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教育ニュース

パッと見でわかる! 今週の教育ニュース 2021.05.24

パッと見でわかる! 今週の教育ニュース 2021.05.24

2021.05.24

勉強や習い事、健康など、お子さんに関わる日々のニュースを知りたいけれど、「ゆっくりニュースをチェックしている暇なんてない…」という保護者のみなさんも多いはず。
このコーナーでは、そんな忙しいみなさんのために、最新の教育ニュースをたった3分でわかるように紹介していきます。

全国の公立小学校で1クラスの定員35人に。現2年生から段階的に引き下げ

どこで? 全国の公立小学校で
何をどうする? 1クラスの上限を一律で35人へ引き下げ。2021年度の2年生から1学年ずつ段階的に引き下げていく
目的は? 少人数学級とGIGAスクール構想を組み合わせることで、個別最適な学びと協働的な学びを実現するため

長らく議論されてきた少人数学級の実現について、全国の公立小学校の1クラスの上限を一律で35人に引き下げる改正義務教育標準法が3月31日の参議院本会議で可決・成立しました。それにより、2021年度の小学2年生より、段階的に1クラスの人数が35人に引き下げられます。先行して少人数学級を実施している自治体はこれまでもありましたが、学級編制の標準を一律で引き下げるのは、昭和55年以来約40年ぶり。

これまでの義務教育標準法では、1クラスの上限は小学1年生のみ35人、小学2年生〜小学6年生は40人となっていました。35人学級化に向け、まず2021年度は小学2年生を対象に、2022年度は小学3年生、2023年度は小学4年生……と、低学年から順に毎年1学年ずつ段階的に移行。2025年度には全学年が35人学級となります。

文部科学省の萩生田光一文部科学大臣は、「ICTの活用(1人1台端末)と少人数学級を車の両輪として実施することで、一人ひとりに寄り添ったきめ細やかな指導が可能になる」と述べています。

一方、35人学級化に伴い、今後5年間で1万3000人余りの教職員が新たに必要と推計されており、いかに教職員を確保していくかが課題となりそうです。

40人から35人学級へ引き下げるメリットは?

  • ICTを活用した授業で、児童がつまずいても、きめ細やかなフォローができる。
  • 児童一人ひとりの発言・発表機会が増え、児童の授業参加が積極化する。
  • コロナ禍では、感染症予防のための児童間の距離確保に有効である。

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