パッと見でわかる! 今週の教育ニュース 2021.09.27
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
【NTTドコモが調査】中学進学を機にスマホの所持率が2倍。SNSの利用状況が明らかに
誰が | NTTドコモのモバイル社会研究所が | |
何をどうした? | モバイルICTの利用動向をまとめた「モバイル社会白書2021年版」を公開した | |
何がわかった? | 子どものスマートフォンの所持率が中学進学を機に2倍になるなど、利用状況が明らかになった |
NTTドコモのモバイル社会研究所が、モバイル ICT の利用動向をまとめた「モバイル社会白書2021年版」を公開しました。
「モバイル社会白書2021年版」によると、子どものスマートフォンの所持率(小学1年生〜中学3年生)について、小学6年生の31%に対し、中学1年生では60%と、進学を機に所持率が約2倍に増えていることがわかりました。
調査結果の中から特にSNSの利用状況に焦点を絞って見てみると、TikTokは、小学4年生〜6年生が約10%、中学生では約30%が毎日利用。また、13歳未満は利用制限のある2つのSNSについて、Twitterは中学生の約10%が、Instagramは中学生の約20%が毎日利用と回答し、TikTokよりも利用頻度が低い傾向にあることがわかりました。
LINEは中学生になると利用率が拡大する傾向にあり、毎日LINEをする中学生は関東・近畿では70~80%、その他の地域では約50%となりました。そのほか、YouTubeを毎日利用しているとした小学生は、ほとんどの地域で40%を超え、中学生になると70%を超えました。
■参考:https://www.moba-ken.jp/whitepaper/wp21/pdf/wp21_all.pdf
(「モバイル社会白書2021年版」株式会社NTTドコモ モバイル社会研究所)
子どものスマホとの付き合い方、その他の気になる結果は?
- フィルタリングは、学齢が低いと利用していない家庭が多いが、小学校高学年以上になると利用率が上がる。
- パソコンのキーボードより携帯電話のほうが素早く文字入力できると回答した子どものほうが多い。
- スマートフォンを利用する中学生の保護者の約90%が,「スマホを使いすぎていると思う」と回答。その理由について「楽しくてやめられないため」が最も多くあがった。
執筆:古川晶子(ディライトフル)