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子育て

つまづかせない家庭での声がけ

つまづかせない家庭での声がけ

「東大式!伸びる子どもに育てる小中学生の勉強術」第2回。

学習塾STRUX・SUNゼミの塾長・橋本拓磨です。
前回からお送りしている「東大式!伸びる子どもに育てる小中学生の勉強術」。
2021年3月末に出版した拙著「10歳からの東大式勉強術」(学研プラス)の内容をふまえ、小学生のお子様をもつ保護者の方へのアドバイスです。

「声がけ」で気持ちも変わる!では、どんな「声がけ」が大切なの?

家庭では「否定しない」「比べない」を意識して、ちょうど小学校3年、4年生ぐらいになったときに、ひとつひとつの学習内容について見てあげられるのが一番なのですが、なかなかそこまでできないという親御さんも多いはず。
そんなときでも、家庭での「声がけ」ひとつで子どもの気持ちは変わってきます。

よく子どもに言ってしまいがちなのが
「もっとていねいに勉強しなさい!」
「ちゃんと授業聞いてるの?」といった言葉。
実はこういった言葉は子どもからすると
「自分としてはちゃんとやっているのに!」
と反感を覚えてしまったり、自分の勉強を全否定されたような感覚になってしまったりして、勉強がいやになってしまいます。

これを避けるには「一言めで否定しない」声がけが最重要。
例えば
「学校の授業も難しくなってるよね。もっと宿題をやるときに学校でやったことを思い出してみたらいいんじゃないかな?」
「この計算大変だよね。お母さんも苦労したな。でも、大変な計算ほどていねいに書いたら意外と解けたりするから、やってみようか!」
といった声がけです。
子どもがやっていることはきちんと認めつつ、具体的にどうすればいいかを伝えてあげることが重要になります。

また、10歳ごろになるとほかの子ともついつい比べてしまいがち。
「〇〇ちゃんはできてるんだから、がんばらなきゃ!」
と言う声がけもしてしまいがちですが、これでライバル意識を感じて......となる子は実はそう多くありません。
なるべく必要以上にほかの子どもと比べることは避けて、あくまで子ども自身の行動に対する声がけにとどめてあげてほしいです。

第1回はこちら

Information

「10歳からの東大式勉強術」

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定価1,430円
学研プラス刊

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橋本拓磨(はしもと・たくま)

監修者:橋本拓磨(はしもと・たくま)

東大法学部卒。
小中高生向け個別指導塾SUNゼミ大学受験学習塾STRUX塾長。 計画を立て、志望校から逆算して勉強を進めることで東京大学文科1類に現役合格。 地域の差なく全国から正しい勉強法を知ってほしい、そして受験を通して自分に自信を持ってもらいたいという思いから、オンライン塾や勉強法サイト「ストマガ」を立ち上げ、計画の立て方や勉強法を伝えている。

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