2021年2月、リニューアルして発売された「DVD付 学研まんが NEW日本の歴史」。
なんと歴史まんがでは史上初となるDVD付き！　そこには従来の歴史まんがにはない、新しい気づきや学びを追求した結果が詰まっています。
今回は、「DVD付 学研まんが NEW日本の歴史」を制作した、学研プラスの編集部にその魅力をたっぷり聞いてきました。

映画『ビリギャル』で訪れた戦国時代

――今回の「DVD付 学研まんが NEW日本の歴史」は2012年に発売した旧版を改訂したものなんですよね。なぜ、このタイミングで改訂を決めたのでしょうか

歴史まんが市場は2015年に公開された、映画『ビリギャル』にかなり影響を受けました。映画の中で歴史まんがは、主人公の受験勉強の参考書として使用されていました。そのように使用されることで、歴史まんがが「歴史好きの子どもが読む本」としてだけではなく、「受験に役立つ本」として認識されるようになったんですよ。そこから、出版各社が続々と歴史まんがを出版するようになって、歴史まんが市場が戦国時代のようになりました。学研もこのまま負けてられないなということで、改訂を決めました。

歴史まんが史上初のDVD付き！　その特長と込められた思い

――「DVD付き」は歴史まんが史上初なんですよね。動画を制作する上でこだわった点はありますか？

最近の子どもたちが楽しんで見られるように動画の時間にはこだわりました。YouTubeやSNSの影響で、ドラマのような長い時間の動画を見るより、興味のある短い動画を次々と見ていくスタイルに慣れています。それを考えて、収録されている動画は3分以内のものがほとんどです。YouTubeのように手軽に見られる短い動画をたくさん制作しました。

――YouTube感覚で見る歴史映像っておもしろいですね。どんな映像が収録されているんですか？

まじめでお堅い資料映像になってしまっては、子どもが進んで見るということはなかなかないと思います。だから、いかに楽しく歴史に触れてもらうかにはこだわりました。たとえば、この映像は織田信長が自分の政策をスティーブ・ジョブズ（アップル創業者）のようにプレゼンしているんですよ。このように演出ひとつとっても“今っぽさ”を盛り込むようにしています。

これさえあれば大丈夫

――『ビリギャル』の影響で歴史好きだけの読み物ではなく、受験対策としての認識が広まったとおっしゃいました。受験にも役立つ本として考えると、このシリーズにはどんな特長がありますか？

この本にはまんがだけでなく年表や資料にも十分なページが割かれています。全巻合わせれば教科書並みの情報量なので、学校のテストや受験にも十分に役立ちます。まんがと資料、そしてDVDの３つを組み合わせて学習することを「トライアングル学習」と呼んでいて、それにより歴史をより深く理解できる構成になっています。だから、これさえあれば、歴史を好きになれるし、学校の成績も上がるし、受験にも役に立つんです。

――最後に、このシリーズをどう読んでもらいたいですか？

そうですね。まずは歴史を楽しんでほしい。そして、好きになってほしいという気持ちがありますね。好きになることが受験勉強にもつながると思うので、その第一歩としてこのシリーズを手に取ってほしいです。

・まんがを使った歴史学習はこちらから
・『DVD付き学研まんがNEW日本の歴史』公式サイト