教育ニュース
パッと見でわかる! 今週の教育ニュース 2021.07.05
勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。
小中学校の授業時間の配分、学校の裁量に。「授業時数特例校制度」創設へ
誰が誰に | 文部科学省が | |
何を | 学校の裁量で授業時間を配分できる新制度を創設する方針を固めた | |
目的は? | 学校裁量の幅を拡大することで、カリキュラム編成の柔軟化を図り,教科の枠を超えた探究的な学習を充実させること |
文部科学省は、小中学校で教科ごとに定められている授業時間について、学校の裁量で配分を変えられる新制度「授業時数特例校制度」を創設する方針を決めました。
「授業時数特例校制度」では、国が定めた学習指導に必要な授業時間数から、1教科あたり1割を上限に減らすことができ、その1割をより充実させたい別教科に上乗せできる制度です。
充実させる学習内容例として、学習の基盤となる資質・能力(言語能力や情報活用能力など)の育成、現代的な諸課題に対応して求められる資質・能力(伝統文化教育、主権者教育、消費者教育など)の育成などが挙げられています。
今年8月から制度の導入を希望する特例校を募集し、来年4月からの実施を目指しています。制度の対象となるのは、小中学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課程です。
授業時数特例校制度が導入されるとどうなる?
- 公立校でも、学校ごとに力を入れる教科が違ってくる。
- 先生への負担が増える可能性があるためリソースの確保が必要になる。
- 実際に探究的な学びが実施されているかは今後検証する必要がある。
執筆:古川晶子(ディライトフル)