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心とからだ

子どものコンプレックスの解消法が目からウロコ ベストセラー著者・Testosterone(テストステロン)氏が悩める10代とその親にアドバイス 第1回(1/5)

子どものコンプレックスの解消法が目からウロコ ベストセラー著者・Testosterone(テストステロン)氏が悩める10代とその親にアドバイス 第1回(1/5)

1人でも多くの子どもたちに、楽しく生きるための考え方を知ってもらいたい——ベストセラー著者・Testosterone(テストステロン)氏はそんな思いで『大人も気づいていない48の大切なこと-キミの心をラクにするかんたんなヒント』(学研プラス)を上梓しました。
同書には友だちとの関係や将来のことなど、‟いまなやんでいる”10代の子どもたちの背中をやさしく押してくれる内容がいっぱい。これから5回にわたって、同書の記事を抜粋してお届けします。
第1回は子どものコンプレックス解消法について。大人が読んでも「なるほど!」と思える内容です。

<第1回>
コンプレックスはうまく利用しちゃえ!

キミは、「自分のここがキライだなぁ」「自分はここが他の人と比べてダメだなぁ」と思うことはあるかな? そういう気持ちを“コンプレックス”と言うんだ。
コンプレックスがあると悲しい気持ちになってしまったり、自分のことを好きになれなかったりする。キミにもコンプレックスがあると思うんだけど、どうかあせらないでほしい。コンプレックスでなやんでいる人はたくさんいるんだ。というか、コンプレックスのない人なんていない。コンプレックスに関しては大人たちですらなやんでいるから、キミがなやむのも当然って覚えておいてね。

自分の弱点を知ることは成長への第一歩

子どもから大人までみんながなやんでいるコンプレックスなんだけど、実はけっこう便利な感情でもあるんだ。
どういうことか説明するね。コンプレックスがある=自分の弱点がわかっている状態と言える。そして、自分の弱点がわかってるって実はすごく有利なことなんだ。弱点さえわかっていればそこをこくふくすることも、何か対策することもできる。そうでしょ?
自分の弱点を認めるのは勇気がいることだけど、自分の弱点を知ることは成長への第一歩でもあるんだ。弱点は言いかえれば、一番のびしろのあるところ。すでに得意なことをもっと得意にするのは難しいかもしれないけど、今あまり上手にできないことをまあまあ上手にするのは、がんばれば必ずできる。
テストの点数で考えてみてほしいんだけど、90点とれている教科のテストの点数を100点にのばすよりも、20点しかとれなかった教科のテストの点数を60点にのばすほうが簡単そうだよね? 
そう考えると、だんだんコンプレックスがいいものに思えてこない?コンプレックスがあるなら、のばしたい放題だよ。

他人はキミのコンプレックスを気にしていない

最後になるけど、他人は思ってるほどキミのコンプレックスなんか気にしないからキミも気にしすぎないこと。
キミだって「○○さんのここがキライだなぁ」とか「○○さんはここがダメだなぁ」とかそんなに考えないでしょ? みんな、基本的に自分のことにしか興味ないんだよ。
だからね、肩の力をぬいて気楽にやっていきましょう。

 

イラスト:meppelstatt

Information

著者プロフィール】
Testosterone(テストステロン)
学生時代は体重110キロを超える肥満児だったが、アメリカ留学中に筋トレとであい、ムキムキの体と、人生を楽しく過ごす考えかたを手に入れる。『筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法』(U-CAN)、『心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書』(文響社)、『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』(きずな出版)など、大人に向けた本を多数執筆。SNSや著書を通じて、筋トレの魅力や、心がラクになる考えかたを世の中に発信し続けている。

『大人も気づいていない48の大切なこと キミの心をラクにするかんたんなヒント』(学研プラス)
Testosterone 著
1,430円(1,300円+税10%)

これまでに数々の筋肉名言で、世の悩める大人たちを勇気づけてきた著者の初めての小中学生向け書籍がついに登場。自分のこと、友だちのこと、勉強のこと、暮らしのこと、将来のこと……。だれしもが一度は悩んだそんなことについて、SNSで絶大な支持を集めた著者の考えかたを、わかりやすくレクチャー。

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