【いのちと未来を守る防災】 第1回 ~台風~
この夏も各地で集中豪雨が発生し、大きな被害が出ました。
これからも秋雨(あきさめ)前線が停滞したり、台風が通過したりする時期が続きます。
ぜひこの時期に、あらためて親子で「いのちと未来を守る防災」について考える時間をつくってみませんか。
第1回は、時によっては広範囲に甚大な被害をもたらす「台風」の防災についてです。
台風が来たときのポイントはこの二つ!
☑ 気象情報をこまめにチェック
☑ 外出をしない
台風が近づいてきたときに、まず何をする?
①台風の進路を確認する
台風が近づいてきたら、気象庁のホームページやテレビ、ラジオなどで台風経路図を見て、台風の進路を確認しましょう。
②窓や雨戸を閉める
窓や雨戸はしっかりと閉めて、鍵をかけ、弱くなっている部分は補強します。窓ガラスが割れたときのためにカーテンも閉めましょう。
③家の周りを点検
家の周りに飛ばされそうなものがある場合には室内にしまうか固定しましょう。庭木に支柱を立てたり、塀を補強したりしておきます。
④早めに帰宅する
出かけている場合には、早めに帰宅しましょう。常に最新の台風情報を確認して、交通機関に問題が出る前に帰宅します。
台風が来てしまったらすべきことは?
①外出をひかえ、台風が通り過ぎるのを待つ
台風が来た場合には、大雨や強風による事故に巻き込まれないように、なるべく外出をひかえ、台風が通り過ぎるのを待ちます。
②地下にいたら地上階へ上がる
地下空間の場合、天候の変化がわかりにくく、地上が冠水※すると一気に水が流れ込みます。地下にいる場合は早めに地上階へ上がりましょう。また、低い土地にいる場合は、情報を確認しながらいつでも避難できる準備をしておきましょう。
※冠水…洪水や大雨により、田畑や作物、道路などが水につかること。
③エレベーターの使用を避ける
停電で止まる可能性があるので、台風時のエレベーターの利用は避けましょう。また、地上の冠水によって使用できないこともあります。
出典 『いのちと未来を守る防災 第4巻 台風・竜巻・豪雨』
学研プラス(編)/帝京大学教授 鎌田和宏(監修)
定価: 3,300円(税込)
「あそまなボックス」では、防災も学べます
学研の知育コンテンツ「あそまなボックス」は、保育園幼稚園こども園向けの月刊絵本「がっけん つながるえほん」から、コンテンツを厳選したデジタル絵本。音が出たり、クイズが出題されたり、とたくさんの「しかけ」があります。そのなかに「こうつうあんぜんで はっけん!」「じしんで はっけん!」といった身を守るためのお役立ちコンテンツがあるので、親子でいっしょに遊びながら学んでみましょう。