宿題は計画表で決まる! 夏休み・冬休みに最適な計画表の作り方とコツ
楽しみなお休み期間には、宿題がつきものですよね。
保護者のみなさんも子どもの頃、夏休みや冬休みの宿題に苦労した経験、あるのではないでしょうか。
長期休み期間の宿題は、学校での学習を定着させるために非常に重要です。しかし、宿題の量が多すぎると、子どもたちは困惑し、時間が足りなくなってしまうことがあります。
それを防いでくれるのが、計画表を作ることなのです。長期期間中に限らず、宿題に取り組む上で計画表をつくること非常に重要です。この記事では、春休みや夏休み、冬休みにぴったりな計画表の作り方とポイントをお伝えしていきます。
宿題の計画表を作るメリット
宿題に取り組むことは子どもたちにとって非常に重要ですが、実際に取り組む際には、時間・スケジュール管理の難しさややる気の低下などさまざまな問題が生じます。
このような問題を解決し、学習意欲や成果を高めるために計画表を作ることが効果的です。
計画表を作成することには多くのメリットがあります。ここでは、宿題の計画表を作るメリットをいくつかご紹介します。
自発的に勉強するようになり生活リズムが整う
宿題の計画表を作成し、その通りに進めることで、勉強時間が固定され、子どもたちは勉強の習慣を身に着けることができます。
勉強する時間が決まっていると、その時間になると自然に勉強するようになり、勉強に対する取り組みが自発的になります。
また、計画表を作ることで生活リズムが整いやすくなります。宿題に割(さ)く時間を決めることで、そのほかの活動の時間も決まり、適切な睡眠や食事をとる時間、自由時間などを設けることができるため、生活のバランスが保ちやすくなるためです。
時間管理能力が身につく
計画表を作ることで、子どもたちは自分自身の時間管理能力を身に着けることができます。
宿題やその他の活動の時間を細かくスケジュール化し、どの活動にどれだけの時間を使うか明確にする必要があるためです。時間を有効に使い、無駄に時間を過ごさないようにするスキルは、将来的に仕事や日常生活でも役に立ちます。
このように、計画表の作成は、子どもたちの時間管理能力を向上させ、自己管理能力を養います。
達成感や自信につながる
計画表通りに進めることは、子どもたちにとって達成感や自信を感じる機会になります。
子どもたちは、タスクが完了するたびにチェックを入れたり、進捗状況を確認することで、自分がどれだけ達成することができたかを実感することができます。
また、子どもたちがスムーズにタスクを達成することを助けることから、自信にもつながります。
大人になってもスケジュール管理は重要
子ども時代に計画表を作り実際に体験することは、将来的に大人になってからも役立ちます。
大人になると、仕事や日常生活で多くのタスクがあります。計画表を使うことで、仕事のスケジュールやタスクの優先順位を決めたり、日常生活をより効率的に過ごしたりすることができます。
また、進捗状況を確認することで、目標に向かって着実に進んでいるかどうかを把握することができます。その結果、目標達成へのモチベーションを高めることにつながります。
このように子ども時代に計画表を作ることで、将来的にも時間管理能力や自己管理能力を活かし、効率的に目標達成に向けて取り組むことができるようになるでしょう。
夏休みや冬休みなどの長期休みは宿題計画表を作ろう
長期休みに宿題の計画表を作るメリットをお伝えしました。
しかし、どんな計画表でも良いわけではありません。しっかりと効果的に計画表を活用していくために意識しなければいけないポイントがいくつかあります。
計画表を作成する際、これからご紹介する4つのポイントをぜひ参考にしてみてください。
やることの仕分けをしてリストを作ろう
計画表を作成する上で、まずは必ずやること、やるべきこととやりたいことを整理するのが重要になります。
そうすることで、何を優先すべきか、どのくらい時間が必要かを明確にすることができます。必ずやることとしては、宿題として出されたドリル、自主学習、自由研究、作文などがあるでしょう。
また、苦手科目を克服するためにも、計画表の中で苦手克服の時間をしっかりと確保することが大切です。たとえば、教科書の基本をまずは復習することや問題演習を繰り返すことで、苦手を克服することができます。
さらにできるだけやりたい難問に挑戦することをおすすめします。難問に取り組むことで、自分の能力を高めることができますし、苦手意識が薄れることもあります。ただし、計画表の中で、時間配分を考慮することが重要で、難問に取り組む時間を過度に確保しすぎないように注意しましょう。
このように、やるべきことを整理することはとても重要です。必ずやることとともに、苦手克服や難問挑戦なども取り入れてバランスの取れた計画表を作ることが大切です。
- 必ずやること
- 苦手克服
- 難問に挑戦
と分けてリストを作ると良いでしょう。
1日のタイムスケジュールを作ろう
お休み期間中に宿題をやりきるためには、1日のスケジュールをしっかりと組むことが重要です。
その際、習い事や家庭の事情に合わせて勉強時間を確保できるのはいつか考えましょう。たとえば、家族のごはんの時間も考慮し、宿題をやりやすい時間を選ぶと良いです。このように1日のスケジュールを組むことで、自分にとって最適な勉強時間帯を見つけることができます。
ただし、無理なスケジュールにならないよう注意が必要です。十分な休憩時間を設けたり、予期せぬことが起こった場合の余裕をもったスケジュールを組むようにしましょう。
しめきりを設けて取り組もう
お休み期間中の宿題は、期間が長いためつい後回しにしてしまいがちで、最終的には時間が足りなくなってしまうことがあります。
そこで、計画表には「しめきり」という明確な目標を設定しておくことをおすすめします。
自分の予定に合わせて、どの日までにどの科目の宿題を終わらせるか決めておくことで、何をどのくらい進める必要があるのかが分かり、計画的に勉強を進めることができます。
また、しめきりがあることで、達成感を感じやすくなります。スケジュール管理がしやすくなるため、効率的な時間の使い方ができるようになるでしょう。
1日、1週間ごとに見直して調整しよう
一度作った計画表通りに進めることは重要ですが、計画は必ずしも完璧(かんぺき)ではありません。
毎日計画通りできたかを確認し、1週間ごとに計画を見直すことも重要です。
この見直しによって、計画が現実的かどうか確認することができ、もう少し詰めてもいいか、前倒しすることができるかどうかなど、自分のペースに合わせて計画を修正することができます。
また、計画通りに進めたことで余裕が生まれる場合は、早めに次の課題に取り組むことで、より効率的に勉強することができるでしょう。
このように、計画を見直すことで、自分のペースに合わせて効果的な勉強方法を見つけることができるのです。
宿題計画表へのモチベーションを保つコツ
宿題計画表を実際に作る際のポイントをご紹介しました。
しかし、計画がしっかりと立てられていても、長期的に計画通り実行していくとなると途中でやる気が下がってしまうこともあるかもしれません。そのため、モチベーションを保つことが非常に重要です。
そこで、ここではモチベーションを保つコツをお伝えします。
ごほうびを用意する
お子さんのモチベーションを維持するためには、親がごほうびを用意してあげることが有効です。
ちょっとしたごほうびを毎日用意するのでも、一週間ごとに大きなごほうびを約束するのでも良いでしょう。好きな食べ物や遊び、本やおこづかいなど、子どもたちにとって魅力的なものを用意することで、より一層モチベーションを高めることができます。
ただし、与えすぎると逆効果になることがあるので、バランスを考えながら用意しましょう。
また、進捗状況によってごほうびの内容を変えることで、子どもに意欲を持たせることができます。
お休みの日をつくる
一定の休息を取ることはとても大切です。
週末には家族やお友だちと過ごしたり、外出して思い出をつくるのも良いでしょう。このような「お休みの日」を計画表に組み込むことで、モチベーションを保つことができます。
お出かけする日は、宿題を完全にお休みにするのもひとつの方法です。勉強の代わりに読書など決めておくのも良いですね。
このように計画表を立てる祭に休みの日をあらかじめ決めておくことで、お子さんのモチベーションを高め、宿題を効率的に進めることができます。
予備日を設けておく
計画表通りに進めることは大切ですが、予期せぬ事態が発生し、計画表通りに進めることが難しくなることがあります。そこで、計画の中に予備日を設けることをおすすめします。
予備日は、計画通り進まなかった場合に取り組むための余裕日です。予備日をつくっておくことで、計画がくるってしまったときにも焦ることなく進めることができます。また、予期せぬ予定が入っても安心して対応することができます。
計画表に予備日を設けて、余裕をもって取り組みましょう。
計画表は毎日の宿題や家庭学習でも活かせる!
長期休みだけでなく、毎日の学習にも計画は大切です。
家庭学習においては、月単位で計画を設定するのが良いでしょう。これにより、どの教科をどの程度の期間でどのように進めるのかが明確になります。
番号の振ってあるドリルなどの教材は、日単位の計画を立てるのに非常に便利です。教材には、何ページから何ページまでを1日でやるのか、どの問題を解くのか、何問まで解くのか、といった指示が記載されています。このような教材を使うことで、1日に何をやるのかが明確になり、計画を立てやすくなります。
このように、計画は毎日の学習においても非常に重要です。長期的な計画ももちろん重要ですが、日単位で計画を立てることも大切です。そして、定期的に振り返り、進捗状況を確認することで、モチベーションを保ち、計画通りに学習を進めましょう。
宿題の計画表ツールや家庭学習に最適なドリルを活用しよう
さて、宿題の計画表のメリットやポイントをお伝えしてきましたが、計画表を作成するとき、ツールや教材を活用することでより効率的に進めることができます。
ここでは、計画表をつくるのに便利なツールや計画を立てやすいドリルをご紹介します。
手書き・エクセルで計画表を作ろう
計画表を作成する祭、手書きやエクセルで作成するのがおすすめです。
手書きの場合は、カレンダーやノートに書くのも良いでしょう。自分の手で書くため、記憶に残りやすくなります。エクセルの場合は、表を自由に編集でき、日付や進捗状況を簡単に更新できるため、管理しやすいです。
また、計画表は大きめのサイズに作って、目立つ場所に貼ることもおすすめです。たとえば、リビングや寝室の壁に貼っておくと、日々の進捗が確認しやすく、モチベーションを保ちやすくなります。計画表が目に入ると、やる気も自然とわいてくるかもしれません。
スタディプランメモとノートは親子でたくさん使える
本格的に計画表に記入して管理を始めたいときにおすすめなのが学研の「スタディプランシリーズ」です。
スタディプランノートやスタディプランカレンダーなどがあり、それぞれに特長的な機能が備わっています。
なかでも「スタディプランニングノート」は、小学校の高学年から中学生以上を対象とした学習管理ノートで、宿題の計画を立て管理するのに最適なツールです。
何にどのくらいの時間を費やしたか、日々のTO DOをこなせたかなどを「見える化」でき、モチベーションを保ちながら進捗を管理できます。定期テストなどの範囲や計画を立て、記録を書き込むことで成績の推移やよかった点や反省点を洗い出し、今後につなげることができ、自己評価や自己管理能力の向上にもつながります。
豊富なアドバイスやテクニックも掲載されているため、学習管理のコツを学びながら効果的な学習を行うことができます。計画の立て方や進め方に迷ったら、ぜひこのノートを活用してみてください。
自主学習をしよう! ドリルなら学習計画が立てやすい
自主学習に取り組む際はぜひドリルを活用しましょう。
ドリルは、指定された問題を網羅(もうら)的に解くことができるだけでなく、1日に解くべき問題を明確に決めやすく計画が立てやすいのがメリットです。
夏休み専用ドリルや春休みの学年まとめドリルなども豊富にあります。例えば、学研の「夏休みドリルシリーズ」や「総復習ドリルシリーズ」は休み期間に無理なく進められるよう1日の分量が決まっています。
また、長期休み期間だけでなく、普段の予習復習にも最適なドリルがあります。学研の「ひとつひとつわかりやすく」シリーズなら、学習計画が立てられるスケジュールシールがついています。
このようにドリルにはさまざまな種類があり、計画的に進めやすいので非常におすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夏休み・冬休みなどの長期休みだけでなく、普段の学習にも役立つ計画表の作り方やポイント、おすすめのツールをご紹介してきました。
宿題を効率的に進めたいという方は、ぜひこの記事を参考に計画表を作ってみてくださいね!
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