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教育ニュース2022.8.15 文科省が英語教育アクションプラン公表
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
文科省が英語教育・対外発信力改善に向けた「アクションプラン」を公表
誰が | 文部科学省が | |
何をどうした | 英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けた「アクションプラン」を取りまとめた | |
内容は? | 学校英語教育の底上げや海外留学の促進など、5つの柱が掲げられた |
文部科学省が、次期教育振興基本計画の議論がはじまったことを受け、英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けた「アクションプラン」を、8月8日に公表しました。
グローバル化が進むなかで、中高生の英語力は年々向上するも目標値に達することができず、また地域差も見られるなど、さまざまなデータから英語力や対外発信力に関する課題が示されています。
文部科学省では、こうした課題の改善やポストコロナを見据え、取り組むべき事項を「アクションプラン」として整理しました。
アクションプランには5つの柱が掲げられています。
- 学校英語教育の底上げ
- 教員採用・研修の改善
- 大学入試・社会との接続
- 国際交流体験活動・文化発信の推進
- 海外留学の促進
アクションプランの中で速やかに対応すべき事項については、概算要求への反映を含めてただちに作業を実施。検討を要する事項については、必要に応じて関係の審議会などで議論を行いながら、大臣のもとに設置したタスクフォースにおいて引き続き検討するとしています。
アクションプランに盛り込まれた内容の一例
- 国際的な語学力基準「CEFR」に基づいた政府目標の達成を、全都道府県・政令市で目指す。
- 大学入試で英語4技能の総合的な評価を行う大学に対して、インセンティブを付与する。
- 日本人学生の海外留学や、高校生への留学支援の強化。
執筆:古川晶子(ディライトフル)