教育ニュース
教育ニュース2022.5.16 トランポリン遊戯施設の使用に、消費者庁が注意喚起
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
トランポリンの遊戯施設での事故が増加。消費者庁が注意を呼びかけ
誰が | 消費者庁が | |
何をどうした | トランポリン遊戯施設での事故増加傾向に、注意喚起を行った | |
理由は | 事故は5〜19歳と若い世代に多く、重傷を負うケースも起こっているため |
消費者庁がトランポリンの遊戯施設での事故が続いているとして、4月26日に注意喚起を行いました。
近年では、ドッジボールができたりバスケットゴールが設置されていたりと高いアトラクション性を有したトランポリンの遊戯施設が人気を集めています。
その一方で、消費者庁と国民センターが運営する「事故データバンク」によると、2017年1月〜2022年4月15日までの約5年間に、トランポリンに関する事故が47件寄せられており、そのうち遊戯施設等での事故が28件を占めています。28件の内訳では、5~19 歳が11件と若い年代に多く見られました。また、昨年より事故が増加傾向であることも分かっています。
実際の事故事例では、トランポリンで宙返りをした際の着地による頸椎骨折、児童2名が高台から同時にトランポリンに飛び込み、児童の上にもう1名の児童が落下し右上腕骨顆上骨折、など重大事故に至ったケースもありました。
これらを踏まえ消費者庁では、遊戯施設の利用規約や注意事項・禁止事項をよく確認し、正しく使用するよう呼びかけています。
消費者庁が伝えるトランポリンで遊ぶときの主な注意点
- 初めて利用する人は、いきなり高く跳ぶことや、宙返りなどの危険な技は行わない。
- 1つのトランポリンは1人ずつ使用する。
- 大規模で複数のトランポリンが設置されている施設では、監視員が配置され監視が行き届いているか確認する。
執筆:古川晶子(ディライトフル)