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子ども向け読み物

「図鑑」で子どもの知的好奇心を刺激!賢さを育てるオススメ図鑑6選

「図鑑」で子どもの知的好奇心を刺激!賢さを育てるオススメ図鑑6選

図鑑には、子どもの知的好奇心を刺激する力があります。幼いころからわからないことを図鑑で調べ「知る喜び」を感じることで、自ら進んで学ぶ姿勢が育まれるでしょう。一方、図鑑は分厚くストーリー性もないため、どう扱っていいのかわからないと悩む方もいます。

この記事では、図鑑が子どもに与える効果や、年齢別の図鑑の選び方、図鑑活用のコツを紹介します。図鑑を上手に活用して、楽しく学べる子どもを育てましょう。

図鑑で子どもの知的好奇心を育てよう!

子どもたちにとって図鑑は、新しいことを知れる魅力的なアイテムといえます。ストーリーを楽しむ絵本ことは異なり、図鑑は子どもの「なぜ?」に答える内容になっているのも特徴です。まずは、図鑑が子どもに良い影響を与えると言われる理由について見てみましょう。

これからの時代に必要とされる「知的好奇心」

物事についてもっと知りたいと思う気持ちを「知的好奇心」と言います。「なんでこうなるのか」「何が違うのか」のように、原理に興味を持ったり、仕組みの違いを見付けたりする視点は非常に大切です。

知的好奇心が育った子どもは、自ら進んで疑問や課題を見付け、解決方法を考えます。このような「問題を見付ける力」「問題を解決する力」は21とも呼ばれ、グローバル化する社会において重要視されるスキルの1つです。

「もっと知りたい!」が賢さにつながる

わからないことを図鑑で調べ、自らの力で解決できたとき、子どもは達成感や喜びを感じます。図鑑から「知る喜び」を感じることで、もっと新しいことを知りたくなったり興味の幅が広がったりするでしょう。

幼いころから「知りたい」という気持ちを育ててあげることは、中学・高校と大きくなってからの学習意欲向上にもつながります。

子どもに図鑑を与える3つのメリット

図鑑は見て楽しむだけでなく「調べる」「読む」「覚える」といった動作を通じて、さまざまなスキルが身につきます。幼いころに培ったこれらのスキルは、大人になっても役に立つでしょう。ここでは、子どもに図鑑を与えるメリットを紹介します。

わからないことを調べる習慣がつく

図鑑は子どもが何かに興味を持ったときに、自分でさっと開いて調べられます。お家の方が説明しにくいことや、写真や図を見たほうがより理解が深まることもあるでしょう。幼少期から自分で調べることが身についていると、学習を始めてからもわからないことを自主的に調べる姿勢が取れます。

文字の習得につながる

子ども向けの図鑑は写真やイラストが中心ですが、ひらがなとカタカナ、簡単な漢字を使った説明文も書かれています。何度も図鑑に目を通すことで、楽しみながら文字を覚えられます。また、さまざまな言葉も出てくるため、語彙力アップにもつながるでしょう。

覚える力、考える力が身につく

図鑑から知識を得るためには何がわからないかを考え、図鑑の内容を理解し、書いてあることを覚える力が必要です。子どもに図鑑を与えることで、情報収集能力や想像力、読解力などと幅広い面での成長が見込めるでしょう。ワクワクしながら好きな図鑑を開いている間に、将来役立つ力が自然と育つのも、図鑑を与えるメリットの1つです。

子どもに図鑑を与えるのは何歳から?

図鑑を与えるタイミングは子どもの発達によって差はありますが、一般的には文字を覚える前がいいと言われています。図鑑には対象年齢があるため、その子の年齢に合ったものを選ぶことも大切です。幼児期は興味や関心の入口となる図鑑を、もう少し年齢が上がったら子どもが興味を持った分野の図鑑を選びましょう。

文字を覚える前がオススメ

図鑑の強みは、文字が読めなくても写真や図で視覚に訴えられることです。まだ文字が読めない子どもでも、図鑑のイラストや写真を見ることで「これは何だろう」「あれが好きだな」といった感情が芽生えるでしょう。

スキャモンの発育曲線によると、脳神経系は2歳~8歳ころに飛躍的に発達し、12歳前後でほぼ100%完成します。図鑑を与えて知的好奇心や探求心を刺激するには、神経ネットワークが発達する2歳~8歳がオススメです。

図鑑の種類によって対象年齢は異なる

図鑑は大きく「博物型図鑑」と「テーマ型図鑑」の2種類に分けられます。図鑑と聞くと、昆虫図鑑や動物図鑑など1つのジャンルについて網羅された「博物型図鑑」をイメージする方が多いのではないでしょうか。

一方、「テーマ型図鑑」とは、子どもが興味を持ちそうなテーマを決め、それに沿ったものを集めた図鑑です。たとえば「サイズがわかる」をテーマに生き物や植物の実際の大きさを掲載した図鑑や、「なぜ」をテーマに子どもの不思議に答える図鑑などがあります。

まだ文字が読めない、何に興味があるかわからない場合はテーマ型図鑑から始めるのがオススメです。乗り物が好き、動物が好きなど特定のものに興味がある子どもには、1つのカテゴリーに特化した博物型図鑑を選ぶといいでしょう。

子どもの賢さを育てる図鑑の選び方

多くの出版社からさまざまなジャンルの図鑑が発売されています。子どもの賢さを育てるためには、どのような図鑑を選べばいいでしょうか。図鑑選びで重要なのは、子どもが図鑑を好きになり、自主的に見たいと思えるかどうかです。図鑑を効果的に使うための選び方について紹介します。

子どもが好きなジャンルの図鑑を選ぶ

図鑑は子どもの好みや興味を優先して選びます。キャラクターものやヒーローものの図鑑でも問題ありません。その子にとって好きなものがたくさん詰まった図鑑であれば、眺めているだけでもワクワクし、夢中になってくれるでしょう。

「これを学んでほしい」などお家の方の希望もあると思いますが、まずは子どもに図鑑が面白いものであると覚えてもらい、自主的に手を伸ばす習慣をつけることが大切です。いっしょに本屋さんに行き、子どもに好きなものを選んでもらうのもいいですね。

図鑑は一冊ずつ与える

図鑑は興味のある分野から1冊ずつ与えることをオススメします。お家の方は、せっかくだからとシリーズをまとめて購入したくなるかもしれません。そうすると、子どもの興味によって読よく手に取る図鑑とそうでない図鑑とに分かれてしまい、もったいなく感じることもあります。

まずはお気に入りの1冊を作り、そのあと興味の広がりに合わせて新しい図鑑を与えてあげましょう。

年齢にあった図鑑を選ぶ

幼児期は見て楽しめる写真や絵が豊富な図鑑、ある程度大きくなったら本格的な図鑑など、子どもの年齢に合ったものを選びます。

同じ植物図鑑や昆虫図鑑でも、幼児向けのものと小学校高学年向けのものとでは得られる知識が違うでしょう。年齢に対して内容が難しすぎると、図鑑に接する頻度が下がる原因になります。「どうせ買うならたくさん知識がつくものを」と考える方もいますが、年齢に合わせて段々とレベルアップすることが重要です。

【年齢別】子どもにオススメの図鑑6選

ここでは小学校入学前の子どもを対象に、年齢別のオススメ図鑑を紹介します。美しいカラー写真中心のものから、かわいいイラストで構成されているものなど種類も豊富です。それぞれの図鑑の特徴やオススメポイントもまとめたので、ぜひ図鑑選びの参考にしてくださいね。

0歳~2歳にオススメの図鑑

『こどもずかん777英語つき しゃしんバージョン』

大人気シリーズ「こどもずかん英語つき」の写真バージョンです。動物・虫・自然・乗り物・食べ物など、身近なものに関する777以上の言葉を掲載しています。まだおしゃべりができない小さな子どもも、カラフルな写真に興味を引かれるでしょう。子どもが指を指したものを音読してあげれば、楽しく言葉を覚えられます。

『学研の2歳ずかん 』

自分の世界が広がり何でも知りたがる、そんな2歳児にぴったりの図鑑です。サブタイトルに「いろいろなことがしりたい」と書かれているとおり、2歳児が興味を持つ動物や植物などが中心に描かれています。本格的な美しい絵と、優しい言葉がぎゅっと詰まった1冊です。

2歳~4歳にオススメの図鑑

『むし 新版  まどあきしかけ』

累計160万部を超えるベストセラー「はっけんずかん」シリーズの1つで、虫に関心を持つ子どもにオススメの図鑑です。カブトムシや蝶などの虫が仲間ごとに分類されており、仕掛けをめくると虫の生態がわかるようになっています。「めくったら何が書いてあるのかな?」というワクワク感も人気の理由でしょう。

『ふしぎがわかるよ !図鑑』

「海はどうして青いの」「なぜ町にマークがあるの」など、子どもの素朴な疑問をかわいいイラストと写真でわかりやすく解説しています。また「心が傷付くこととは」など、友達との関わりが増えてくる時期に大切な「思いやり」を育てるヒントも含まれた1冊です。

4歳~6歳にオススメの図鑑

『7歳までに知っておきたい 科学えほん』

子どもの不思議に、さらに一歩踏み込んだ内容の図鑑です。「科学虫」というキャラクターが案内人となり、生物・化学・物理・地学などの知識をポップなイラストで紹介します。実験コラムも掲載されているため、図鑑の知識を実体験できるのも魅力でしょう。小学校入学前の先取り学習としても役立ちます。

『もののしくみ図鑑』

ものの仕組みを仕掛けイラストで楽しく学べる図鑑です。スプレー缶や電動歯ブラシなど、当たり前に存在するけれど仕組みがわからないものを解説し、子どもたちの知的探求心を刺激します。理系脳を育てようというコンセプトもあるため「プログラミングの基礎になる考え方」も学べるでしょう。

図鑑を上手に活用する3つのコツ

図鑑を買っても活用できず、本棚の飾りになってしまってはもったいないですね。子どもが図鑑を手に取る習慣をつけるためには、環境作りやお家の方のサポートも重要です。子どもが図鑑を楽しんで読んでくれる3つのコツを紹介します。

紙本と電子書籍のメリットを知ろう

図鑑は、紙本だけでなく電子書籍も充実しています。子どもにとって活用しやすいのはどちらでしょうか。

紙本はページ間の行き来がしやすく、ページ戻りの多い子どもにも扱いやすいでしょう。本棚に並べておくと頻繁に目に入る、使用頻度も高くなる傾向にあります。電子書籍は図鑑特有のずっしりとした重さがなく、何冊あっても場所を取りません。小さな子どもでも簡単に持ち運びできるのが魅力です。

どちらにも違ったメリットがあるので、お出かけのときは電子書籍、お家では紙本など、使い分けるといいでしょう。

図鑑は「子どもがすぐに使える」状態にする

せっかく図鑑があっても、あまり出入りしない部屋や高い場所に置いていては、子どもが自由に読めません。図鑑は子どもの手が届くところに保管し、気になることがあればすぐに調べられる環境を作ります。また、大人が図鑑を手に取る姿を見せれば、子どももまねをして図鑑を開くようになるでしょう。

経験と結び付けると知識はもっと伸びる!

図鑑で知識を得たあとは、実際に経験させてあげることも重要です。動物に興味を持ったら動物園へ、虫や花に興味を持ったら山などへ出かけましょう。

本物に触れて実体験をすると、バーチャルな図鑑の世界と現実が結びつき、知識を得ることがより一層楽しくなります。関心のあることを追求する姿勢や好奇心を伸ばすためにも、経験と知識を結び付けるサポートをしてあげてくださいね。

幼児からの家庭学習で「楽しく学べる子ども」を目指そう!

賢くて知的好奇心が強い子どもを育てるためにも、幼児期から楽しく学ぶ習慣作りが大切です。幼児から学童期までたくさんの電子書籍が読める「学研図書ライブラリー」などは、就学前の子どもにぴったりです。ぜひ、幼児からの家庭学習を充実させましょう!

まとめ

子どもの知的好奇心や探求心を高めるのに図鑑はとても効果的です。図鑑を通して知識を得ることで、子どもは「わかった!」という達成感を感じ、積極的に物事を学ぶ姿勢が育つでしょう。幼児学習の第一歩として、親子で図鑑を広げてみませんか。

図鑑は種類が多く選ぶのが難しいですが、学研出版サイトを利用すれば子どもにぴったりのものが見つかります。家庭学習にも役立つコンテンツも同時に利用して、子どもの可能性を広げるサポートをしましょう。

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