【年中の絵本選び】お子さんの発達にあわせて選んであげましょう
年中の子どもの能力を伸ばすためには絵本の読み聞かせが欠かせません。そして、絵本を選ぶときには、お子さんの発達を見極めることも大切です。しかし、いざ絵本を探しに行っても種類が多くて、どんな絵本を選べばいいか悩んでしまいますよね。
今回は年中のお子さんをもつ保護者の皆さんに向けて、年中の「人間関係」や「環境」「言葉」の発達の特長と、絵本が与えるメリットについてお伝えします。また最後に、文部科学省や厚生労働省・内閣府が定める園向けの指針に沿って制作している、絵本のサブスクサービスについてご紹介します。ぜひ最後までご覧になって、年中の子育てにお役立てくださいね。
目次
- 4~5歳ではこんな力が育つ!
- 【年中の時期の発達の特長】
- 身の回りへの関心を高めてあげるかかわりを
- 絵本が年中の発達に与える影響は大きい
- 多様な社会や人々を受け入れられる
- 他者の気持ちを想像するようになる
- 主体性が育つ
- 学研の絵本サブスクサービス「たいけん! えほんのポッケ」は年中の発達をサポート!
4~5歳ではこんな力が育つ!
年中になる4~5歳の子どもは、周囲の働きかけや影響を受けて、毎日目に見えて変化・成長する時期です。「乳児」から「幼児」へと変わっていくこの時期は、できることがたくさん増えて自我も大きく発達していきます。しかし、できることが増える一方で、まだまだ完璧にこなすことができない側面もあります。
したがって、年中のお子さんをもつ保護者の皆さんのなかには「うちの子はどうしてうまくできないのだろう」と不安に思われる方もいるかもしれません。しかし、そこはあせらず、発達のポイントを理解したうえで慎重に見極め、肯定的にかかわることを心掛けてくださいね。
では、具体的に年中になる子どもには、どのような変化や成長が見られるのでしょうか。とくに重要な「人間関係」「言葉」「環境」という点から解説していきます。
【年中の時期の発達の特長】
身の回りへの関心を高めてあげるかかわりを
とくに、周囲の環境に興味が広がるようなかかわりをすすんでしてあげましょう。「やってみようかな」「もっとやってみたい」などと子ども自身が考え、迷い、決めていくというプロセスを経験させてあげることがとても大切です。
この時期の子どもは、「なんで?」と周囲の大人たちに聞くようになります。そんなときは、人とのコミュニケーションを通して新たな知識を得るという成功体験を増やしてあげましょう。そして、やりとりを通して、新たな発見やチャレンジの種を見つけることが子どもの「やってみよう」という好奇心や自己肯定感を育むことにつながります。
絵本が年中の発達に与える影響は大きい
「絵本は知育や発達に良い」とよくいわれていますが、それはなぜなのでしょうか。それは絵本を通して子どもが“心の経験値を積む”=“疑似体験”ができる“からです。
絵本はいわば空想や創造の世界です。登場人物たちに起こる出来事やそのときの感情をそのまま経験することはできません。そこで、子どもはめいっぱい想像力を働かせて、本の世界に近づこうとします。
さまざまなジャンルの絵本でそういった経験を積み重ねることで、子どもに多くのメリットをもたらします。そこで「多様性」「他者理解」「主体性」をクローズアップして解説していきます。
多様な社会や人々を受け入れられる
絵本を読むことのメリットとして多様な文化や人を理解し、受け入れられるようになります。「多様性」は今の社会における重要キーワードであり、育みたい力です。
絵本の世界では個性豊かな世界観や、たくさんの魅力的なキャラクターと接します。自分が暮らしている文化やかかわっている人々との枠を超えた疑似体験をすることで、多様な価値観を受け入れられる力が育みます。
とくに海外の絵本はとてもいい経験になり、おすすめです。斬新なデザインや高い芸術性をもった海外の絵本に触れることで、子どものグローバルな感覚を育むことができます。
他者の気持ちを想像するようになる
絵本では登場人物の“心のうごき”や“きもち”が表現され、それを読む子どもはめいっぱい想像を働かせます。自分がこれまで体験したことある感情に共感することもあれば、まだ出会ったことのない感情を想像することもあるでしょう。
年中の時期になると、友だちといっしょにいることが楽しくなるようになります。しかしその反面、けんかやぶつかり合うことも増えていきます。
絵本を通して感情を言葉にしたり理解することで、友だちの思いに気づくことができます。その結果、集団生活や友だちのとの遊びの中で、がまんしたり、ゆずるという行動ができるようになるのです。
主体性が育つ
4~5歳になると、興味をもったことや不思議に思ったことに対して「なんで?」が増えます。「なんで?」を直接言葉にしたり、じーっと見るなど行動で示すこともあるでしょう。ここで大切なことは、子どもの「なんで?」を増やして「やってみよう」につなげることです。
絵本は、動物や科学、ファンタジーなどたくさんの世界を見せてくれます。おもしろくて不思議な絵本の世界にたくさん触れさせてあげることが、子どもの「なんで?」を引き出します。
そして、子ども自身で「やってみよう」という気持ちがはたらき、外に出たり手を動かしたりするかもしれません。この時期の好奇心の高まりを生かして、新しい活動にチャレンジする経験を増やしてあげることが、子どもの主体性をぐんぐん伸ばしていきます。
学研の絵本サブスクサービス「たいけん!えほんのポッケ」は年中の発達をサポート!
ここまでで、4~5歳の子どもの発達の特長と、絵本が与えるメリットについてお伝えしてきました。絵本が子どもの成長にとてもいい影響を与えるので、積極的に取り入れていきたいですよね。
しかし、保護者の皆さんのなかには
「絵本の種類がたくさんあってどれを選べばいいのかわからない」
「子どもに合う絵本を探す時間がなかなかない」
というお悩みがあると思います。
そんな皆さんに向けて、学研が、文部科学省や厚生労働省・内閣府が定める園向けの指針に沿って制作している絵本のサブスクサービスについてご紹介します。ぜひお子さんの成長ために参考にしてみてください。
「たいけんのきっかけ」と「心の成長」をサポート
「人間関係」や「環境への興味」「言葉」など、心と体が大きく複雑に成長する4~5歳。その発達に合わせて「なんで?えほん」「おはなしえほん」「ワールドえほん」の3種類の絵本をお届けします。
毎回テーマの違う絵本をお届け
『自立心』『協同性』『豊かな感性と表現』『言葉』など、毎月異なるテーマで絵本をお届けします。こころもからだもバランスよく伸ばすことができます。
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9月号のお申し込みで、「学研の図鑑LIVE」とのコラボアイテム「しぜんずかん」がもらえます。持ち運びができて、お出かけにも便利です。お子さんの「なんで?」と引き出し、「やってみよう」をサポートしてくれます!
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