教育ニュース
パッと見でわかる! 今週の教育ニュース 2020.12.7
2020.1 2.7
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
高校の新学習指導要領で新設される「公共」ってどんな科目?
誰が? | 文部科学省が | |
何をどうする? | 高校の新学習指導要領で必履修科目として「公共」を新設 | |
目的は? | 主体的に社会に参画できる力を養うことが目的 |
2022年度から導入される高校の新学習指導要領で、公民科の必履修科目として「現代社会」が廃止され「公共」が新設されます。公民科はこれまで「現代社会」「倫理」「政治・経済」の3つの科目で構成されていましたが、新学習指導要領では、2年次までに「公共」を履修。その後、「倫理」「政治・経済」を選択履修することになります。
「公共」が新設された目的としては、18歳から選挙権が与えられたことが関係しているとのこと。高校生のうちに社会のさまざまな活動に参画する際に必要な、概念や理論を身につけることが目的とされています。
「公共」ではどんなことを学ぶの?
- 主に、自立した主体として社会に参画する際に、自ら選択・判断できるようになるための概念や理論を学ぶ。
- 「人間と社会の在り方についての見方・考え方」を働かせ、考察、 構想する学習や、社会の中にあるさまざまな課題から「主題」や「問い」を設定し、追究したり探究したりする学習も。
- 大学入学共通テストで「公共」という科目が設けられるかどうかはまだ不明。