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12月

「きよしこの夜」のおはなし

クリスマスの音楽で真っ先に思い浮かべる音楽は何ですか?
今回は賛美歌としてだけでなく、クリスマス・ソングとして皆に愛されている「きよしこの夜」が生まれるまでのお話です。

1818年の12月23日のこと。オーストリアのザルツブルクの郊外、オーベルンドルフという村にある聖ニコラ教会の若い副司祭ヨーゼフ・モールは、クリスマスを目の前に頭を抱えていました。この大切なときに教会のオルガンが壊れてしまい、イヴに賛美歌を演奏することができなくなったのです。修理を頼む業者はチロルにあるため、雪深いこの時期に来れるはずもなく、雪解けを待つより仕方がありません。
モールは悩んだ末、学校長でオルガニストのフランツ・グルーバーを訪ねます。二人はしばらく思案にくれました。そして、ギター伴奏で演奏できる曲を作ることにしたのです。モールが『ルカによる福音書』による詩を書き、グルーバーが曲をつけました。出来上がったのは、ミサが始まる数時間前と言われています。そして当日、聖歌隊がグルーバーのギター伴奏にあわせ村人たちの前で歌い、無事にミサを終えることができました。

やがて春。チロルから修理業者のカール・マウラッヒャーがやってきてオルガンを修理します。そこで試奏していたグルーバーがクリスマスに書いた曲をオルガンで演奏したところ、マウラッヒャーはたいへん感動し、チロル地方にこの曲を広めます。
このような経緯もあり、この曲はしばらくチロル民謡とされていていたのですが、1867年、50年の年月を経たのちに二人の作者が見つかりました。

現在では300カ国以上の言語に訳されて歌われています。日本語の訳は、牧師で日本における賛美歌の発展に大きく貢献した由木 康(ゆうき こう/1896‐1985)によるもの。1961年には小学校の教科書に掲載され、日本全国で広く歌われるようになりました。

11月

ソナチネ・アルバムのおはなし

ピアノ・レッスンも、ブルクミュラー25の練習曲の後半、〈貴婦人の乗馬〉にたどり着いたころ。次に見えてくるのは何でしょう…? J.S. バッハの『インヴェンションとシンフォニア』、ショパンのワルツを試される方も? でもやはり、多くの方は『ソナチネ・アルバム』を思い描かれるのではないでしょうか。

「ソナチネ・アルバム」って?

日本のピアノ教育、特に中級レベルの教材として『ソナチネ・アルバム』は必須と言えるかもしれませんが、意外に詳しく知らなかった…、という(個人的な)反省をこめて、改めて紹介させていただきます。
『ソナチネ・アルバム』。ピアノ独奏用のソナチネ(=小規模なソナタ)曲選集のなかでも、長年にわたって日本で使われているのは《ペータース〔Peters〕版(独)》= ルイ・ケーラー(Louis Kohler, 1820-1886, 独)編̶アドルフ・ルートハルト(Adolf Ruthardt, 1849-1934, 独) 校訂、のものです。初版の年代は不明ですが、ケーラーの没年から考えると、編纂されてから(少なくとも)一世紀+ 四半世紀の年月を経ていることになります! 日本への導入経路もよくわかっていませんが、1935年(昭和10年!) ころまでには、日本のピアノ教育に欠かせない教材としての地位を確立し、各社版として普及したと考えられています。
構成は全2 巻。クーラウ、クレメンティ、ベートーヴェン、ドゥセック、ハイドン、モーツァルト…といった古典派のソナチネを中心に、バロックからロマン派のピアノ小品や他ジャンルの曲のアレンジなどを合わせ、各巻30 曲ずつ収録しています。この『ソナチネ・アルバム』という教本、ここまで受け入れられたのは、やはりその編纂の妙に尽きると言えるでしょう。教育的効果、楽曲としての完成度…。「ソナタ形式」を学ぶために、また、中級レベルで必要な音楽的要素を学ぶために効果的な曲が厳選されている、と感じられませんか?
さらに、それを補助する小品集の存在意義も大きいですよね。これらの曲でイタズラ弾きをした経験、お持ちではないですか? ここで、古典派の形式ばかりでなく、さまざまな時代、さまざまなスタイルの音楽を体験することが、ピアノ・レッスンを豊かに彩り、音楽体験の幅を拡げ、それは未来永劫、音楽生活の中で息づくものになると言えるのではないでしょうか。

ケーラーとルートハルト

さて、話は変わって『ソナチネ・アルバム』完成に欠かせないこの二人。ケーラーは導入から初級のピアノ小品の作曲者としてお馴染みかと思いますが、各地の歌劇場の指揮者を経てピアノと理論の音楽学校を興し、教育者・合唱指揮者・批評家として活躍したそうです。全ドイツ音楽家協会設立時の発起人の一人でもあり、まさにピアノ教育界の名士! オペラやバレエ音楽も残しましたし、ピアノ奏法に関する文献もあります。ペータース版のピアノ楽譜編纂にも携わり『ソナタ・アルバム』もまた彼の業績のひとつです。
一方のルートハルト。音楽一家に育ち、ピアニスト・ピアノ教師・作曲家として活躍。各種のピアノ技巧用練習曲などのピアノ曲を残しています。
楽譜校訂の分野でも高名で、ケーラーのほかにもクランマーのピアノ教育作品の編集・改訂の実績があるそうです。

彼ら二人がいかに優秀、かつ研究熱心なピアノ教育者であったかは、『ソナチネ・アルバム』をひもとくことでよくわかると思います。
芸術の秋、ぜひこの機会に『ソナチネ・アルバム』と向き合ってみてください。 (か)

10月

ピアニストの系譜 〜ベートーヴェンからリストへ〜

今回は、ピアニストの系譜についてふれたいと思います。
一口に系譜といってもその定義は難しいものです。歴史的な系列だけでなく、その国や地域、音楽学校における流派のほか、奏法や演奏解釈など、様々な見方があるからです。
そういうわけで、ここでは二人の音楽家に焦点をあてて話を進めることにしましょう。
その二人とは、カール・チェルニー(1791年生)とフランツ・リスト(1811年生)です。作曲家としても、ピアニストとしても超一流の二人が師弟関係にあったことはご存じのとおりです。奇しくも今年2011年は、二人のアニバーサリー年でもあります。

ベートーヴェンとチェルニー

チェルニーがベートーヴェンに師事したのは10歳の頃。ピアノ奏法や作曲法を学びながら、ベートーヴェンの全作品を研究。ピアノ奏法を著したかった師に代わり、数々の練習曲集や『ベートーヴェン全ピアノ作品の正しい奏法』など、多くの書籍を出版しました。また、ベートーヴェンのピアノ作品はすべて弾きこなすという、まさに彼の 愛弟子といえる存在でした。そしてチェルニーは、ヨーロッパでも有数の音楽教育家として名を馳せていきます。

チェルニーとリスト

チェルニーとリストの出会いは1822年。ハンガリーからウィーンへ移住し、ピアノ教師を探していたリストがチェルニーを訪ねます。
当初、リストのピアノ奏法は自己流で演奏も粗雑でしたが、チェルニーは彼の類いまれな才能に気づき、それから1年半に渡り彼を厳しく指導しました(当時はクレメンティの《グラドゥス・アド・パルナッスム》が必修教本でした)。リストは「自分の今日の成功はチェルニーあってこそ」と、チェルニーを生涯に渡り恩師として尊敬し、後年《超絶技巧練習曲集》を献呈しています。

教師、リスト

チェルニーが残した数々の功績の中で、リストを育てあげたことが最大の功績なのかもしれません。リストがパガニーニの演奏に刺激され「ピアノのパガニーニになる」と、ヴァイオリン奏法を研究し、新しいピアノ奏法を開発、〈近代ピアノ奏法の父〉と言われるようになったのは、よく知られています。

音楽史上最高のピアニスト、作曲家であると同時に、優れた音楽教育家でもあったリストは、驚くことに、生涯で400名( !! )におよぶ、世界中のピアニストたちをレッスンしています。大げさでなく、現代のピアニストのほとんどが、リストの流れを何らかの形でくんでいるといえるかもしれません。
リストの弟子はあまりにも多く、ここに挙げられるピアニストはほんの一握りですが、上の図に見るように、皆さん良くご存知のピアニストが名を連ねています。

今回は、二人の音楽家の流れを辿ってみましたが、ピアノの発達史や教本の歴史などの視点から系譜を辿ることで、新たな発見があるかもしれません。まずは皆さんが好きなピアニストの系譜を辿ってみませんか?

9月

夏の思ひ出

この号が出る8月25日。甲子園の決勝のサイレンも鳴り終わり、サザエさんちのカツオくんばりに夏休みの宿題を追い込む面々も多いことでしょう(天気がわからなくてしんどい絵日記まとめ書き…とか)。そんなときに思い出すのは…♪

「ソナチネ」と「変奏曲」

音楽大学系の中学校・高校ご卒業・ご在籍の方々の多くはうなずいてくださると思いますが、彼の学校には夏休みの課題に「作曲」というものがあるのです! なんと怖ろしい。これぞ夏の怪! …なーんて。

要するに、“時間がある” 夏休みに自分で1 曲作って9月に発表、という、心温まるもキビシイこの課題。直前の学期で、『ソナタ形式』『変奏』などの作曲技法を学んでいればそれが課題となりますが、最終学年は自由(どんな形式・演奏形態で書いても、たとえばありえない楽器を使う破壊的な現代曲を書いても構わない。居ないけれど)。「合唱曲」にチャレンジし、秋の合唱祭で披露してもらう…なんてヤル気に充ち溢れたツワモノも、もちろんいます。

で、その課題と『ソナタ形式』と何の関係があるかといいますと。ご存知のとおり『、ソナタ形式』とは“提示部”“展開部”“再現部” から成る、古典派時代に確立した楽曲形式です。ソナタや交響曲の第1楽章の形式ですね。作曲技法としては基本中の基本ともいえるでしょう。ちなみに、楽曲としての「ソナタ」が小型化して「ソナチネ」。 “ソナタちゃん” みたいな感じ?

ところが! 追いつめられたカツオくんにはこれが有効! 主題のメロディーを1 つか2つ、それを少~しずつ、少~しずつ変えたら“提示部”完成! 伴奏にはちょっとこだわってみようかな…(でドツボにはまる)。“展開部”はドラマティックに転調! もとの主調に戻すの大変! ちょっと無理目だけどいい! そうしたら“提示部” が終わる方向に向かう“再現部” 作ってもう終わりじゃーん♪同様に、「変奏曲」も有効。主題になる短めの曲を1つ考えて、あとは伴奏変型!リズム変奏攻撃! 転調!最後はド派手なフィナーレ!(演奏技術的にムリでも書いてしまう。)

…いつも夏の終わりに追いつめられていた音楽中・高のカツオくんは、この2つの形式にとてもお世話になった故、《ソナチネ・アルバム》第2巻のディアベッリの作品151のあたりのソナチネとか、《ソナチネ》とほぼ同時期に勉強するベートーヴェンの〈‘うつろな心’の主題による6つの変奏曲〉などに接すると、とても郷愁にかられてしまうのでした。(か)

8月

ポリフォニーってなに?

“ポリフォニー”…。音楽の世界にいれば、 聞いたことがありますよね! なんとなーく、メロディーがたくさんある ! ? ようなイメージがありますが…。「やさしいポリフォニー」(旧題:こどものポリフォニー)編者の伊能美智子先生、教えてください!

「“ポリフォニー”は“多声音楽”と訳されることからも分かるように、2つ以上の独立したメロディーが互いにからみ合って進んでいく音楽のことをいいます。中世からルネサンスの時代に声楽(合唱)曲として発達し、器楽ー特に鍵盤曲ーにおいては、バロック時代に“対位法”という形でバッハにより完成されています。J. S.バッハの『インヴェンション』は、その代表的な曲集のひとつと言えますね。」

バッハのインヴェンション…!! それはピアノを勉強しているとき、中級のあるステップまで来ると必ず通らなければならない道。いったいなぜなんでしょう?

 「それは、バロックに限らず、あらゆる時代の本格的なピアノ曲を弾くとき、“左右の手=10本の指を多声的に使えること”は絶対不可欠な条件となるからで、その勉強のために、作曲技法や芸術的価値からみても『インヴェンション』は最適な教材だから…なのです。」

ふむふむ。なるほど。でも…、『インヴェンション』って、譜を読むのも、演奏するのも、なんだか大変。“ポリフォニー”って、ちょっととっつきにくいかも…?

 「確かに、“ポリフォニー”は、バイエルなどの教本で慣れ親しんできた“右手はメロディー、左手は伴奏”(ホモフォニー)という様式とはまったく違います。譜面を見てどのような曲か分かりにくいですし、さらに弾きにくい曲も多いので、敬遠されがちなのも無理はないでしょう。ですが、クラシックのみならずポピュラーでも、“ポリフォニー”は“音楽をより豊かに表現する手法”として、ごく当たり前に用いられていますよ。」

へえ! そうなんだ! 意外! ところで“ポリフォニー”って種類とか、あるんですか?

 「最初のポリフォニーは、時間をずらしてテーマを追いかける「カノン」です。“かえるのうたが・・・”がそうですね。さらに、テーマに別のメロディー(対旋律)を組み合わせてより複雑になった「フーガ」、テーマを思いつくままに展開する、“思いつき”が語源の『インヴェンション』な どがあります。」

わぁ! インヴェンションに話が戻った…。では、ピアノでポリフォニー曲を練習するときのコツがあったら、ぜひ教えてください。

「まず、メロディー・ラインを理解することです。練習は各声部のメロディーを階名で歌うことから始めましょう。それに、ポリフォニー曲は指づかいが重要です。それぞれの声部がきちんと表現できるよう、楽譜に記された指番号を目安に、手の形や大きさに応じて最も適確なものを選んで守るようにしてください。」

伊能先生、ありがとうございました!(か)

やさしいポリフォニー』より抜粋

7月

特集1 ピアノを長続きさせるために〜導入期に心がけたいレッスンのポイント〜

丸子あかね

新しい曲を子どもに渡したとき、子どもたちはどんな顔をしますか?
嬉しい顔、暗い顔、困った顔・・・。
暗い顔、困った顔をする子どもは、きっと譜読みが苦手だったり、練習の仕方がわからなかったりして不安なのでしょう。そのうち、ピアノが嫌いになってやめてしまうかもしれません。このような子どもたちに会うたびに、導入期に「譜読みや練習を自分でできるようになる教育」をすることが、ピアノを長続きさせる一番の近道だと確信するようになりました。
「導入期に譜読みの学習は難しいのでは?」と思われる方も多いと思いますが、アプローチの仕方によっては、大人が難しいと思うことでも、子どもは意外と難しく感じることなくマスターしてくれるのです。その具体的な方法は、指導者と子どもの関係の中で育まれるものですので、一概には言えませんが、私自身レッスンの中で常に心がけているポイントがいくつかありますのでご紹介させていただきます。参考になさってください。

  • 子どもが好きそうなポイントを見つける
    「この子のポイントはどこかな?」と、日々子どもたちとコミュニケーションをとりながら考えています。ポイントを見つけたら、試してみる…、それを繰り返して、引き出しの数を増やしていきましょう。
  • 得意なところを見つけて褒める→褒め上手な先生になる
    子どもそれぞれをよく観察して、得意なところを見つけて褒めてあげましょう。見当たらない場合は、得意な部分をつくってあげることも必要かもしれません。「ひとりひとりが、必ず得意な部分をもっている」のです。
  • できるところと、できないところ(課題)を組み合わせる
    「あれができるならこれもできるよ!」とできるところを絡めながらレッスンを進めると、子どもたちに自信がつき、やる気が継続します。ただ、子どもは覚えることが早い反面、忘れることも早いので、できているところを復習していくことも大切です。

このように子どものやる気を引き出しながら、将来必要な力をしっかりと身につけてあげましょう。ピアノを好きになるか、嫌いになるかは、導入期次第。頭のやわらかい幼児期から始めることの意味がそこにあるはずです。

6月

アンサンブルってステキ

(全日本ピアノ指導者協会理事)江崎光世

皆さんこんにちは。江崎光世です。
今回は「アンサンブルの魅力・効用」についてお伝えしたいと思います。
私はこれまで「連弾」だけでなく、「他の楽器とのアンサンブル」や「室内楽、オーケストラとの協演」など、いろいろな形のアンサンブルをレッスンに取り入れてきました。そして「アンサンブルこそが音楽本来の楽しみを生徒に気づかせる一番の近道」であると確信し、先生方にもお勧めする活動を続けてきています。アンサンブルの魅力…。それは何といっても曲を完成させるまでの過程にあります。
共演者と呼吸を合わせ、自分を主張しつつ相手の音にも耳を傾ける。アンサンブルの約束事をひとつひとつ実践していく間に、貴重な音楽体験が積み重ねられ、演奏の本当の楽しさに気づいていきます。そしてその経験の中で協調性や責任感も育っていく。これはソロの演奏ではなかなか経験できないことです。また面白いことに、ソロ演奏の上達につながる感性やテクニックが身についているのです。たとえば…。

  • 〈聴く耳〉が育ち、集中力が身につく
  • 呼吸法が身につく
  • リズム感、フレーズ感、ハーモニー感が身につき表現の幅が広がる
  • 音のバランスに気を配るようになり、タッチ・コントロールが強化される
  • スコア譜で練習することで、共演者と自分の動き(関係)がよく見え、音楽を立体的にとらえる力がつく。

日々のレッスンをより有意義に、何よりもひとりでも多くの子どもたちに音楽の歓びを体感してほしい。 そのためにも、ぜひアンサンブルをレッスンに取り入れていただきたいと思います!!

5月

アンサンブルのすすめ〜発表会からスタート〜

皆さんこんにちは。江崎光世です。
気持ちも新たに新学期をお迎えのことと思います。今回と次回、2回にわたって、私の活動の中心テーマである「アンサンブルのすすめ」についてお伝えしたいと思います。今回は「発表会」で手軽にできる2種類のアンサンブルについてです。

発表会は、生徒たちの日頃のレッスンの成果を確認する場であると同時に、チャレンジの場でもあります。最近は、さまざまな形態のアンサンブルの楽譜が出版されていますので、選曲の幅もかなり広がっているはずです。ぜひ、この機会にアンサンブルを体験させてあげてください。そして、レッスンに取り入れるキッカケにしてください。

連弾
習い始めて間もない生徒や、人前で演奏することが苦手な生徒には、4手の連弾が最適です。先生やお母さま、リードが上手なお姉さんやお兄さんとの連弾がよいでしょう。最近は、奏者がくるくると変わっていく楽しい連弾曲も出ていますので、挑戦してみてください。

CDと合わせてコンチェルト
CDと合わせることに抵抗を覚える先生もいらっしゃるかもしれませんが、私はレッスンにも積極的に取り入れるようにしています。なぜなら、ピアノ以外の多彩な音色に触れることで、音のパレットが色彩豊かになっていくからです(この場合、CDが生の楽器の演奏であることが大切)。また、リズム感やフレーズ感、ハーモニー感が養われていきます。

このほか、弦楽器や管楽器、打楽器とのアンサンブルなども生徒たちは喜んで演奏します。
こうしたアンサンブルをプログラムに加えることで、聴いているお客さまも一緒に楽しめる発表会になるでしょう。ぜひ次の発表会にはアンサンブルを! 次回は、「アンサンブルの効用」についてお伝えします。

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