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子育て

“全米最優秀女子高生の母”ボーク重子さんが指南! 「自ら勉強をする子」に育てるためのヒント

“全米最優秀女子高生の母”ボーク重子さんが指南! 「自ら勉強をする子」に育てるためのヒント

「子どもが、なかなか宿題をやらない」「何度もいってもやらず、イライラ」。そんなとき、ベストなふるまい方とは? 「全米最優秀女子高生の母」としても知られる、ボーグ重子さんに、今日から実践できる、「自ら勉強をする子」になるためのヒントを教えていただきました。

自分から勉強する子に育てるには、「勉強しなさい」は禁句!

「勉強しなさい、って言うのに、全然やらないんです、テストも近いのに。もう毎日がバトルです!」「宿題やりなさいって言っても、まったくやろうとしなくて……」

私のところにたくさん届く質問です。勉強しない、宿題をやらない、というのには理由があります。

  1. 今やっているところがわからないから

  2. 命令されるとやりたくないから

  3. もっと楽しいことがあるから

どんな理由があるにしろ、学校に行くかぎりは、そこのルールは守らなければなりません。テストに向けて勉強する、出された宿題はやる、というのは、親としても当然子どもに求めますよね。でも、bのように、「勉強しなさい」と言われた瞬間に、子どもはもうやりたくないんです(笑)。そもそも、子どもは「ああ、宿題やらなきゃ」とは思っています。でも、やろうと思っているときに「なんでやらないの?」と言われると、「ぜったいやるもんか!」とへそを曲げてしまうのです。

わが家のルールをづくり、子どもが勉強しやすい雰囲気に

「勉強しなさい」と言わない代わりに、子どもが勉強しやすい環境を整えてあげてはどうでしょうか。子どもが「やっぱり勉強しないとまずいよな」「宿題やっちゃおう」と思える環境をつくるのです。そのためにやってほしいのが、次の3つです。

時間を決める

子どもの集中力には限界があります。ですから、年齢にもよりますが、たとえば、5時から6時までは勉強の時間と決める。そのあとごはんを食べて、お風呂に入れば、9時に寝るまで何をやってもいい、といったわが家のルールをつくることです。

習慣化する

毎日同じ時間に勉強することによって、習慣になっていくのが理想です。親子で勉強する時間を決めたら、できるだけ例外を作らず、毎日、同じ時間に机に向かうことを習慣にしましょう。

親が子どもに合わせる

子どもはやりたいことがいっぱいあります。それはそうですよね、漢字を100回書くよりは、テレビ見ているほうが楽しいですから。そこで、子どもが勉強する時間は、親もテレビを消し、スマホも見ないで、家事を進めたり、読書したりしましょう。子どもはそういう親の姿にとても影響を受けるものです。子どもが勉強する時間を、親も自分をアップデートする時間にするといいですね。

そういえば、うちの娘は、自分の部屋でほとんど勉強していません。いつもキッチンか、食卓で勉強しています。そのとき私も、娘のかたわらで自分の仕事をします。そうすると、一緒にやっているという雰囲気になって、勉強しやすい環境ができてくるんじゃないかな、と思っています。

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ボーク重子さん

監修者:ボーク重子さん

ライフコーチ
Shigeko Bork BYBS Coaching LLC代表。全米や日本で子育てや教育に関する発信を行う。著書に『世界最高の子育て―「全米最優秀女子高生」を育てた教育法』『「非認知能力」の育て方』など。

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