

帽子をかぶって、手袋をして教材をセット中。

材質テスト

4回目の材質テスト。今度こそ、満足のいくものに!


最初のうちは街も人も食べ物も何もかもがもの珍しく、
土日の休みには興味深々、探検気分で楽しんでいましたが、
2ヶ月もたつと慣れてきて…。最近は歩道が汚いとか、空が濁っているとか、
クラクションがうるさいとか、声が大きいとか、少々気になりだし…、
日本をちょっと見直しています。日本の空の青さは素晴らしい!
近所には、中国ウォルマートがあるのですが、興味深かったのはサカナ売り場。
大きな水槽があり、自分で網ですくって袋に入れて買うシステムです。
生きたコイ、レンギョ、ソウギョ、フナ、カメ、カエル、ライギョ、
ウナギみたいなやつ…と淡水魚がいっぱい。外ではヘビも売っていました。
学研香港の女性曰く「海のサカナはおいしくないので食べたくない」と。
所変われば品変わる、でしょうか?

尖椒回鍋肉飯

工場でのランチはいつも出前。これは「尖椒回鍋肉飯」。
とても油っぽく、ものすごく辛い。

夜の食事はビールを少々、話も弾んで、時間も長くなって、
脂っこいものをたくさん食すことに。2ヶ月で5Kg増えました。
教材より一足先に,体はすでにmade in Chinaになっています。
体がなんとなく油っぽい気がする今日この頃です。


山あり谷ありでしたが、1月になってほぼ完成したサンプルを
チェックしています。今回を機に改良した点もあり、
よりよい教材になったと思っています。
3月末の量産完了を目指して、中国スタッフ、日本人スタッフが
協力し合い、ともに大きな達成感が得られるように
頑張っていきたいと思います。