パッと見でわかる！　今週の教育ニュース　2021.10.11

勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。

新しい文部科学大臣はどんな人？　末松信介氏が就任。学校現場に赴き課題と向き合う考えを示す

誰が		自由民主党の末松信介議員が
どうした？		文部科学大臣に就任
初会見の内容は？		初の記者会見で、学校現場に赴き課題を直接見聞きできる立場でありたいという考えを示した

岸田文雄内閣が発足し、文部科学大臣に自民党の末松信介氏が任命されました。

末松大臣は、1955年兵庫県・神戸市生まれ。関西学院大学法学部卒業後、全日空に就職しサラリーマンを経て、1983年に27歳で兵庫県議会議員に初当選。2004年参議院議員に初当選後、これまでに国土交通省、内閣府、復興庁の副大臣、参議院議員運営委員長、参議院自民党国会対策委員長などを歴任してきた人物です。

5日に行われた初めての記者会見では、自身が3児の父であることにも触れ、「子どもは国の宝、そして国の礎になっていくと思う」とし、文科省が担当する行政分野はいずれも国の未来を切り拓く重要な分野であるとしました。

また、現状の課題であるICTを活用した個別最適な学びの実現等にも取り組むとした上で「なによりも大事なのは、現場に赴き子どもや教師の姿を見て、内容を少しでも聞ける立場に身を置くことが大事だと信じている」と語りました。

さらに、コロナ感染が再拡大した場合も地域一斉の休校には慎重な判断が必要だとし、「学校は学習機会だけではなく人格的な成長を保障する役割もある。できるだけ対面授業を展開していくことを心掛けるべきだ」と強調しました。

会見で語った、今後取り組む主な課題は？

• 新型コロナウイルス感染症対策と子どもたちの健やかな学びの両立。
• GIGAスクール構想や発達段階に応じたオンライン教育の推進。
• 子育て世代への教育費の支援強化、子どもの貧困対策。

執筆：古川晶子（ディライトフル）