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子育て

先も見据えた「英語苦手」の予防に英会話のすすめ

先も見据えた「英語苦手」の予防に英会話のすすめ

「東大式!伸びる子どもに育てる小中学生の勉強術」第7回。

学習塾STRUX・SUNゼミで塾長を務めている橋本拓磨です。
お送りしている「東大式!勉強術」。3月末に出版した拙著「10歳からの東大式勉強術」(学研プラス)の内容をふまえ、小学生のお子様をもつ保護者の方に「子どもの視野を広げ、いろいろなことに興味関心を持てるようにするために、自宅学習や日常生活で意識できること」を具体的にお伝えしていきます。

大学受験まで付き合う「英語」は最初に「抵抗感をなくす」ことが肝心!

小学校でも英会話の授業がスタートし、大学入試・高校入試でも英語の「4技能」(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)が問われるようになってきた昨今。特に大学入試でも高校入試でも英語では最重要科目ですから、英語に「苦手意識」がある状態だとこの先の学習で苦労してしまいます。英語が「できる」ようになるには、まずこの「苦手意識」を持たないよう、英語に抵抗感がない状態で慣れ親しんでおくことがポイントになります。

英語は言語ですから、いきなり他の勉強のように理論めいたことを言われても嫌になるだけです。
「世界では今しゃべっている言葉以外の言葉がたくさんある」
「その中でいろんな国で話されているのが英語」
ということを知って、実際に
「英語だとこう言う」
「外国の人と話すときにこう話すと伝わる」
と体験として実感できるのが一番です。

小学校の英会話の授業ではどうしても、全員が英語に「楽しく」触れられるわけではないかもしれません。ネイティブスピーカーの先生とはあまり話す機会が取れなかったり、恥ずかしくて話せなかったり、もしかしたらそもそも英語をちゃんと使う雰囲気にならないかもしれません。なるべく少人数で、直接ネイティブスピーカーの先生と話せる英会話教室は、そういったところを解消してなるべく「楽しく」英語に触れるきっかけを作ってくれるものです。

私も幼稚園に通っていた頃から小6まで英会話教室に通っていましたが
「英語でなんというか?」
「どう挨拶をするのか?」
といったことを知ることが楽しかったですし、毎週イギリス出身の先生が英語を使ったゲーム形式で授業をしてくれたおかげで、英語への抵抗感は「まったくない」状態、むしろ自信を持った状態で中学校の英語の授業に臨めました。

テレビ番組、YouTube、音楽……英会話以外でも英語を身近にしよう

私の場合は通っていた幼稚園でたまたま英会話教室が開かれていたので抵抗なく通うことができましたが、「英会話はどうしてもハードルが高い…」ということもあるかもしれません。友達と通うことができればそれが一番ハードルを下げられますが、英会話以外でも「英語の抵抗感をなくす」ことは可能です。

たとえばテレビ番組。NHKの教育テレビ(Eテレ)ではいろいろな英語番組が流されています。英語の歌や言葉遊びなどの番組もありますし、海外の学園ドラマ・ホームドラマなども英語で見ることができるので、一番コンテンツとしては充実していますね。最近ではテレビ番組以外でも、YouTubeなどインターネット上でさまざまなものに触れることができます。YouTubeには英語の童謡や、日本の昔話を英語で話しているものなどたくさんの英語コンテンツが公開されているので、スキマ時間に流しておくだけでも英語への抵抗感を減らすことができるでしょう。

何より「普段から少しでも英語に触れて身近にする」ことが「英語苦手」にならない一番の方法です。無理強いはいけませんが、さり気なく英語を身近な存在にしてあげたいところです。

第6回はこちら

Information

「10歳からの東大式勉強術」

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学研プラス刊

橋本拓磨(はしもと・たくま)

監修者:橋本拓磨(はしもと・たくま)

東大法学部卒。
小中高生向け個別指導塾SUNゼミ大学受験学習塾STRUX塾長。 計画を立て、志望校から逆算して勉強を進めることで東京大学文科1類に現役合格。 地域の差なく全国から正しい勉強法を知ってほしい、そして受験を通して自分に自信を持ってもらいたいという思いから、オンライン塾や勉強法サイト「ストマガ」を立ち上げ、計画の立て方や勉強法を伝えている。

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