コラム・マンガ
こどもはなぜ笑う? なぜ笑わない? 前編
あかはなそえじ先生の院内学級の教師として学んだこと「第58回」
院内学級の教師として、赤鼻のピエロとしてかかわるなかで、笑顔を取り戻し、治療に向かう意欲を高めていく子どもたち。その経験をもとに、子どもとの接し方や保護者・家族とのかかわり方、院内学級の必要性、教育の重要性などについて語ってくれます。
「笑う門には福来たる」
2人目は中学校3年生。続けて答えてくれました.
3人目は小学校1年生。少し考えてから答えてくれました。
3人とも、なんてすてきなのだろうと思いました。
病院のベッドでねている子どもたちの多くは、表情がなくなっていきます。とくに、笑うという表情をなかなか出せない子どもたちもいます。
なぜ、ベッドの上の子どもたちは、表情がなくなっていくのか。その答えを、3人の子どもたちが教えてくれたように思いました。
次回は3人の答えをじっくり考えたいと思います。
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第57回はこちら。
Information
「あかはなそえじ先生のひとりじゃないよ」
四六判・全248ページ
1400円+税
学研教育みらい刊
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筆者:あかはなそえじ先生・副島賢和(そえじま まさかず)
昭和大学大学院保健医療学研究科准教授、昭和大学附属病院内学級担当
1966年、福岡県生まれ。東京都の公立小学校教諭を25年間務め、
1999年に都の派遣研修で東京学芸大学大学院にて心理学を学ぶ。
2006年より品川区立清水台小学校教諭・昭和大学病院内さいかち学級担任。2009年ドラマ『赤鼻のセンセイ』(日本テレビ)のモチーフとなる。2011年『プロフェッショナル 仕事の流儀「涙も笑いも、力になる」』(NHK総合)出演。2014年より現職。学校心理士スーパーバイザー。ホスピタルクラウンとしても活動中。