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「サンタクロースは本当にいるの?」子どもの質問に答えるアイデア

「サンタクロースは本当にいるの?」子どもの質問に答えるアイデア

「もうすぐサンタクロースがやってくる!」
今年もクリスマスが近づいてきました。街もイルミネーションで輝き、自宅でツリーやリースを飾って雰囲気を楽しんでいる家庭もあるでしょう。サンタクロースの存在を信じる子どもには、いつまでも純粋な気持ちを忘れないでほしいものですが、成長するにつれ色々なことに気づいていきます。
今回は、「サンタクロースは本当にいるの?」と子どもに質問された時の答え方について、アイデアをご紹介します。

サンタクロースの存在に疑問をもつ時

子どもは、年齢が小さいほどサンタクロースの存在を信じていると思います。ワクワクしながら「今年は〇〇のプレゼントがほしい!」と言っている姿を見るとほほえましいですよね。しかし、親の気持ちとは裏腹に、子どもは日々の生活の中で、次のようなことを見聞きします。

「〇〇君がサンタクロースはいないと言っていた」
「本当はママやパパがプレゼントを買っている、というテレビ番組を観た」
「ネット動画で、子どものそばにパパがプレゼントを置いていた」
「ママが枕元にプレゼントを置くところを実際に見た」

そもそも自宅に来たサンタクロースを見たことがない子どもは、「一目見たい」と切望しているものです。しかし、依然としてサンタクロースを見ることは叶わず、さらに友達との関わりやテレビやインターネットの映像などから、「サンタクロースは本当にいるの?」と疑問を抱き始めます。そして、親に質問してくるのです。

 

「サンタクロースは存在しない」と伝えるなら

「実は、サンタクロースはいないんだよ」と、現実的に回答するパターンです。
小学生も高学年になるにつれ、徐々に大人の世界を理解していきます。子どもがサンタクロースの存在に強い疑問をもっていたり、理屈っぽく存在を否定していたりする時がサインとなるでしょう。仮に「存在する」と言っても信じてもらえない場合もあります。

ただ、「サンタクロースはいない」とドライに回答するのではなく、これまで信じてきた思いを汲み取って、次のような言葉を補足すると、子どもが傷つくことなく理解してくれるかもしれません。

「小さい子どもの時にしか味わえないワクワクを感じてほしかった」
「パパもママも、昔サンタクロースからプレゼントをもらった良い思い出がある。同じ思い出を残してあげたかった」

子どものために思い出をつくりたかったという理由を添えてあげれば、より子どもの心に響くと思います。子どもの年齢が高くなり、もう少しロジカルな回答が必要なケースでは、次のような答え方もできるかもしれません。

「サンタクロースの起源は、実在したキリスト教の司教という説もある。サンタクロースの存在自体は完全には否定できないけれど、ただ、サンタクロースはうちには来なかったんだ」

いずれにしても、存在に疑問をもつことは、子どもの思考が成熟してきた証です。純粋にサンタを信じていた頃を思うと少し寂しい気持ちもしますが、成長という点では大いに喜ばしいですね。

 

「サンタクロースは存在する」と伝えるなら

「サンタクロースはいるよ」と、これまでサンタクロースの存在を信じてきた子どもの気持ちを尊重し、サンタクロースはいると答えるパターンです。夢があってよさそうですが、存在を肯定するに足る理由がないと子どもは納得しないこともあります。また、親がプレゼントを置くところを見られた……など説明の余地がない場合も工夫して答える必要があります。

「サンタクロースはいるよ。ママが子どもの時プレゼントをお願いしたら必ずもってきてくれたもの」
「サンタクロースはたくさんの国に行っていて忙しいから、パパが代わりにプレゼントを受け取ることもあるみたいだよ」

このように、これまでのクリスマスプレゼントについてそのまま肯定して、サンタクロースがいることを伝えるというアイデアもあります。他にも、もう少しロジカルな面白い回答も考えられます。

「昔と比べて、子どもたちはゲーム機器やスマホなどを欲しがるようになってきた。サンタクロースもそれは作ることができない。だから、ゲームやおもちゃをつくる会社、運ぶ会社、プレゼントを置く親が役割分担して、サンタクロースに協力しているんだよ」

これは、「サンタクロースは存在する」ということを、現実社会の仕組みに合うように伝えるアイデアです。
さらに、次の答え方なら、ロマンチックながら意外にも大人にも響くかもしれません。

「サンタクロースは信じる人の心の中に必ずいるよ」

 

「サンタクロースは本当にいるの?」に対する回答は、答え方によって哲学的にも、現実的にもなります。夫婦で回答が違ってしまわないように、子どもにどうこたえるのがよいかを考えてみてくださいね。
いつも忙しいママやパパにとっても、素敵なクリスマスになりますように!

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