そんな「学習につまづきのある子」のための
「予防的支援」の多層指導モデルです。
教育の現場ですぐに活用できる、オールインワンモデル!
LDの子どもがしばしば示す「読みのつまづき」
初期の「読み」の指導における最大の難関である「特殊音節」に焦点を当て、文字や語句を正しく読んだり、書いたり、なめらかに読んだりすることをめざす指導モデルです。
月1回の客観的なアセスメントテストと連動した指導法(トレーニング)で、子どもがつまずく前に、またはつまずきが深刻化する前に指導・支援を提供することを目指しています。
通常学級に4.5%の割合(クラスに1~2人)で在籍するとされるLD(学習障害)の子どもは、特殊音節の習得に低学年の段階からつまずきを示す場合が多くあります。「音」と「文字」が対になっていないためです。
「読みのアセスメント・指導パッケージ」(教材版)には、11回分の「MIM-PM」を収録しています。
テストは、正しい表記の語を素速く認識する力をチェックする「絵に合うことばさがし」と、語を視覚的なまとまりとして素早く認識する力をチェックする「3つのことばさがし」の2つで構成されています。
ひとつのテストの必要時間は1分です。
子どもの実態を把握し、指導のあり方を検討していく上でも有益です。
一問一答形式で画面に出てくる問題を指でタッチして答えていきます。時間の計測もプログラムで自動カウント。採点作業も不要です。
MIM-PMの結果を表計算ソフトに入力すると、「個人レポート」や「個別の配慮計画」が出力され、特殊音節やかたまり読みでのつまずき等、個々の児童の特性を把握することができます。クラス全体の傾向もわかるので、指導計画の参考にすることもできます。
結果をもとに、先生間での情報の共有や指導方法の検討だけではなく、保護者への説明にも活用できます。
MIM-PMの答え合わせは先生は行わず、プログラムで自動計算。瞬時に「個人レポート」で子どもの成績の推移が確認できます。
サーバー版では、成績がクラスごとに自動集計され、「個別の配慮計画」もすぐに確認できます。
「読み」の流暢性を確実に習得させるための指導原則は3つ。
この原則をもとに、ガイドブックも参考にしながら個々の児童のつまずきに配慮した指導をしていきます。
① ルールの明確化(繰り返し視聴できるアニメーション)
② かたまり読み(絵を当てはめる等のヒントが盛りだくさん)
③ 語彙の拡大(自習形式だけでなく、グループで進めることも可能です)
手で覚えるルールは、子どもでも覚えやすいようで、朝の会や下校時に手を叩いて特殊音節を理解しようとする姿が見られます。
楽しく学習に取り組んでいるようです!
(愛知県弥富市・特別支援学級担任教員)
MIMでは、「全体から個」へ、効果的な指導を隅々まで届けるシステムです。
1stステージでは、通常の授業の中で、質の高い、科学的根拠に基づいた指導を、すべての子どもに対して実施。
2ndステージでは、通常の授業に加え、1stステージのみでは伸びが十分でない子どもに対して、通常の学級内で補足的な指導や配慮を実施します。
3rdステージでは、2ndステージで指導を経ても、依然伸びが乏しい子どもに対して、通常の学級内外において、補足的、集中的に、柔軟な形態による、より特化した指導を行います。
週1回朝学習(15分間) の時間に、2nd、3rd対象の子どもを抜き出し「MIM」での指導を行いました。伸びが見られた子からクラスに戻り学習するルールとしたことで、他の子どもたちもそれをモチベーションに頑張ることができました。
(栃木県鹿沼市・通常学級教員)
パッケージ版には、
等が、詳しく紹介されています。指導方法の中には、パッケージの中に入っている「ことば絵カード」「ちょっとかわったよみかたのかきとりしゅう」といった紙版のトレーニングのほか、付属のCD-ROMには指導時に活用できるさまざまな教材(おもにPDF形式で収録)が入っています。年間使用計画や指導例をもとに、これらのトレーニングを活用してください。
① ガイドブックでの指導に対応したトレーニングを用意しています。読みにつまずきを示す子どもがモチベーションを持続しながら取り組めるように、達成感が得られる仕掛けも用意しました。
② MIM-PMの結果をもとに、最適な問題を自動的に出題する機能(LMS機能)が搭載されています。指導のご参考としてご活用ください。
パッケージ版の「ことば絵カード」の表面をデジタル化したトレーニングで、個々の特殊音節に対応していて、3つの選択肢の中から絵にあう語を選ぶ内容になっています。
視覚化マグネットや動作化のアニメーションで、音節構造の理解をサポートする機能も入っています。
個々の特殊音節に対応していて、音声を聴き、絵に合うことばを選ぶ「聴写」の機能をもつトレーニングです。
個々の特殊音節に対応していて、絵を見たり音声を聴きながら、当てはまる語をタッチペンで書いていく、「書写」と「聴写」の機能をもつトレーニングです。
文字のガイド有り/無しの選択等、難易度を変更することができます。
※とめ、はね、筆順は正誤判定の基準にはせず、すべて書けたかどうかが基準となります。
促音に対応したトレーニングです。絵を見て、語のどこに促音を入れればよいかを考え、当てはまる場所を選びます。
拗音に対応したトレーニングです。拗音の成り立ちが2つの音から1つに音に合わさっていくことを絵や音で確認しながら進めます。
語を遂字ではなく、かたまりとしてとらえ、読みの速度を向上するためのトレーニングです。語を表す絵を語に当てはめることで、まとまりとしての語を絵からとらえる仕掛けも用意しています。
語をかたまりとしてとらえ、さらに読みの速度を向上することを目的にしたトレーニングで、パッケージ版のトレーニングがデジタル化されています。
読む速度の調整や、動作化・視覚化を通じた確認ができます。
パッケージ版の「ことば絵カード」の裏面をデジタル化したトレーニングで、絵や文章をヒントに、当てはまる語を想像し、当てていくトレーニングです。語彙の拡大を目的としていて、全体指導や小集団指導にも活用できます。
特殊音節/かたまり読み・語彙拡大の一連のトレーニングの集大成として、まとめ的な要素をもった総合トレーニングになります。
MIMによる特殊音節の指導を行ったことのない管理職が指導を行いました。指導の対象となる特殊音節がわかっていると、子どもだけでのタブレット学習が可能になるため、給食指導にかかわらない教師であれば誰でも3rdの指導はできると感じます。
タブレットを使っての学習を全体でも行っておくことで、3rdステージ該当の子どもに指導を行うときも、タブレット学習自体が楽しみとなりモチベーションが高まるようです。
(滋賀県彦根市・通常学級教員)
教務主任が月1回、こくごの時間に1年生の教室で「MIMのおべんきょう」として指導しています。日常生活にMIMをとりいれることを意識しているほか、4年生の子どもへの取り出し支援、外国籍の子どもへの支援にも活用しています。
(神奈川県相模原市・通常学級教員)
クラス内で3グループに分けて、「ことばへびおに」のゲームを行いました。読む速度が同じ児童同士でグルーピングをおこなったことで、それぞれのレベルにあったペースでゲームができました。
ペアワークやグループワークの中で学びあいを行っていたグループは伸びが顕著でした。
(栃木県栃木市・通常学級教員)
数年前から入学当初の 1 年生や特別支援学級 、 発達通級指導に 「 多層指導モデルMIM ミム )」 以下、 MIMを採り入れ、子ども一人一人の言語能力を高めるために、指導や支援に活用してきました。
MIMは、紙の教材を利用する「パッケージ版」と、パソコンやタブレットで利用できる「デジタル版」の二種類があり、それぞれご購入方法が異なります。
MIM(パッケージ版)は、以下の(株)Gakkenのサイトからご購入いただけます。
MIM(パッケージ版)ご購入はこちらMIM(デジタル版)は、ダウンロードによるご提供となります。
価格は、オープン価格となっております。価格等の詳細は、お問い合わせフォームより、お問い合わせください。
【注意】MIM(デジタル版)は、小学校で多層指導モデルMIMによる指導を受けている方(指導者を含む)が対象です。これから指導をはじめられる方は、必ずパッケージ版を先にご購入いただき、指導方法などをご理解いただきますようお願いします。
Edge | Chrome | Safari | |
Windows 10、11 | ○ | ○ | ― |
iPadOS 15、16 | ― | ― | ○ |
ChromeOS (Chromebook) | ― | ○ | ― |