【あした、親子で読みたい本】図書館をテーマにした本 3選
子どもの時に読んで感動した本は、大人になってもずっと心に残るもの。子どもたちが、自分だけの宝物になるような一冊に出合えるように、おすすめの絵本や読み物を元書店員でありJPIC読書アドバイザーの市川久美子さんにご紹介いただきます。
4月30日は図書館記念日です。今日の図書館発展の基盤となった図書館法公布の日(1950年4月30日)を記念して制定されました。図書館には国立図書館・公共図書館・大学図書館・学校図書館・専門図書館などがあり、様々な本と出合うことができます。
今回は「図書館」をテーマに本を選んでみました。
『としょかんライオン』(岩崎書店)
ある日、図書館にライオンが入ってきました。驚いた図書館員のマクビーさんは、館長に報告します。館長は意外にも、ライオンが図書館の決まりを守るならそのままにしておきなさいというのでした。ライオンは館内を歩き回り、えほんのへやで寝たり、子どもたちといっしょにおはなしを聞いたりして過ごしますが、おはなしが終わると悲しいのか大きな声で吠えてしまいます。すると館長は「静かにできないなら出ていってもらいます」とライオンを?るのでした。
ある日のこと、怪我をして倒れている館長を見つけたライオンは、そのことを伝えるために図書館員のところで吠えてしまいます。静かにする約束を破ってしまったライオン。果たして事情は理解されるのでしょうか。
ライオンと子どもたちの表情がよく描かれています。こんな図書館があったら、こんな館長がいたら素敵ですね。(対象:4歳~)
作:ミシェル・ヌードセン
絵:ケビン・ホークス
訳:福本友美子
出版社:岩崎書店
定価:1,760円(税込)
商品詳細:『としょかんライオン』(岩崎書店商品ページ)
『エリザベスは本の虫』(アスラン書房)
エリザベスは生まれてすぐに字を覚え、あっという間に本の虫になります。ままごとにもスケートにも関心がなく、時間を忘れて本を読みふけるのです。寮に入るときも本がたくさん入った大きなトランクを一つ持って行きます。買いたいものは本だけ。お菓子も服も欲しくないのです。こんなわけで本はどんどん増え続け、天井につくほど本の山になり、これ以上家に入らない状態になってしまいます。そこでエリザベスは考え、ある行動に出ます。
エリザベスの家と本が素敵に生まれ変わります。(対象:5歳~)
文:サラ・スチュワート
絵:デイビッド・スモール
訳:福本友美子
出版社:アスラン書房
定価:1,760円(税込)
商品詳細:『エリザベスは本の虫』(アスラン書房商品ページ)
『バスラの図書館員―イラクで本当にあった話―』(晶文社)
アリアさんは図書館員です。イラク戦争の爆撃から本を守るため、友だちに協力してもらい、図書館から3万冊の本をレストラン経営者のアニスさんのお店に運びました。そのおかげで、図書館は燃え落ちましたが本は守られたのです。状況が落ち着いてから、本は自宅と友だちの家に運びました。
図書館員としてのアリアさんの行動には、頭が下がりました。その後どうなったかは絵本には書かれていませんが、晶文社のHPで知ることができます。当時、紹介され話題になりました。(対象:小学校中学年~)
絵・文:ジャネット・ウインター
訳:長田弘
出版社:晶文社
定価:1,760円(税込)
商品詳細:『バスラの図書館員―イラクで本当にあった話―』(晶文社商品ページ)
図書館がテーマの本はまだまだたくさんあります。本を読んだあと、近所の図書館を親子で利用して、図書館はどんなところなのか見てみるのもいいですね。