自分に合った勉強方法を見つけよう！　効率的な11個のテクニックとコツ

2023.06.15

お子さんの学習は順調に進んでいますか？

もしかしたら、正しい勉強方法や教え方に悩む保護者さんもいらっしゃるかも知れません。

今回はそんな保護者の皆様に向けて、オススメの勉強テクニックを紹介していきます。この記事を読めば、きっとお子さん一人ひとりに合った勉強方法を見つけられるはずです。

気に入った勉強方法がありましたら、ぜひ明日から試してみてください。

小学生の悩み｜勉強方法がわからない理由

小学生はまだ経験が浅く、効果的な学習方法を見つけることに苦労する場合があります。

これは学校や家庭での指導方法が適切でない場合に、効果的な勉強方法を学ぶ機会を失ってしまうからです。そのため、子どもの学習スタイルや興味関心に違いがあることを理解して、適切な勉強方法を提案する必要があります。また、退屈な内容や難しい課題に取り組むことで学習意欲が低下し、学習に集中できないケースも考えられます。

ひとつの勉強方法が正しいとは限りません。先生や親御さんがお子さんとコミュニケーションを取り、学習スタイルに合わせた個別のサポートを提供する必要があります。

試してほしい勉強方法！11個のテクニック

今回はオススメの勉強方法を11個紹介していきます。

お子さんの学力を向上させるためには、成績や目標、性格などに合わせて、個別のサポートを行っていく必要があります。ぜひいろいろと勉強方法を試して、お子さん一人ひとりに適した学習方法を見つけてみてください。

勉強の目標を決めて集中学習

まずはいっしょに相談しながら、お子さんの学習スタイルに適した目標を決めましょう。目標を決めることで、勉強に対する集中力を高めることができます。目標といっても最初のうちは簡単なものでかまいません。17時までに宿題を終わらせる、宿題以外で1日10分は机に向かう、5分で1問解くなど無理のない範囲で目標を設定しましょう。

時間帯で勉強の内容を変える

学習効果を高めるためには、起床後の3時間を活用することが大切です。一般的に起床後の3時間は高い集中力を維持できると言われています。この時間帯に新しい情報を学び、重要なタスクに取り組むことが大切です。特に夏休みなどはこの習慣づけのチャンスですので、意識してみてくださいね。また、就寝前は記憶力が定着しやすいので、学んだ内容を復習したり、要点をまとめたりすることに適しています。朝の集中力を活かして新しい知識を吸収し、就寝前に復習して記憶を定着させましょう。

スキマ時間を有効活用

学力を向上させるためには、スキマ時間の勉強も大切です。特に電車やバスなどに乗っている通学時間は、復習や暗記に適していると言えるでしょう。たとえば、短い文章や単語のリストを使うことで、スキマ時間の学習が可能になります。学習目標に応じて、スキマ時間の効果的な活用方法を見つけてみてください。

音読で効率よく能力アップ

音読は学習において非常に効果的です。ここでは「7回音読する」方法を紹介します。1~3回目は教材の出題範囲を理解する作業。4~7回目は、「教材のここにこの内容が書かれている」を把握する作業です。4回目から理解度が急激に上昇し、7回目には知識が定着するようになります。また、録音する方法も効果的です。教材の音読を録音し、スキマ時間に録音した内容を聞いて学習します。録音を聴くことで、音読勉強法をさらに効率的なものに変えられるでしょう。

ストップウォッチを使ってゲーム感覚で取り組む

ストップウォッチを使用した勉強方法もオススメです。学習時間を日々記録することで、ゲーム感覚で勉強に取り組めるようになります。また学習時間を管理することで、自分の学習ペースを客観的に理解できるようになります。休憩時間の管理などにもストップウォッチを使用することで、メリハリをつけた学習が可能になるはずです。

テストの日から逆算して計画を立てる

テストで良い点数を取るためには、テストの日から逆算した計画を立てる必要があります。必要な範囲を均等に分割してスケジュールを立てていきましょう。ここでは、毎日少しずつ学習に取り組み、復習や問題演習をこまめに行うことが大切です。計画的に学習することで、体に負担をかけることなく、集中力を維持して勉強を継続できるようになります。

友だちや仲間と一緒にがんばる

友たちや仲間といっしょに勉強することも大切です。学習の際は、互いに目標を共有し、励まし合いながら進めていきます。いっしょに集まって定期的に質問を投げかけ合い、解決策を共有し合うことで学びが深まります。仲間と協力できる学習環境をつくり上げ、互いに刺激しながら目標達成を目指しましょう。

テキスト1冊に集中する

テキスト1冊に集中する勉強法として、「ミニマム学習法」があります。ミニマム学習法では、1冊の問題集をまず解答を見ながら解き、解答を見ないと解けなかった問題だけを勉強していきます。効率的に学習を進めることで、1冊の問題集を短期間で完璧に仕上げることができます。テスト前や忙しいときに、ぜひこのミニマム学習法を試してみてください。

勉強25分・休憩5分を繰り返すポモドーロテクニック

ポモドーロテクニックと呼ばれる勉強方法では、「25分間の集中的な勉強や作業を行った後に、5分間の休憩を取る」というサイクルを繰り返します。25分間しっかりと集中することで、効率的にタスクに取り組むことができます。また5分の休憩期間では、リフレッシュして疲労を回復させることができます。この方法を行うことで、集中力を保ちながら疲労を軽減し、学習を進めることができるようになります。

暗記におすすめ1.スクワット学習法

スクワット学習法は、英単語や漢字の暗記に最適です。問題をシートなどで隠し、頭の中や口頭で意味や単語を言っていきます。間違えたらページの最初に戻ってやり直し、１ページが完璧になりまでこれを繰り返します。スクワット学習法のメリットは発声をくり返すことであり、これによって短時間で記憶の定着を図ることができます。

暗記におすすめ2.ミルクレープ学習法

ミルクレープ学習法は長期記憶に最適な勉強法です。また特に適しているのが英単語や漢字の暗記です。たとえば、1日目は単語を1~50まで覚えて、2日後は単語1~50の復習と51~100の暗記に取り組みます。3日目は51~100の復習をして、101~150の暗記をします。このようにミルクレープの層をつくるように、復習と暗記をくり返す勉強がミルクレープ学習法です。復習をしっかりとすることで、定着が違ってくるのです。

教科ごとに勉強方法を変えて効率アップ

教科ごとに勉強方法を変えることで、効果的に学習を進められるようになります。

これは教科によっては、求められている能力が異なる場合があるからです。教科の特性に合わせて学習を進めることで、より高い学習効果を得られるはずです。

教科ごとの勉強方法を知りたい方は、ぜひ下記の情報を参考にしてみてください。

国語に適した勉強方法

まずは、漢字や文法の学習を通して基礎を定着させましょう。その後は、多読を心がけて豊富な文章に触れてみることをオススメします。文章を読むことで、これまで学んできた語彙(ごい)力を活かして、文章の構造や表現方法への理解を深めることができるようになります。これらの学習をくり返すことで、筆者の意図や文章の構造を理解できるようになるはずです。また、自分の意見や感想を実際に書いてみることで、読解力や語彙力を応用させることができます。

算数に適した勉強方法

算数の勉強において最も重要なことは、基礎の定着を図ることです。そのためには、お子さんのレベルに適した問題集を選択することが大切です。公式や基本的な概念を理解したあとは、例題を解いて知識を定着させましょう。解けない問題に出くわすこともあるとは思いますが、その際は解説を読んで、何度も演習を繰り返します。復習をくり返すことで、徐々に応用問題にも対応できるようになります。

理科に適した勉強方法

理科の学習では、日常的な現象に対して興味関心をもたせることが大切です。科学や実験系の学習キッドなどもよく販売されているので、こちらを使用して理科を学ぶモチベーションを高めてみてください。その後は用語などを暗記して、実験や現象の内容を説明できるように学習を継続させていきます。難しい問題に直面することもあると思いますが、その際はイラスト付きの教科書や参考書を確認して、実験内容などへの理解を深めてみてください。

社会に適した勉強方法

社会の勉強では、まず教科書を読んで基礎知識を身につけることが大切です。教科書を読み返すことで、用語を暗記しつつ、事象の流れや背景を理解できます。また知識の幅を広げていくためには、地図帳や資料集を使用することも大切です。そして基本的な知識が身についたあとは、問題集などを通して演習に取り組んでいきます。最終的な目標としては、事象や出来事の内容をほかの人に説明できるレベルを目指すとよいでしょう。

英語に適した勉強方法

英語は暗記から始めることが大切です。まずは教科書に載っている基本的な単語を覚えましょう。英語は発音も大切なので、実際に発音しながら暗記をすると学習効果を高めることができます。ある程度基礎が固まってきたあとは、教科書の例文を読んでみましょう。例文を難しく感じてしまう場合もあるかもしれませんが、繰り返して読むことで表現方法や文法を定着させることができるはずです。単語や文法の知識が定着してくると、長文問題になっても解けるようになります。

学習内容の理解を深める！勉強のコツ

学習内容の理解を深めるコツを紹介します。

理解を深めるためには、集中できる環境やサポート体制が必要不可欠です。下記で紹介する8つのコツを意識することで、お子さんの学習効果は、より効果が高いものになるはずです。

気に入ったものがあれば、ぜひ試してみてください。

自分に合った勉強方法を見つける

自分に合った勉強方法を見つけるためには、まずはいろいろと試してみることが大切です。ぜひこれまで紹介してきた勉強方法を試してみてください。個々の学習スタイルや自分の目標に合わせて調整し、最適な学習方法を確立しましょう。自分に合った勉強方法を見つけることで、やる気が出て、継続的に学習できるようになります。

今の学力や苦手分野・得意分野を知る

勉強を教える際は、お子さんの学力や苦手分野・得意分野を理解する必要があります。現状の学力を認識して、ゴールから逆算した学習を進めていきましょう。またこの際に最も苦労するのが、苦手分野の克服です。苦手分野の克服は、勉強の自信を高めることにもつながるため積極的に取り組む必要があるとされていますが、なかなかうまくいくものではありません。基礎レベルから挑戦することで、無理のない範囲で学習を進めていきましょう。

勉強する環境を整える

勉強する環境を整えることで、効率的な学習ができるようになります。スマートフォンやテレビ、まんがなどは勉強の妨げになるため、なるべく勉強机の周辺には置かないほうが良いでしょう。また静かな場所や専用のスペースを確保することで、勉強に集中できるようになります。快適な椅子や机など、充実した学習環境は身体的なストレスを軽減し、長時間の学習を可能にします。このように整った学習環境は学習効果を高め、成績の向上に役立ちます。

授業中はノートの作成ではなく授業内容に集中する

授業中はノート作成ではなく、授業内容に集中することが大切です。ノートをきれいにつくることが目標になっている場合は、効果的な学習ができているとは言えません。一般的にノートの作成ばかりに集中している生徒は、授業内容を深く理解できてない傾向にあるからです。そのため、まずは授業に耳を傾けることで、理解を深めていきましょう。積極的に授業に参加することで、より多くの情報を吸収できるようになります。

ながら勉強は避ける

スマートフォンやテレビを見ながら勉強することは避けましょう。ながら勉強すると、注意力が分散されて学習に集中できず、情報の処理や記憶の定着が妨げられます。食事を摂りながらの勉強も、同様の理由であまりオススメできません。また音楽を聴きながら勉強することも一般的には効率が悪いため避けたほうがよいとされていますが、あくまでBGM程度に流れているなら逆に効率が上がることもあります。もしどうしても聴きたいという場合は、歌詞が気にならない音楽を選択するとよいでしょう。

インプットしたら積極的にアウトプットを行う

知識を定着させるためには、積極的にアウトプットを行う必要があります。情報を受け取るだけでなく、それを使って問題を解いたり、説明したりすることでさらに理解が深まります。たとえば、お子さんと問題を出し合うことで、最適なアウトプットを実現することができるでしょう。暗記した内容を思い出す過程が、効果的な学習には欠かせません。インプットとアウトプットをバランスよく行い、学力の向上を図りましょう。

睡眠時間はしっかりと確保する

睡眠時間を削って勉強すると、学校や放課後学習の際に集中力が低下する恐れがあります。また脳は睡眠中に、日中に得た情報を整理しています。寝ている間に知識を再活性化し、それらの情報同士が結びつくことで、長期的な記憶として保存されます。そのため、もし睡眠時間を削ってしまうと、記憶の定着に支障が出る恐れがあります。計画的に学習を進めることで、しっかりと休息や睡眠を確保しましょう。

参考書や専門家を頼るのもひとつの手

どうしてもわからない単元があるときは、体型的に学べる参考書を利用すると良いでしょう。また親御さんが教え方に困ってしまった際は、外部の専門家を頼ることもひとつの選択肢です。参考書の質は年々高まっており、解説に重きを置いた教材なども多数出版されています。これらの参考書を使用したり、塾講師や家庭教師にサポートしてもらうことで、学習の質を高めることが可能になります。

「学研出版サイト」で自分にぴったりのドリル・参考書を見つけよう

ドリルや参考書を探す際は、ぜひ「学研出版サイト」を利用してみてください。学研出版は幅広い分野の教材やコンテンツを提供しており、学校教育から試験対策までさまざまな学習ニーズに対応しています。最大の強みは教材の信頼性であり、長年つちかってきたノウハウを活かして、分かりやすくて高品質な教材を提供しています。伴走型でお子さんのやる気を引き出してくれる「学研教室」もおすすめなので、ぜひ利用を検討してみてください。