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教育ニュース2022.7.18 子どもの熱中症が急増
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
子どもの熱中症が急増。厚労省がマスクの必要ない場面を公表
誰が | 総務省消防庁が | |
何をどうした | 熱中症による満7歳以上満18歳未満の子どもの救急搬送人員を発表 | |
わかったこと | 猛暑日が続いた2022年6月27日〜7月3日は1,248人で前週の2倍以上に増加したことがわかった |
総務省消防庁が、関東甲信や東海を中心に記録的な猛暑となった6月27日〜7月3日の1週間で、「熱中症による救急搬送人員(速報値)」が1万4353人に上ったと公表しました。その内、満7歳以上満18歳未満は1,248人で、前週の568人から2倍以上に増えていることがわかりました。
消費者庁では、子どもは体温の調節機能が未発達で、体に熱がこもり体温が上昇しやすいことや、身長が低く地面からの照り返しの影響を強く受けやすいことから、周囲の大人が顔色や汗のかき方などに気を配る必要があると注意を促しています。
また厚生労働省では、新型コロナウイルス感染症対策と熱中症予防を踏まえ、子どものマスク着用について、次のような場面では必要ないとしています。
- 屋外における密にならない運動や遊び、教育活動、または距離が確保できなくても会話を行わない場合
- 屋内においても、人との距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合
- 学校活動においては、プールや屋内の体育館を含め、体育の授業や運動部活動、登下校の際
ただし、運動部活動において接触を伴う活動を行う場合は各競技団体が作成するガイドラインなどを確認すること。また、活動中以外の練習場所や更衣室など、食事や集団で移動を行う場合は状況に応じてマスク着用を含めた感染対策を徹底することとしています。
消費者庁が呼びかける子どもの熱中症対策(一例)
- 気温と湿度をこまめにチェックし、暑さ指数や熱中症警戒アラートも参考にする。
- のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給する。
- 短時間であっても絶対に車内を子どもだけにしない。降ろし忘れにも注意。
執筆:古川晶子(ディライトフル)