パッと見でわかる! 今週の教育ニュース 2021.05.03
2021.05.03
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
子どものスマホ、フィルタリングサービス利用率は約4割
誰が? | 総務省が | |
何を? | 子どものスマートフォンのフィルタリングサービス利用に関するアンケートの調査結果を公表 | |
目的は? | フィルタリングサービスの利用率が低いため、子どもたちがトラブルにあわないよう、保護者へ利用を促したい考え |
総務省が、スマートフォンのフィルタリングサービス利用に関するアンケートを、保護者6500人を対象に実施しました。その結果、フィルタリングサービスの利用率は未就学児〜高校生の全体で38.1%にとどまっていることが明らかになりました。
有害な情報の遮断やスマホの利用時間などを、保護者が管理することのできるフィルタリングサービス。フィルタリングサービスを利用していないことで発生するトラブルとして、スマホの過度な使用による生活や体調への支障、SNSでの発信による個人の特定、メッセージアプリでの悪口や仲間外れ、悪質な有料サイトや詐欺サイトへの誘導、ウイルス感染など、さまざまなケースがあげられます。
今回のアンケート調査で、フィルタリングサービスを利用していたけれど解除した理由の1位が「子どもにとって不便と感じたため」(31.3%)、2位が「使えないサービスやアプリを子どもに使わせるため」(29.2%)と、子どもにとって何らかの不便があった場合に解除するケースが多いことがわかりました。
しかし、フィルタリングサービスは、特定のアプリのみ使用制限を許可できるなど、子どもの成長に合わせて段階的にカスタマイズすることができ、その事実を知らないまま解除している保護者も多いようです。スマートフォンに潜む危険から子どもを守るため、フィルタリングサービスの活用方法を確認してみましょう。
参考1:上手にネットと付き合おう! 安心・安全なインターネット利用ガイド(総務省) https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/
参考2:特集ページ「フィルタリングサービス」(総務省) https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/filtering/
フィルタリングサービスではどんなことができる?
- 違法・有害情報サイトへの接続や年齢に適さないアプリの利用を制限できる。
- どんなアプリを使っているか保護者が確認できる。インストールを許可制にすることも可能。
- アプリ毎の利用時間を確認でき、利用時間の制限もできる。