教育ニュース
パッと見でわかる! 今週の教育ニュース 2021.06.07
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
教員の性暴力対策法が成立。免許再交付の拒否が可能に
誰に対して? | 性暴力やわいせつ行為で懲戒性分を受けた教員に対して | |
どうする? | 免許再交付の拒否が可能となる | |
目的は? | 性暴力やわいせつ行為を行った教員が、再び教壇に立つことを防ぎ、再犯を防止するため |
児童生徒に性暴力やわいせつ行為を行い懲戒免職となった教員に対し、失効した免許を再交付しない権限を都道府県教育委員会に与える新法「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律案」が、参議院本会議で5月28日に可決・成立しました。
これまでは、性暴力やわいせつ行為で懲戒免職となり教員免許が失効しても、3年後には再取得が可能となっていました。それにより教員が処分歴を明かさないまま、他の自治体で採用され、再びわいせつ行為に及ぶケースが問題視されていました。
新たに可決された新法では、性暴力やわいせつ行為で教員免許を失効した教員に対して、再び免許を与えるかどうかを各都道府県の教育委員会が、専門家らで構成する審査会の意見を聞き、判断できるようになります。また、教員による児童生徒へのわいせつ行為や性交を、本人の同意の有無にかかわらず「児童生徒性暴力」と定義し、禁止すると明記。また国は、わいせつ行為をはじめとした「児童生徒性暴力等」により、免許を失効した教員の氏名や処分理由を登録する全国共通のデータベースを整えるとしています。
子どもを性暴力から守るために親ができることは?
- 子どもの携帯やスマートフォンのフィルタリングサービスを利用して、SNSなどネット経由の被害に注意する。
- 子どもにプライベートゾーンを理解させて、見たがったり触りたがったりする人がいたら親に報告するよう伝える。
- 危険を感じたらすぐに大声で助けを求めていいことを教える。