【こどもの習い事】水泳は何歳からがベスト? スクール選びのポイント
子どもの習い事として人気の一つ、水泳。では、実際にどの歳から始めるのが最適なのでしょうか? そして、どのようなスクールを選ぶべきなのか、悩む保護者の方々も多いことでしょう。
この記事では、そんな疑問にお答えし、子どもが水泳を始める最適なタイミングや、適切なスクールを選ぶ際の重要なポイントをわかりやすく解説します。水泳が子どもたちにもたらす効果や成長への影響を知って、安心で楽しい水泳教育のスタートを切る準備を整えましょう。
目次
こどもが水泳を始めるタイミングはいつがベスト?
1. ベビースイミングは生後6か月ころが目安
2. 3歳~5歳ころが始めやすいタイミング
3. 小学生からでもOK! こどもに合わせたベストタイミングを
こどもが水泳を習う6つのメリット
1. 体力・持久力がつく
2. 空間認知能力が養われる
3. 集中力が高まる
4. 姿勢がよくなる
5. 水中運動のため短時間でも運動量が多い
6. ケガのリスクが少ないスポーツである
水泳が得意なこどもに! 習い事を始めるときの注意点
1. まずは体験教室や短期レッスンから始めよう
2. こどもの発育に合わせて入会を決めよう
3. 感染症には十分配慮してレッスンに臨もう
4. こども水泳教室にかかる料金の目安
こどもの水泳教室を選ぶときの5つのポイント
1. 通いやすい場所かどうか
2. 施設の設備や環境が整っているか
3. スクールの人数が多すぎないか
4. スクールやコーチが信頼できるか
5. 通っているこどもたちの表情や保護者の口コミがよいか
まとめ
こどもが水泳を始めるタイミングはいつがベスト?
こどもが水泳を始めるタイミングは一概には言えませんが、適切な時期を見極めるポイントがあります。からだの発育や興味を考慮し、最適なスタートを切ることが重要です。ここでは、こどもが水泳を始めるベストな時期や、その際に留意すべきポイントについて詳しく解説します。こどもの安全と成長を思いやる視点から、水泳を習い始める最適なタイミングについて考えてみましょう。
1. ベビースイミングは生後6か月ころが目安
赤ちゃんが通える親子スイミング、ベビースイミングは、赤ちゃんが水とのふれあいを楽しめるすばらしい機会です。
一般的には、生後6か月ころから始めるのが良いタイミングです。この時期になると、赤ちゃんの首がしっかりとサポートされ、水の中での安定感が増します。しかし、4か月から受け入れていたり、8か月からのクラスを提供していたりすることもあります。したがって、スクールを選ぶ前に、受け入れ可能な年齢や条件を確認することが重要です。
2. 3歳~5歳ころが始めやすいタイミング
お子さんが水泳を始めるタイミングとして、3歳から5歳ころが始めやすいタイミングといえます。なぜならこの時期、お子さんはの水に対する恐れがあまりなく、また、先生の話を一定程度理解できるようになっているからです。
3歳から5歳ころのお子さんは、好奇心旺盛でコミュニケーション能力も発達しています。先生の声に耳を傾け、指示に従うことができるため、水中での基本的な動きを学ぶのに適しています。さらに、この時期に水に慣れることで、水を怖がる心理的な障壁が低くなります。楽しみながら水に親しむことで、自然に水泳の基礎を身につけることができるのです。
3. 小学生からでもOK! こどもに合わせたベストタイミングを
水泳を始めるタイミングは、小学生になるタイミングや3年生からでもいつ始めても問題ありません。何よりも重要なのは、ご自身の子どもにとって最適な時期であることです。親子で相談し、お子さんの希望や興味を尊重しながら進めることが理想的です。
親御さんが大切にすべきことは、お子さんの興味や個々の特性を理解し、そのペースに合わせることです。水泳は安全で楽しい経験を通じて、子どもたちの成長を促進します。ベストなタイミングを見極め、お子さんが水泳を愛し、成長できるようサポートしましょう。
こどもが水泳を習う6つのメリット
親御さんにとって、子どもたちが安全かつ楽しく成長する姿を見ることは何よりもうれしいですよね。その一環として、こどもが水泳を習うことには驚くべきメリットがあります。水の中での活動は、お子さんの健康や心の成長にすばらしい影響を与えます。ここでは、こどもが水泳を習う6つのメリットについてお伝えします。
1. 体力・持久力がつく
子供が水泳を習うことによるメリットの一つは、体力と持久力の向上です。水泳は全身の筋肉をバランスよく鍛え、特に心臓と肺の健康を促進します。お子さんは水中での動きを通じて、身体能力を向上させ、健康な体を築く手助けを受けます。
持久力も水泳の魅力のひとつです。泳ぎ続けることは心肺機能を高め、持久力を増強します。お子さんは泳ぎながら呼吸をコントロールし、長時間活動できるようになります。これは他のスポーツや日常生活においても役立つスキルです。
2. 空間認知能力が養われる
水泳では、水の浮力を使って重力に影響されずに自由に体を動かします。この中で、手足がどんな状態にあるのか、頭の中で三次元的にイメージする力、つまり『空間認知能力』が自然と養われます。
高まった空間認知能力は、ほかのスポーツやダンス、数学や科学の理解にも役立ちます。子どもたちは空間内での物体の配置や運動のパターンを把握しやすくなり、問題解決能力や創造力を向上させることが期待されます。
このように、水泳を通じてきたえられる空間認知能力は、お子さんの幅広い活動や学習にプラスの影響を与える重要な能力です。水泳は単なるスポーツの一環ではなく、知的な発達も促す貴重な機会と言えるでしょう。
3. 集中力が高まる
また水泳は、集中力を高めてくれます。なぜなら、水中での安全を保つためには、泳ぎ続ける必要があるからです。
水の中では常に正確な動作や呼吸を保つ集中力が必要です。そのため、水泳を通じて集中力が鍛えられると言われています。この集中力は、ほかの活動や日常生活にも活かされます。学校の授業や宿題、スポーツ、趣味にも集中力は不可欠です。また、将来の目標に向かって努力する際にも、水泳で培った集中力は大いに役立つでしょう。
4. 姿勢がよくなる
水泳を習うと、姿勢がよくなるうれしいメリットがあります。なぜなら、水中では全身のバランスを保ちながら泳ぐ必要があるからです。腹筋や背筋など、全身の筋肉が使われ、強化されるのです。これにより、猫背になりにくく、良い姿勢を保つことができるようになります。
また、良い姿勢は見た目だけでなく、体の内部の健康にも影響します。正しい姿勢を保つことで、内臓が正常に機能しやすくなり、体全体の調子もよくなります。そのため、水泳を通じて良い姿勢を身につけることは、子どもたちの健康と美しさにとっても大変有益な要素となるでしょう。
5. 水中運動のため短時間でも運動量が多い
水泳には、短時間でも大きな運動効果が期待できる特長があります。
なぜなら、水の中では体にかかる重さが軽くなり、全身の筋肉を使って泳ぐため、効率的にエネルギーを消費します。そのため、短い時間でも効率的な運動が可能です。たとえば、30分間の水泳は陸上での運動よりも大きな運動量になります。水中での抵抗が筋肉をしっかりと使わせ、全身の筋力を養う効果があります。
また、心肺機能も向上し、健康的な心身を維持するのに役立ちます。このように、水泳は、子どもたちにとって元気で健康的な生活を促進する手段としてすばらしい選択肢です。
6. ケガのリスクが少ないスポーツである
水泳が地上で行うスポーツに比べてケガのリスクが比較的少ないこともメリットのひとつです。
水の中では、からだへの衝撃や負荷が軽減されます。たとえば、走るような地上のスポーツでは、足や膝への負担が大きく、怪我をしやすいですが、水泳では水の浮力によって体が軽く支えられるため、関節へのストレスが少なくなります。そのため、膝や関節のケガが少なく、安全に運動することができるのです。特に成長期の子どもたちにとっては、関節や骨の発育に配慮したスポーツと言えるでしょう。
水泳が得意なこどもに! 習い事を始めるときの注意点
お伝えしてきたように、水泳は子どもたちにとってすばらしいスポーツです。
ですが、始める際にはいくつか注意すべき点があります。ここでは、水泳を始める際に親御さんが考慮すべき重要な要素について詳しく解説します。これらの注意点を参考にし、お子さんの安全を守りましょう。
1. まずは体験教室や短期レッスンから始めよう
水泳の習い事を始める際、まずはいきなり入会するのではなく、スクールが提供する短期レッスンや体験に参加することをオススメします。この期間中、子どもの様子や他の参加者の様子をじっくり観察しましょう。
子どものレッスンに参加する際の様子や楽しみ方、指導者との相性などを確認し、続けるかどうかの判断材料とします。
また、短期レッスンや体験は、水泳が本当に子どもに合っているかどうかを試す絶好の機会でもあります。無理なく楽しく学ぶことができれば、継続する意欲も高まるでしょう。このようにして、最適なスクール選びを心掛け、子どもの水泳の才能を最大限に引き出しましょう。
2. こどもの発育に合わせて入会を決めよう
子どもの発達や発育は一人ひとり異なります。そのため、水泳を始めるタイミングも個々に合わせて考えることが重要です。
一概にすべての子どもに同じ時期が適しているとは限りません。子ども自身が興味を持ち、体力的にも十分に追いつけるかどうかを考慮しましょう。無理なく楽しみながら続けることが長期的な成果を得るポイントです。
お子さんの成長をじっくり見守り、適切なタイミングでの入会を検討しましょう。子どもが自信を持ち、健やかに成長するために、最適なスタートを切ることが大切です。
3. 感染症には十分配慮してレッスンに臨もう
水泳の習い事を始める際、健康管理には特に注意が必要です。
プール熱やものもらいなどの感染リスクはゼロにはなりません。そのため、レッスン前後には手洗い、うがい、目を洗うなどの衛生習慣を徹底しましょう。特に寒い時期は、プールから出た後、よく拭いて髪をしっかり乾かし、体を温めることが重要です。
もし体調がすぐれない場合は、無理をせず休むことが大切です。他の子どもたちにも病気が広がらないよう、配慮が必要です。また、プールや施設の指示に従い、感染予防対策をしっかりと行いましょう。
こども水泳教室にかかる料金の目安
習い事を始める際、気になるのは料金ですよね。水泳教室の料金は、コースや地域によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- 親子水泳(ベビースイミング):月謝 約5000円~
- ジュニアクラス:月謝 約6000円~1万円程度(週1回)
ただし、教室や地域によっては料金が異なる場合もありますので、事前に詳細を確認することが重要です。また、入会金や教材費などが別途かかる場合もあります。さらに、一括払いや分割払いなどの支払い方法も事前に確認しておくと良いでしょう。
こどもの水泳教室を選ぶときの5つのポイント
子どもの水泳教室を選ぶ際、教室がたくさんあって迷うこともありますよね。安全性や質の高い指導、環境の快適さなど、検討すべきポイントは多岐にわたります。
そこで、こどもの水泳教室を選ぶ際に考慮すべき5つのポイントを詳しく解説します。お子様の安心・安全な成長をサポートする教室を見つける手助けとなるはずです。ぜひ参考にして、最適な教室を見つけてください。
1. 通いやすい場所かどうか
一つ目のポイントは、通いやすさです。通いやすさは、子どもが長期間続けるために欠かせない要素です。
教室が自宅や学校から近い場所にあると、子どもが自分で行ける距離であるため、継続しやすくなります。また、送迎バスがあることや、保護者の方が送迎しやすい場所にあることも、通いやすさの一環です。
これらの要素が整っている教室を選ぶことで、子どもが安心して通える環境をつくることができます。通いやすい場所を選ぶことで、水泳教室を楽しみながら継続し、成果を上げることができるでしょう。
2. 施設の設備や環境が整っているか
二つ目のポイントは、施設の設備です。適切な設備が整っているかどうかは、子どもたちが安全かつ効果的に水泳を学ぶために欠かせません。
プールフロアが設置されているかどうか、フロートや浮具が十分に揃っているかどうかを確認しましょう。これらは、子どもたちのケガを防いでくれたり、練習をサポートしてくれたりします。また、清潔な環境かどうかも子どもたちが健康的に過ごすために欠かせない条件です。
さらに、選手育成コースなどコースが複数あるかなどもポイントになります。これらの要素が整っている教室を選ぶことで、子どもたちは安心して水泳を学び、スキルを向上させることができるでしょう。
3. スクールの人数が多すぎないか
三つ目のポイントは、人数が多すぎないかどうかです。
オススメは、少人数コースです。少人数のクラスでは、コーチが一人ひとりの成長をじっくり見守ることができ、適切な指導が行き渡りやすくなります。泳ぐ時間も長く確保できるため、成長も早まります。また、個別のニーズに対応しやすくなります。
また、人数が少ないクラスでは、子どもたちがコミュニケーションをとりやすく、友達を作りやすいことも特長です。このように、少人数で受講できるスクールを選ぶことも大切なのです。
4. スクールやコーチが信頼できるか
四つ目のポイントは、スクールやコーチが信頼できるかどうかです。
スクールの実績、つまり、大会などに積極的に参加しているかどうか、選手を輩出しているかどうかなどを確かめてみましょう。スクールの信頼性を示す指標になります。
コーチの指導の仕方もポイントです。コーチが適切な補助をしてくれたり、褒めてくれたりなど、こどもが水泳を好きになる指導であるか、確認しましょう。子どもが楽しみながら成長するうえで非常に重要です。
5. 通っているこどもたちの表情や保護者の口コミがよいか
五つ目のポイントは、通っているこどもたちや保護者の評価です。
見学や体験を通じて、現在通っているこどもたちが生き生きと楽しそうにレッスンを受けているかを確認しましょう。同年齢や泳力のこどもたちを観察することも参考になります。
また、他の保護者からの口コミも参考にすると良いですね。保護者の実際の声は、教室の雰囲気や指導の質を知る上で役立ちます。これらを確認し、自分の子どもに合った水泳教室を選びましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
こどもの習い事としての水泳は、すばらしい選択肢です。早い段階から始めることで、安全意識や体力の向上に繋がります。また、水泳は自信や友情を育む場でもあります。
しかしながら、お伝えしてきたように、スクール選びは慎重に行うべきです。最も大切なのは、子どもの興味や個々のペースを尊重すること。楽しみながら学ぶことのできる環境をえらぶことが、長続きの秘訣(ひけつ)です。ぜひ、お子さんにとって最適な水泳教室を見つけてください。