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家庭学習

学力向上の鍵は家庭学習にあり?小学生にオススメのやり方を解説

学力向上の鍵は家庭学習にあり?小学生にオススメのやり方を解説

小学生のうちから家庭学習の習慣をつけることは非常に大切です。自宅学習の効果や何をすればいいのか、低学年から高学年まで学年ごとにオススメのやり方などを詳しく解説します。

家庭学習の有無で子どもの学力に差が出てしまう?

文部科学省が公表している『全国学力・学習状況調査』によれば、学力向上に有効な手段のひとつに「家庭学習の習慣化」が挙げられています。「お家に帰ってからきちんと宿題をしているか」や、「子どもが自身で計画を立てて勉強をしているか」などが大切だということです。

お家で過ごす時間次第で勉強が得意になってくれるなら、なんとか工夫をして学習環境の充実を図りたいもの。自ら学び、考える大人に育つためにも、家庭学習のあり方を見直してみましょう。

家庭学習で望める3つの効果

家庭学習がうまくいくと、子どもにさまざまな変化が見られるようになります。勉強が習慣化したり、計画を最後まで実行する我慢強さが身についたりと、頼もしく成長してくれるでしょう。ここでは、家庭学習で望める代表的な効果を3つ紹介します。

 

1.学んだことが身につき勉強が習慣になる

決まった時間やタイミングで家庭学習に取り組むことで、お家での勉強が生活の一部になります。基本的には、自分の理解度に合わせて進めればだいじょうぶですので、子どものペースを尊重してあげましょうね。

苦手なところなどをじっくり、繰り返し学習していけば、着実な学力アップを望めます。わからなかった問題が解けるようになれば学習意欲が上がり、自信も持つようになるでしょう。

2.根気や我慢強さを覚える

テレワークだと集中できないという大人がいるように、家庭には集中力をそぐいろんな誘惑があります。子どもにとっての大敵はテレビやゲーム、漫画などでしょう。お家の方に隠れてこっそりサボるようでは効果を望めないので、ここは根気や我慢強さを覚えてもらう試練のときです。

立てた目標を計画どおりやり遂げる経験は、その後の人生で大いに役立ちます。毎日コツコツ続ける家庭学習は、そうした経験の積み重ねる機会になるでしょう。

3.家族との触れ合いにもなる

本を読んでいるときは横で聞いてあげたり、わからない問題があればいっしょに調べてあげたりと、家庭学習は子どもとお家の方とが触れ合う大切な場にもなります。大人に見守られているという安心感は精神の安定につながり、学力の向上にプラスの効果をもたらすでしょう。

忙しくて思うように時間が取れないときは特に、家庭学習を利用して子どもとコミュニケーションを取るのがオススメです。どこかで「やらされている」と感じてしまう勉強も、

お家の方が積極的に関わることで、気持ちのあり方が違ってきます。

家庭学習の効果を高めるにはどうすればいい?

やみくもに家庭学習をさせても、逆効果になる恐れがあります。子どもの学力が伸びるどころか、嫌気がさして勉強嫌いになってしまうかもしれません。

何ごとにも共通していえることですが、どうせやるなら楽しく・生き生きとチャレンジできる環境を作ってあげましょう。ここでは、家庭学習の効果を高めるコツを紹介します。

いつ・どこでさせる?

家庭学習をいつさせるかの決まりはありません。ご家庭の事情もあるでしょうから、家族にとって一番やりやすい時間を話し合うといいでしょう。学校から帰ってすぐでもかまいませんし、夕飯が済んでからでもかまいません。

場所も同じです。学習机ではなく、誰かがいるリビングのほうが勉強しやすいという子もいます。特に小学校低学年の間は、おうちの方が横で見てあげるといいですね。たとえば、台所で家事をしている合間に、ときおりのぞいてあげるなどです。

何をさせる?

まずは、学校の宿題をきちんとする習慣を定着させます。できたら、「その日どんなことを習ったのか」「何がわかるようになったのか」「難しかったのは何なのか」なども聞いてあげるといいでしょう。

家庭学習に慣れてきたら、市販のドリルやインターネットの学習教材なども併用するのがオススメです。どれが子どもに合っているのか、おうちの方もいっしょに選んであげましょう。

保護者が手伝ってもいい?

本当にわからないこと、できないことを教えてあげるのはだいじょうぶです!しかし子どもは、「早く終わらせて遊びたい」などの気持ちから頼っているケースも……。

したがって、すぐに答えを教えるのは控えましょう。まずは、「どこかわからないの?」と相談に乗ってあげることからはじめます。疑問点を整理し、いっしょに調べるまでしてあげると、子どもが問題解決までの道のりを学びとってくれるでしょう。

小学生が取り組む家庭学習の事例

下記は、小学生の子どもに取り組んでほしい家庭学習の事例です。あくまで一例であり、毎日これだけの勉強をしないといけないわけではありません。

国語 算数 その他
・漢字の練習
・教科書の書き写し
・音読
・辞書を使って調べる練習
・ことわざ・熟語の暗記
・日記や詩を書く
・読書
・計算練習
・百マス計算
・分度器やコンパスを使っての作図
・お金の計算
・地図づくり
・新聞づくり
・生き物の飼育・観察
・英語であいさつ
・英語で歌う
・楽器(リコーダーなど)の練習
・お絵描き

教科に関係なく、授業やテストの復習は共通して行いましょう。また、家庭学習に慣れてきたら、教科書だけでなくドリルやデジタル教材を取り入れるのもオススメです。

学年ごとにオススメの家庭学習のポイント

小学校低学年から高学年まで、各学年の家庭学習をサポートする上で意識したいポイントは異なります。例えば、1・2年生は「習慣化」、3・4年生は「自立への分岐点」、5・6年生は「見守り」です。子どもの成長に合わせ、その時々の向き合い方を意識することで、家庭学習の成果が変わってくるでしょう。

小学1・2年生へのサポートで意識したいこと

まずは、「勉強は家でもするもの」という習慣を身につけさせましょう。「おやつはお勉強が終わってから」など、帰宅してからすることをフロー化するのも良い方法です。やりたいこと・やるべきことには優先順位があることを意識させます。学習時間は、はじめは20分程度でもかまいません。

何でも気になる好奇心旺盛な時期なので、「これはなんで?」などと、たくさん質問してきたら、できるだけいっしょに考えてあげましょう。問題が解けたら、達成感を味わってもらうためにも、ちゃんとほめてあげましょうね。

小学3・4年生へのサポートで意識したいこと

学校生活に慣れ、行動範囲がぐっと広がる時期です。好きなことにはより熱中し、おうちの方に聞かずに自分でやろうとする子も出てきます。

しかし、手助けはまだまだ必要です。学校で習うことも増えてくるので、学習計画を決めるサポートはきっちりしてあげましょう。学習時間の目安は30~40分とし、1・2年生のときと同じくやる気を引き出すことが大切です。

なお、「放課後はお友達と遊びたい!」などの理由から、家庭学習に嫌気がさしてくることも想定できます。そのようなときは、家庭学習の時間を朝に変えてみてはいかがでしょうか。学校の勉強でくたくたになる前に、その日の学習分を終わらせてしまう作戦です。

小学5・6年生へのサポートで意識したいこと

自分なりの考えができ、それを周囲に主張できるようになる時期です。「ひとりでできる」という自信がついている子もいるため、言葉の掛け方には配慮しましょう。心身共に成長していく過程で不安定なり、傷つきやすい状態になることもあります。口うるさく注意するのではなく、これまで以上に見守りに重点を置くことが大切です。

学習時間の目安は1時間ですが、勉強の難易度が上がるため、個人の理解度やペースを尊重して変えてもいいでしょう。「算数の点数を上げたい」「英単語をもっと覚えたい」など、学習内容も話し合うことをオススメします。

なお、小学校高学年になっても、ほめられたりがんばりを認められたりするとうれしいのは同じです。他の子どもと比べるような発言は、特別な意図がない限り控えましょう。

子どものやる気を持続させるポイントと注意点

子どもに家庭学習を楽しんでもらうには、いくつか知っておきたいことがあります。たとえば、最初は好きや得意な科目から始めることや、興味・関心を引きやすい教材を選ぶことなどです。ここでは、代表的な4つのポイントと注意点を解説します。

好き・得意な科目から始めて知的好奇心を伸ばす

何事もスタートは肝心です。「勉強はおもしろい」「もっと知りたい」と思わせるためにも、好き・得意な科目から始めましょう。好きになってくれれば知的好奇心が広がり、物事を掘り下げる探究心も身につきます。

苦手な科目と向き合うときはやってきますが、今でなくてもかまいません。生き生きとした目で勉強している姿を見るためにも、まずはひとつの科目に打ち込むことが大切です。

がんばりを評価してほめることを忘れない

「ほめて伸ばす教育」の是非はともかく、やはりがんばりを認められるとうれしいものです。できなかった問題ができるようになったなら、なおさらほめてほしいと思うでしょう。

忙しいからと適当にあしらっていると、楽しかったはずの勉強も「やらされている」と感じるかもしれません。やる気の持続に直結する対応なので、温かく応援してあげましょうね。

落ち着いて勉強できる環境を作る

テレビ、漫画、ゲームなど、家庭学習は誘惑との戦いでもあります。できるだけ集中して勉強できるように、気を散らせる恐れのあるものは片付けましょう。日ごろから整理整頓を心掛けておくのが理想です。

なお、テレビは消すことをオススメしますが、つけておいたほうが集中できるという子も中にはいます。とはいえ見入ってしまう可能性もあるので、音量は極力下げておくといいでしょう。

興味・関心を引きやすい教材を選ぶ

子どもの知的好奇心を刺激し、やる気を持続させるには、教材選びが大切です。宿題だけでは足りないときがやってきたら、市販のドリルやオンライン教材も取り入れることをオススメします。特にオンライン教材は、動画で学べたり、要点だけを確認できたりするシステムもあり非常に便利です。子どもの理解度をサポートするのに役立つでしょう。

家庭学習を定着させるなら『ニューコース学習システム』がオススメ!

家庭学習の教材をお探しなら、学研のオンライン教材『ニューコース学習システム』をご検討ください。解説ムービーやドリル、プリントなどのコンテンツを豊富に用意しており、パソコンやタブレットなどで手軽に学習できます。創業から70年の学研のノウハウのもと、「使いやすさ」「わかりやすさ」を追求した無料のサービスです。

一人ひとりの理解を助ける豊富な教材

基礎から応用まで、幅広い教材を利用できるのがニューコース学習システムの特徴です。たとえば『要点チェックドリル』は、一問一答の選択形式で基礎学力を養えます。間違えた問題はそのままにせず、そこだけを抽出して勉強しなおすのも可能です。

思考力や読解力を伸ばすなら、記述式問題の「トライアル学習」にチャレンジしてみましょう。子どもの理解度に合わせて使える解説ムービーもついているので、わからないところはいつでも視聴できます。

計画的に成長できるサポート機能も充実

ニューコース学習システムを使えば、子どもが学習した日付や正誤情報を「学習履歴」として閲覧できます。ご事情により、忙しくて子どもの側にいてあげられないことが続いても、学習履歴にアクセスすれば勉強の進み具合を把握可能です。

パソコンやタブレットに慣れていない方でもご安心ください。直感的に触れる画面設計になっており、簡単に進捗を確認できます。

まとめ

家庭学習の有無で、子どもの知的好奇心は大幅にアップする可能性があります。予習・復習をする癖が付き、計画力や実行力も身につけば、自分で考えて行動できる子に育つでしょう。

まずは、家でも勉強する習慣の定着が大切です。学研の『ニューコース学習システム』なら、豊富なコンテンツがある上、パソコンやタブレットを使って手軽に学習できます。ご利用になるには、Gakken IDを取得していただくだけです。費用はかからず、同じくオンライン教材の「ニューワイド学習百科事典」なども合わせてご利用いただけます。

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