【後転をきれいに回るコツ!】元オリンピック選手が動画で解説
テーマ:後転をきれいに回るコツ
マット運動においては、とっても基本となる「後転」です。しかし、「前転はできるのに、うまく後転ができない……」と苦手と感じるお子さんも多いです。保護者のみなさんにとっても、「後転の練習方法を知りたい」「教えるときのコツやポイントを知りたい」と思いますよね。
マットをはじめとする器械運動は、今まで上手にできなくても、コツをつかめば突然できるようになることもあります。ゲストに元オリンピック体操選手をむかえ、後転がきれいにできるようになる2つのポイントを解説します。最後に、わかりやすい動画解説もありますので、ぜひ親子でいっしょに取り組んで後転をマスターしてくださいね!
教えてくれるのは……
和歌山県出身の元体操選手で、1996年アトランタオリンピックに出場。現在、この経験を生かして会員制体操クラブ「TAISO LAND」をプロデュースしています。子どもの体力向上を目的に、田中さん自身が考案した、リズム体操などを楽しむことができます。
ポイント解説! どうやったら後転がきれいにまわるの?
ポイント1:手でしっかり押そう
前転は足の「ける」力を利用して転がる勢いをつけるけど、後転は「手で押す」力を利用することが大切だよ。手がマットについたとき、手のひらでマットをとらえて思い切り押すことがポイント。そのときに注意したいことが、マットにひじをつけないこと。マットにひじがついてしまうと、手でマットを押すことが難しくなるんだ。ひじは浮かせたままで、手のひらをマットに当てることを意識してみよう!
ポイント2:足は❝上❞ではなく❝後ろ❞にキック!
後転がうまくいかないとき、足のける力が上にいってしまい、回転が弱くなってしまうことがほとんどなんだ。後転をするときには、足は❝上❞に向かってキックするのではなく、❝後ろ❞に向かってキックすることを意識してやってみよう。❝後ろ❞にキックする同じタイミングで、手でマットを押すと、ひじがマットにつくことなくキレイに伸びて、回転がスムーズになるよ