パッと見でわかる! 今週の教育ニュース 2021.11.08
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
コンセントによる子どもの感電事故に注意。消費者庁が呼びかけ
誰が | 消費者庁が | |
どこで | メールマガジン「子ども安全メールfrom消費者庁」で | |
どうした | コンセントによる子どもの感電事故に注意するよう呼びかけた |
消費者庁が、子どもがヘアピンなどの身近な金属をコンセントにさすなどして、感電した事故の情報が医療機関から寄せられているとして、メールマガジン「子ども安全メールFrom消費者庁 Vol.568」で注意を喚起しました。
金属製の物をコンセントに入れたり、コンセントとプラグの隙間に金属製の物をさし込んだりしてしまうと、発生した火花によりやけどを負ったり、電流が流れて体の中の組織を損傷することがあります。家庭用の100Vの電圧であっても、感電すると心臓まひを起こす可能性もあり非常に危険です。特に、子どもの手は唾液や汗で濡れていることも多く、肌が濡れた状態だと体に電気が通りやすくなるため、より一層の注意が必要です。
消費者庁は感電事故防止のため、ヘアピン、針金、クリップ、チェーン、鍵、硬貨など金属製の物は子どもの手の届かない場所に保管し、使用していないコンセントにはいたずら防止用のコンセントキャップを取り付けるよう呼びかけています。コンセントキャップは、子どもが誤飲しないよう安易に取り外せないタイプかつ、興味をひかないシンプルなデザインが好ましいとしています。
なお、「子ども安全メールFrom消費者庁」は、主に0歳~小学校入学前の子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識を、定期的に配信しており、消費者庁のホームページから無料で登録することができます。
「子ども安全メールFrom消費者庁」https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/
実際に寄せられたコンセントによる感電事故の状況とは?
- 子どもがコンセントにヘアピンをさして火花が散り、左手の親指から薬指の先にやけどを負った。心電図や循環器に異常はみられなかったが、通院して様子を見ることとなった。(4歳)
- コンセントに両手で装飾用針金入りモールを入れてしまい、ショートして両手の親指、人差し指、中指をやけどし、水ぶくれになった。不整脈などは見られなかった。(5歳)
- 突然バーンと音がして、焦げ臭いにおいがしたので見てみると、子どもが尻もちをついた様子だった。右手に金属製のおもちゃのネックレスを持っており、一部が焦げていた。手と顔の皮膚の一部がただれるやけどを負ったが、不整脈などは見られなかった。コンセントとプラグの隙間にチェーンを巻き付けて遊んでいたようだ。(4歳)
執筆:古川晶子(ディライトフル)