パッと見でわかる! 今週の教育ニュース 2021.04.12
2021.04.12
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
中教審が新時代の教育のあり方を示した「令和の日本型学校教育」とは?
何を? | 「個別最適な学び」と「協働的な学び」を | |
どうする? | ICTや学習ログの活用、他者と協働して行う探求的 |
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目的は? | 子ども一人一人に応じた学習活動や学習課題に取り組む |
中央教育審議会(中教審)から、新しい時代の初等中等教育の在り方について審議した内容をまとめた答申「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」が、今年1月に公表されました。
「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」では、社会全体のデジタル化の加速が必要であることや、新型コロナウイルスの感染拡大などによる予測困難な事態など、急激に変化する社会背景を踏まえ、「全ての子どもたちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」を目標に掲げています。
また、変化する時代の中で育むべき資質・能力について、「児童生徒の一人一人が自分のよさや可能性を認識しながら、周囲の人々を価値のある存在として尊重すること。また、多様な能力や価値観を持った人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越えて豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となること」としています。これを実現するためにはICTの活用や新学習指導要領の着実な実施、学校における働き方改革を進めることが重要であると述べています。
3月27日には、答申をまとめた委員たちが、答申に込めた想いを語るオンラインシンポジウムが開催されました。学校の指導は何のためにあるのか、GIGAスクール構想がなぜ今必要なのかなど、2時間に渡って語り合われました。
※3月27日の答申をまとめた委員たちのシンポジウムの様子は
学校生活はどう変わる?
- ICT機器を文房具の1つとして自由な発想で活用できるようにし、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善に生かす。遠隔・オンライン教育に適合した教室環境や教師のICT環境を整備する。
- 学習履歴など教育データを活用し、個別最適な学びを充実させる。
- 幼児教育では小学校教育との円滑な接続のため幼小の教職員が連携、また幼稚園、保育園での業務のICT化を促進する。
- 義務教育9年間を見通して、小学校高学年からの教科担任制を2022年度から導入予定。