効果的な復習ノートの作り方!学力を底上げする勉強方法とは?
復習ノートを活用したいと思っていませんか? そうお考えのみなさんは、復習ノートの効果的な学習方法を知りたいですよね。そこで、復習ノートが学力向上はもちろん、ほかにもメリットがある理由をお伝えし、みなさんの勉強をサポートします。
これを読めば、お子さんに合った復習ノートをつくることができ、レベルアップできることまちがいなし! さいごに復習の一つとして学研のドリルやオンラインコンテンツを紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
復習で得られるものは学力だけじゃない
復習は、学習者のお子さんが要約・整理・再構築するためのものであり、さまざまなメリットがあります。学習内容の理解向上だけでなく、記憶の定着や、要約したり整理するスキルを向上させることができます。復習を正しく実践することで、学力向上だけでなくお子さんのさまざまな能力の向上にも役立つのです。
人は学んだことをアウトプットしないと忘れる
学んだことをアウトプットしなければ、記憶は次第に小さくなっていき最後には忘れてしまうようになります。そもそもアウトプットとは、学んだ内容を実践したり、文字に起こしたり、ほかの人に伝えることです。
学習するお子さんは、学んだ内容を再検討して、理解を深めることで記憶を強化することができます。さらに、アウトプットした内容にフィードバックすることでさらに記憶に深く刻まれます。したがって、記憶を定着させるためにはアウトプットが必要なのです。
予習より復習が大事!
予習と復習はどちらも大切です。しかしお子さんは日々忙しく、時間的・精神的にどちらもする余裕ががないという場合もあります。そのときは復習のほうに重点を置きましょう。
予習がおろそかになることが心配かもしれません。しかし、学習というのは積み上げです。復習によって学んだことがしっかり定着していれば新しく入ってくる知識も理解しやすくなります。もし予習の段階でまちがった形で覚えていたら、やり直しや覚えなおしが必要になるリスクもあるのです。
自分の考え方のくせや特徴を知ることができる
復習ノートを作っていると、自分の思考や覚え方のクセ・特徴がだんだん見えてきます。学習内容を再確認するプロセスは、自分の考えや理解のしかたを見つめなおすきっかけになります。また、お子さん自身の弱点を見つけることができます。
自分なりに要約をしたり、理解が足りなかったところを強調することで、学習スタイルを確立することができるのです。復習を実践することで、お子さん自身に合った学習のプロセスを確立していきましょう。
間違いやくせを正し改善していく力
お子さん自身の思考のクセや特徴を把握することに合わせ、学習でまちがった理由を言語化する作業はあらゆる学習面で生きてきます。新しい情報や学習内容、スキル等を効率的に記憶することができます。さらにその記憶は長期的に保存されていくのです。
精神的にもお子さんの自信を高めたり、自分で判断して行動する力も高まっていきます。自分のミスの内容やまちがったクセを正す習慣をもつことはよいことなのです。
作ろう! 自分だけのオリジナル復習ノート
復習することはなぜ大切なのかを十分に理解することができたと思います。ではいざ、復習に取り掛かろうと思っても具体的な方法に困ってしまいます。実は復習のフォーマットや書式に細かな決まりはありませんが、書きやすく覚えやすい書式は大体決まっています。ぜひ参考にしてみてください。
基本の揃えるもの
復習をする際に意識するポイントは次の通りです。
- 基本的にはカラーペンは少なくてOK
色が多すぎるとそれだけ視覚的な情報が増えてしまうので効率的な学習にはなりません。
- 目的は「自分」のため
お子さんには、テストの点をあげるため、成長したいため、悔しい思いをしないためなど、自分のための目的をもってもらうことがとても重要です。
- 復習が「かわいいきれいなノート作りをする作業」にしない
よく女の子にみられるので注意しましょう。
実際に続けてみながら、お子さんなりのポイントを追加していくことがおすすめです。
余白を取って書きやすく読みやすいノートづくり
ノートに目いっぱい書き込んで復習するのも非効率といえます。余白を残しながら作る復習ノートは、視覚的にも解りやすく、あとで書き加えるときにも必要となります。行間や文字サイズなど、余裕を持たせることで読みやすいノートにつながります。
あとで見返すときにも、すぐに理解することができます。復習ノートはあえて大きめのサイズのルーズリーフを利用することがおすすめです。まちがった問題のところを切って貼り付けるなどして工夫してみましょう。
復習ノートのフォーマットを決めておくと作りやすい
普段の生活が忙しいからこそ、効率的に復習がしたいですよね。あらかじめフォーマットがあると、すぐに復習に取りかかることができますし、あとで見返したときにも整理されているので理解しやすいです。例えばこのような内容を決めた書式にすることがおすすめです。
- 日付
- 授業内容
- 教科書ページ
- ポイント
- メモ
- まとめ欄
それぞれの内容をノートの決まった場所に設定するようにしましょう。復習学習を積み上げたときに、一貫性や整理性を保つことができます。自分の思考のくせや理解のしかたを見つけやすくなるでしょう。さらには、時間的に効率よく復習ができるので、習慣づけもしやすくなりますね。
算数は解きなおしノートフォーマット
復習ノートのフォーマットを作っておくことにプラスして、とくに算数などの理系科目はまちがった問題を解き直しすることがとても重要です。プリントを切ったりコピーしてノートに貼るなどして、書き写しまちがえた理由を理解して、正しい答えになるよう考えを整理しましょう。
解きなおしをするということは、学習内容を再現することです。学んだことの理解力を上げることができ、その内容の記憶はより強いものになります。これらのメリットから、復習において解きなおしする機会をつくることは、学習内容の理解や改善、記憶の定着などにつながります。
暗記ノートはルーズリーフを活用しよう
一度学んだ内容を暗記するためには、暗記専用のフォーマットを使うことで効率的に記憶に定着したり、理解力を向上させることができます。また、暗記や復習をする際にルーズリーフがあると、学習内容の重要なポイントをわかりやすく確認することができたり、視覚的にも整理されて理解しやすくなります。
自由にカスタマイズすることが簡単なルーズリーフなら、全体像を把握するうえでも効果的です。高学年~中学生以上向けにおすすめの暗記用ルーズリーフがあるのでぜひ参考にしてみてください。問題の種類ごとにフォーマットが異なるので、とても効果的に暗記を進めることができそうです(こちら)。
効果的な復習方法と勉強のコツ
忙しい毎日だからこそ、効率的に成果の出る復習をしたいですよね。そこで、具体的な復習勉強や問題集の選び方について重要なポイントをお伝えしていきます。また、復習をするお子さんをサポートする保護者の方に意識してほしいこともあります。これから復習をはじめる方や見直したいという方も参考にしてみてください。
【復習勉強】基本は「宿題」と「間違い直し」
効率的な復習を実践するうえで大切な習慣づくりが2つあります。それは「宿題」を必ずやる習慣づくりと、間違い直しの習慣づくりです。宿題をすることは、理解するべき学習内容に最も効率的よくアプローチする方法なのです。したがって、前提として宿題を行う習慣があることが非常に大切です。そして、宿題でまちがえたところを正しく修正する習慣を身に着けることが学習において最も重要となります。
まずは、宿題を継続的に取り組めているか、次に宿題でまちがえた問題を直す習慣があるかチェックしてください。これらの習慣が学習の効率性をもっとも向上させます。また、お子さん自身で宿題をやりとげる自己責任感や、まちがえた問題を治すことができたという自己信頼感を向上させることができます。
【問題集】取り入れるなら「薄さ」がポイント
問題集は「薄いもの」を選ぶのがコツです。小規模で要点がまとまった内容に取り組むことがとても効果的な学習方法なのです。そもそも復習は面倒に感じるものですが、最小限のワークであれば学習に取り組むことと修正が簡単になります。
分厚いワークだと精神的にも時間的にも負担と感じやすくなってしまいます。したがって薄くて要点が絞られた問題集を選ぶことで、学習する時間と機会を増やすことができ、集中力を維持しながら学習を継続することができます。
学習効率を少しでも高めたいという方は、最小限のワークを選ぶことを検討してみてください。小学生向けの問題集では、「早ね早おき朝5分ドリルシリーズ」や「寝る前5分暗記ブックシリーズ」などがおすすめです。
【保護者の役割】見守って「ほめる」「はげます」
小学生のお子さんをもつ保護者の方は学習をできるだけサポートしたいですよね。重要なのはお子さんに勉強を「させる・監視する」のではなく、「見守って・はげます」役回りをすること。
お子さんの学習を見守るうえでは、スケジュールの進捗状況を確認したり、学習習慣が継続されているかチェックしてあげてください。そして、お子さんの努力と成果をほめることは、学習の積み上げにおいてとても重要です。
ほめることモチベーションと自信が高まり、意欲的に成長しようとすることにつながります。はげますことは、お子さんへのフィードバックとなり理解力や記憶力の向上に役に立ちます。お子さんの能力を最大限に発揮できるよう「見守って・はげます」役回りを、今日からやってみてくださいね。
ドリルやネットのコンテンツも活用しよう
お子さんの学習と復習をサポートするには、お子さんの苦手科目や学習目標に合った、最適なドリルやオンライン学習サービスを選択することが大切です。Gakkenの問題集は幼児向けから小学校の1年生~6年生、中学、高校と幅広くサービスを展開しています。また昨今ではオンライン学習塾やネットコンテンツも種類が豊富で人気になっています。
復習にぴったり! 子どもに合うドリルの探し方
学研のドリルや参考書は、お子さんの学習理解度や興味があるものに合わせて、さまざまな問題集やワークを取りそろえています。
まだ小学校入学前のお子さんには「学研の幼児ワーク」がおすすめです。小学校低学のお子さんには「おはなしドリルシリーズ」が最適です。中学年や高学年向けには「毎日のドリル」や「?に答える!」などの人気シリーズがあります。
夏休みなど長期休暇向けの復習ワークから、1年間の総復習ドリルなど学年や時期に応じて最適な問題集が選べます。こういったドリルを活用すると「どこが苦手なのか」というのがわかりやすいです。どのドリルが合うかわからない人にはサイトにぴったり診断もあります(こちら)。
まとめ
復習ノートを活用したいとお考えの保護者の方やお子さんに向けて、復習ノートの効果的な学習方法をお伝えしてきました。復習ノートが学力向上はもちろん、お子さんの自己管理能力や自信などたくさんんおメリットがあります。
お伝えした内容を参考にして、お子さんに合った復習ノートをつくることができれば、レベルアップできることまちがいなし! 学研のドリルやオンラインコンテンツも効率的に復習するうえでぴったりな教材ですので検討をしてみてはいかがでしょうか。