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教育ニュース2022.1.10 オミクロン株濃厚接触者、別室で受験可能に
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
【大学受験】オミクロン株の濃厚接触者でも別室での受験が可能に
誰が | 末松信介文科相が | |
何を | オミクロン株の濃厚接触者に対する大学受験の対応について | |
どうした | 一定の条件を満たせば、別室での受験が可能とした |
末松信介文科相が2021年12月27日に臨時記者会見を開き、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の濃厚接触者となった受験生について、受験当日に無症状であることなどの条件を満たせば、別室での受験を可能とすることを各大学に通知するとしました。当初、12月24日に文科省は各大学へ、オミクロン株の濃厚接触者は追試験で対応するように通知を出していましたが、受験生への影響を懸念した岸田文雄首相の指示を受け、方針転換する形となりました。
オミクロン株の濃厚接触も、他の新型コロナウイルスの濃厚接触者と同様、下記条件を満たすことで、別室での受験が可能となります。
- PCR等の検査結果が陰性であること
- 受験当日に無症状であること
- 公共の交通機関(タクシーは例外としてOK)を利用せず、人が密集する場所を避けて試験場に行くこと
なお、オミクロン株と他の新型コロナウイルスの濃厚接触者を同室で受験させるかどうかについては、検討中としています。
末松文科相は「12月24日の通知後に様々な意見が寄せられ、オミクロン株の感染拡大が危惧される中でも、最も大事なことは1人でも多くの受験生が適切に試験を受けられることであると考えた」と述べました。また、中学・高校の入試についても同様の対応を取るよう求めるとしています。
(※上記の情報は1月7日時点のものです。)
大学入試ではどのような新型コロナ対策がとられる?
- 試験監督者等について、試験前7日程度を目安に、朝などに体温測定を行うことを要請。
- 発熱・咳等の症状のある受験生が受験する場合に備えて、大学等の実情に応じて、医師・看護師等の配置に努める。
- 新型コロナウイルス感染者等、体調不良者の追試験を本試験の2週間後に全国の試験場にて実施する。
(※上記の情報は1月7日時点のものです。)
執筆:古川晶子(ディライトフル)