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<講師が教えるキッズマナー>入学前に身につけておきたい学校生活マナー【第1弾】

<講師が教えるキッズマナー>入学前に身につけておきたい学校生活マナー【第1弾】

今春、小学校に入学するみなさん、おめでとうございます! これまで幼稚園や保育園でのびのびと過ごしてきた環境から一気に変わり学校で毎日勉強する生活になりますね。おうちの方にとっては「小学校生活は大丈夫かしら…」と不安があるかもしれません。ですが、過度な心配は不要です。今から少しずつ準備することで、入学後の生活をよりスムーズにスタートできるようにしましょう。

今回は、入学前に身につけておきたい学校生活の大切な3つのマナーをご紹介します。

先生の話を聞く時の姿勢は「背中をピン」

小学校の授業時間は1コマ45分前後ですが、入学直後から授業中ずっと集中して話を聞くことができるというお子さんはあまり多くありません。1年生を担当する先生は、こうした実情を踏まえて「聞く時間」「読む時間」「書く時間」「発表する時間」など、メリハリをつけて1コマの授業を展開していきます。
そこで大切なのが、「先生の話を聞く力」です。

先生が話し始めたら「背中をピン」とした姿勢にして、まずは先生に注目することが大事! 「背中をピン」とするだけで不思議と話を聞く態勢になります。必要な指示を聞き逃さないように、日頃から人が話している時にしっかりと聞く姿勢を身につけさせることが大切です。人の話を聞く時は相手の方を向くということも、あわせて教えましょう。

普段の座る姿勢は?足をブラブラ、イスでシーソーしているなら直そう

机を前にしてイスに座って、長時間過ごすという経験があまりなかったお子さんにとっては、入学してからイスに座って授業を受けることが難しいケースがあります。なかでも入学後の緊張が解けた頃から始まりやすいのが座る姿勢の崩れです。

足をブラブラとさせたり、イスの脚をシーソーのように揺らしたりするのは、集中力が削がれるだけでなく、危険です。もし家庭でもこうした様子が見られるようであれば、入学前に直すうようにしましょう。

「足はペタン」と両足が床につくようにするのが基本です。家でお子さんが足をブラブラしたくなる要因として、イスの高さが合っておらず、座った時に足が床につかない状態である可能性があります。そういう時は、お子さんに合う高さにイスを調整したり、足置きを置いたりして、しっかりと座る習慣をつけるようにしましょう。小学校のイスは1年生の体型に合わせて床に足がつくように調整されていますのでご安心ください。

お子さんのトイレの使い方、改めてチェック

今までは自由に行きたい時にトイレに行っていたお子さんも、そろそろ時間の区切りを意識できるとよいでしょう。昨今、授業の途中にトイレに行くのをとがめる先生はあまりいなくなりましたが、トイレの間に授業は進んでしまいます。トイレは休み時間に済ませる習慣をつけておくといいですね。

また、トイレを使った後は便座周辺が汚れていないか、流し忘れや手洗い忘れがないかなど、入学前にお子さんのトイレの使い方もチェックするとよいでしょう。おうちの方が思っているより「便器を汚しがち」「手をきちんと洗えていない」ということもあります。

さらに、今まで幼児専用の洋式トイレで用を済ませる環境にいたお子さんが、小学校に入学して初めて和式トイレを経験する、というケースもあります。入学後「どうやって使えばいいかわからない」とお子さんが困らないためにも、和式トイレの使い方についても教えておくと安心です。

さいごに

小学校入学前に「足し算ができる」「ひらがなが書ける」といった学習面がクローズアップされがちですが、いかにお子さんが集団生活の中で落ち着いて過ごせるか、集団でのマナーやルールを理解して行動できるかも、重視しておくべき大切なポイントです。楽しい学校生活を送ることができるよう、今から少しずつご家庭でマナーを学んでいきましょう。

記事監修:大塚けいこ

キッズマナー講師
東京都内の学校で生徒にビジネスマナーを教えたのち、キッズマナー教室「アフェクションキッズマナー」を主宰。未就学児から小学生向けにプログラムを開発、現在は子役モデルから小学校受験、中学校受験、就学前のマナー習得まで幅広く対応。 監修書籍:「自分をみがこう! 一生役立つルールとマナー」(ナツメ社)

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