5歳におすすめの知育玩具21選!遊びながら学べるおもちゃ、上手に選ぶコツ
知育玩具は、集中力や創造性といった子どもの能力の発達を促す効果が期待できるツールです。遊びながら学びを取り入れられるので、幼児期の子でも楽しく学習できます。今回は、5歳児にオススメの知育玩具をご紹介します。知育玩具のメリットや選び方も解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
5歳児ってどんな年頃? 子どもの発育・発達
5歳児の発達は著しく、心身ともに大きく健やかに成長します。5歳児の発達の主な特長は、以下のとおりです。
- 社会性が身につく
- 言語能力が発達する
- ルールの複雑な遊びができる
- 生活習慣が確立する
- 身の回りのほとんどのことを自分でできる
- 友だちと協力できる
- 相手の気持ちを考えて行動できる
身体的な発達としては、5歳未満の子に比べ運動能力が高まります。骨や筋肉が丈夫になり、体のつくりがしっかりしてくるので、活発に体を動かして遊んだり重いものも自分で持てるようになったりする時期です。また、手先も発達するので「はさみで細かく切る」「折り紙を丁寧に折る」といったこともできるようになります。
精神・情緒面では、他者とのコミュニケーションを楽しむようになるのが特長です。友だちや家族など人との関わりの中で、協調性や適応力、思いやりの心や競争心などが育ちます。
5歳児にぴったりな知育玩具はこうやって選ぼう!
知育玩具はさまざまな種類があるので、「どれを選べばよいのだろう……」と悩んでしまうこともあるでしょう。ここでは、5歳児向けの知育玩具を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
なお、知育玩具には対象年齢が記載されていることもありますが、あくまで目安なのでお子さまの年齢が玩具の対象年齢から多少外れていても問題ありません。目的や興味関心に合わせて選びましょう。
自分で考える力を養う
5歳児は脳の発達が著しいため、推理力や考察力、想像力など「考える力」を養う玩具がオススメです。パズルやブロックのように手先を使う玩具は、脳へのよい刺激となります。
知育玩具で遊んでいる時間は、ひとつのことに真剣に取り組むことになるので、集中力も高められるでしょう。集中力は、小学校に上がり宿題や勉強をする際にも必要となる能力なので、5歳のうちに身につけておくと安心です。
語彙力や表現力が身につく
5歳は文字や数字に興味をもち、読み書きを覚える時期でもあります。そのため、かるたやすごろくといった「言葉」を使用する玩具で遊ぶことで、語彙力の伸びを期待できるでしょう。知育玩具を使用すれば遊びの中で楽しく言葉を学べるので、外国語など新しい言語を学習する際にも効果的です。
また、言葉のレパートリーが増えれば、他者とコミュニケーションを取るのがさらに楽しくなります。「よい人間関係を築けるようにしたい」「今後対人関係で困らないようにしたい」と考えている場合には、会話の表現力が身につくような知育玩具を選び積極的に使用しましょう。
興味を刺激して楽しく学べる
「この能力を伸ばしてあげたい」といったような保護者の方の好みもあると思いますが、お子さまが進んで遊びたいと思えるようなものを選ぶことも大切です。
保護者の方が購入してきた知育玩具に興味を示さない場合には、お子さまの興味関心がある物事と違う玩具を選択している可能性があります。おもちゃ売り場に行ったりインターネットで検索したりしながら、お子さまが興味をもちそうなものをいっしょに探しましょう。
また、能力の向上だけを目的として無理にやらせると、逆効果となる可能性があるため避けるのが無難です。知育玩具はあくまでおもちゃのひとつであり、楽しく学ぶことに意味があります。
考察力や集中力を養う知育玩具7選
知育玩具は自分で考える力が身につくので、小学校入学を控える5歳児にピッタリです。ただ、知育玩具ごとに特長やオススメポイントなどが異なるので、知育玩具を購入する際には事前にしっかりと確認しましょう。ここではまず、考察力や集中力を養いたいときにオススメの知育玩具を7つご紹介します。
フリーキューブ アニマルランド
フリーキューブアニマルランドは、医学博士が監修した立体ブロックのセットです。ブロックをつなげ合わせれば、20以上の動物を作成できます。実在する動物だけでなく、自分で想像した空想上の動物をつくってみてもおもしろいでしょう。
遊ぶ際には指先を使うので脳が活性化され、頭の運動にも最適です。対象年齢は3歳から大人までとなっているので、親子で楽しめます。誰が一番早く完成できるか、誰がつくった想像上の動物がかわいいかなど、テーマを決めて競い合いながら遊んでみましょう。
ジャンケンプラス
対戦ボードの上でじゃんけんの駒を動かして遊ぶゲームです。6×6マスのボードの上で自由に動かしながら、じゃんけんで勝てる駒と同じマスに移動できたら相手の駒をもらえます。より多くの駒をもらった人の勝ちです。
ジュモクパズル
シルエットクイズができるパズルです。問題が同封されているので、保護者の方が自分で問題を考える必要はありません。上から見たり、横から見たりして推理するので、空間把握能力や考察力、認知構成能力の向上が期待できます。
積み木としても使用でき、ひとつのおもちゃでさまざまな遊び方ができる便利さが魅力です。片づけ用の袋も同封されています。「片づけの練習をさせたい」「なかなか自分で片づけをしない」といったときの、片づけの練習にもよいでしょう。
テトラキューブプラス
キューブを積み上げていき、崩してしまった人の負けというシンプルなゲームです。ルールがわかりやすいので、5歳になったばかりの子でも十分楽しめるでしょう。また、陣取りゲームや通常の積み木のようにも遊べます。
全体像から次の状態を推測して遊ぶゲームが多いので、空間認識能力を養いたいときにオススメです。空間認識能力は、地図を読む際や絵を描く際、スポーツをするときなど日常生活のあらゆる場面で使用します。幼児期のうちに養いたい能力のひとつです。
だぶるすとん
だぶるすとんは、6×6のマスの上に交互に石を置いていく陣取りゲームになっています。石は表と裏が違う色になっており、どちらが多く相手の石をひっくり返せるかを競うゲームです。次の手を先読みしなければ勝てないので、考察力や論理的思考力の向上に役立つでしょう。
ルールだけきくと難しいゲームのような感がありますが、十数手で勝敗が決まるので5歳児でも飽きることなく楽しめます。オセロや将棋といったルールの複雑なゲームを始める前の導入や、頭の体操にも最適です。
○△□ロジックスプラス
○△□ロジックスプラスは、問題を見ながら答えを探していくゲームです。○△□のパズルをマスの上に並べます。36万通りの中からたったひとつの答えを見つけ出さなければ、正解にはたどり着けません。推理力や問題解決力を養える知育玩具です。
○△□ロジックスプラスはカナダで生まれた名作パズルとして長く親しまれてきました。問題のレベルは全部で3段階あるので、発達に合わせて問題のレベルをあげていくことができるのもうれしいポイントです。子どもから大人までみんなで楽しめます。
はじめてのアルゴ
アルゴは数当て推理ゲームです。相手のブロックに書かれた数字を推理します。相手のブロックの数字をより多く当てた人の勝ちです。ルールがいくつか決まっているので、複雑なルールの遊びができるようになる5歳児にふさわしい知育玩具といえるでしょう。
ブロックはクマの形になっているので、数字の上下がわからなくなる心配がありません。また通常の遊び方以外にも、神経衰弱やドミノといったような楽しみ方もできます。大人用アルゴもあるので、「はじめてのアルゴ」で十分に遊べるようになったら、ステップアップしてみてもおもしろいでしょう。
文字や数字を楽しく覚えられる知育玩具10選
5歳児は語彙が増え、文字や数字にも興味をもち意欲的に覚えようとする時期です。保護者の方にも、「そろそろひらがなを正しく書けるようになってほしい」「英語やカタカナも教えたい」といった希望が出てくるころでしょう。そのためここでは、5歳児が文字や数字を楽しく覚えるための、オススメ知育玩具をご紹介します。
あいうえお・ABC でんしゃタブレット
音が出る知育タブレットです。ボタンを押すとひらがなや英語、数字を日本語と英語でアナウンスするので、語学を習得したいときに適しています。電車関連の単語もたくさん出てくるため、電車や乗り物が好きな子は楽しく学習できるでしょう。
「ことばクイズ」「ことばあそび」「電車の音」「電車クイズ」などもあるので、飽きることなく遊べます。知識の定着度を確かめる際にも便利です。
ひらがなどうぶつえあわせかるた
「ひらがなどうぶつえあわせかるた」なら、ひらがなを楽しく学習できます。取り札の表側には動物の絵と名前が書かれているので、遊びの中でひらがな46文字を自然に覚えられるでしょう。また裏側には、動物の英語名も記載されています。英語の語彙を増やしたいときにも最適です。
読み札と取り札には、動物の絵が半身ずつ書かれているので絵合わせ遊びもできます。さらに、読み札には動物に関する豆知識も紹介されているので、なぞなぞ遊びをしてもおもしろいでしょう。かるたの通常の遊び方を含めて、3通りの遊び方ができる知育玩具です。3歳~小学校低学年ごろまで長く楽しめます。
かずとかたち
『はらぺこあおむし』の作者であるエリック・カールの、お風呂で遊べるおふろブックです。本を湯船につけると、黒色の部分が消える不思議なつくりになっています。普通の絵本に興味を示さない子や、長時間集中が続かない子でも楽しめるでしょう。
消えた黒色の部分からは果物の絵や数字が現れる仕組みになっており、数の勉強をしたいときに適しています。お風呂の時間を有効活用できるので、「知育玩具で遊んでいる時間がない」といった忙しいときにもオススメです。
ひらがなしょうぎ
「ひらがなしょうぎ」は将棋形式のゲームになっています。互いに46個の駒を持ち、相手の駒に自分の駒を寄せて言葉をつくると相手の駒をゲットできるルールです。より多くの駒を集めた人が勝利します。
ひらがなを覚えはじめたばかりの子や、言葉の語彙を増やしたいときに利用してみましょう。収納袋付きで、マットを広げられるスペースさえあれば遊べるので、外出先でも楽しめます。
あいうえおプラス
46文字のチップを使い「2文字」「4文字」など、指定文字数の言葉をつくって遊ぶゲームです。言語構成能力や論理的思考力の向上が期待できます。
また、チップを使ってクロスワードやしりとりといった別の遊び方も可能です。チップが減るごとに単語をつくるのが難しくなるので、大人の方でもいっしょに楽しめます。勉強や宿題を始める前の頭の体操にもよいでしょう。
エリック・カールの知育ブック1・2・3
世界中の子どもたちから親しまれている、「はらぺこあおむし」の絵柄を使用した型はめパズルです。果物や食べ物がパズルのピースになっています。絵本には数字が記載されているので、数の概念を学習できるのがポイントです。数字を覚えはじめる3~5歳児に適した知育玩具といえるでしょう。
また、この知育玩具はウレタン素材でできています。分厚く丈夫で角が丸くなっているので、万が一お子さまが口に入れてしまっても安心です。
えいごかるた
えいごかるたには、日常生活で使用する英単語が100以上記載されています。楽しく遊びながら英単語を覚えられるので、初めての英語学習や、英語に苦手意識をもたせたくないときにも最適です。また、かるたに付属のリングをつけると、持ち運び可能な英単語カードにもなります。
Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)で設定すれば、自動音声でかるたの読み上げ対応も可能です。この機能を使用すれば、自分で読み上げる必要はありません。英語が苦手な保護者の方でも安心でしょう。
かずとり
かずとりは、お風呂で楽しめる知育玩具です。数並べや数合わせ、数比べなど、数字を使ったさまざまな遊びができます。カードはかわいいクジラの形になっており、数の横には海の生き物たちが描かれているのが特長です。「目で見て」「お風呂に浮かべて」「計算して」、視覚や感覚といった五感をたくさん使用するので、脳への刺激になります。
また、濡れても大丈夫な収納ネットつきです。片づけが簡単にできるので気兼ねなく使用できます。
かぞえてすごろく
数を覚えるだけでなく、足し算や引き算の感覚が身につくゲームです。1~10の数字が書かれたボードの上に駒をのせ、さいころを振って出た数の分駒を移動させます。
「足し算ゲーム」「引き算ゲーム」「バックギャモン」の3通りの遊び方が可能です。バックギャモンでは、どのように駒を動かすかによって勝敗が決まります。一手ごとに次の展開までしっかりと考えなければ勝てないので、思考力や計算力、推理力も養えるでしょう。
カタカナカード
カタカナを覚える際に最適な知育玩具です。これひとつで、カタカナの読み方を覚えたり文字をつなげて言葉をつくったり、しりとりをしたりとさまざまな遊び方ができます。また、カードの片面はクレヨンで書いてティッシュで消せる加工になっているのも特長のひとつです。空白のカードを使用すれば、穴埋め問題もできます。
有名幼児教室の講師による遊び方ガイドつきで、小学校受験の問題を体験できるのもうれしいポイントです。小学校受験を考えている方は、ぜひ利用してみましょう。
好奇心を育んで知識を深められる知育玩具4選
「おもちゃにすぐ飽きてしまう」「学習要素の強い知育玩具はやろうとしない」といったケースもあるかもしれません。知育玩具は、遊びの中から自然と学習することに意味があるので、子ども自身が興味をもって楽しく遊ぶことが大事です。
ここでは、遊んで楽しいおもちゃや新発見があるものなど、子どもの興味関心を引きつけて好奇心を刺激する知育玩具をご紹介します。
おうちが宇宙図鑑 お部屋にペタペタはっておぼえちゃおう!
5歳になると個性が育ち、アニメや料理など特定のものごとに対する興味が顕著に現れる時期です。科学や宇宙に関心をもつ子も少なくありません。「おうちが宇宙図鑑 お部屋にペタペタはっておぼえちゃおう!」のウォールステッカーを貼ると、おうちが宇宙空間に大変身します。
リビングや学習机など日常生活の中でよく使用する場所に貼れば、自然と宇宙に関する知識が身につくでしょう。何度も貼ってはがせる素材なので、壁や床が汚れる心配もありません。
学研のニューブロックであそぼ!
17種類のブロックが80個入ったセットです。オールカラーの100ページある本もついてきます。作品例を見ながら何個つくれるかに挑戦したり、おうちの方と誰が一番早くつくれるかを競い合ったりしてもおもしろいでしょう。
ブロックを通して、「立体的に考える力」「想像力」「集中力」「諦めない力」などさまざまなことを学習できます。ブロック遊びは、保育園や幼稚園でも積極的に取り入れられており、多くの子どもたちから愛される定番の知育玩具です。
人のからだかるた
「人のからだ」は平成23年度より小学校の学習指導要領に復活し、注目を集めている分野となっています。ひとのからだかるたは、48枚の筋肉や内臓、骨などを紹介しているかるたです。絵札の裏面には記載部位の役割についての詳しい解説があります。
また読み札には、漢字のふりがなが書かれているので、まだ漢字を習っていない幼児期の子でも安心です。小学校の理科で習う内容を先取りできるので、予習にもなります。
おふろじゃぶじゃぶコースター
お風呂で遊べる知育玩具です。キットを並べて自分だけの道をつくります。お湯といっしょにボールを流して無事にゴールまでたどり着けば成功です。
ボールがどう動いていくかを考えながら道を作成する必要があるので、考える力や想像力が育まれます。流すお湯の量を調節したりキットを配置したりと、頭も手先も動かすので、脳へのよい刺激になるでしょう。アイデアと工夫次第で遊び方が広がるので、何度でも楽しめるのもうれしいポイントです。
知育がもたらす効果やメリット
知育は、幼児教育の中でも積極的に取り入れたいもののひとつとされています。ただ、「知育」と聞いても具体的にどのようなものなのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
知育とは、「考える力」「頭を使う習慣を身につけること」です。ほかにも、以下のような能力の発達が期待できます。
- 推理力
- 考察力
- 想像力
- 集中力
- 言語能力
幼児期に知育を取り入れるメリットは、知育でつちかった能力により学習意欲が高まることです。問題を解くことや自分で考えることが楽しくなり、またそれが習慣化されれば、宿題や勉強も問題なくこなせるようになるでしょう。最終的には、学力向上や考える力、生きていくうえでの賢さを身につけることにつながります。
脳にたくさん刺激を与えることで能力は発達するものです。幼児期のころから知育玩具に触れ、積極的に頭を動かす習慣を身につけましょう。
まとめ
知育玩具を使用することで、楽しく遊びながら考える力を身につけられます。5歳という時期は就学前の学ぶ力を身につけたい時期です。この時期にピッタリのさまざまな力を養う知育玩具はたくさんあるので、学びの目的や子どもの興味関心に合わせて選びましょう。
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