ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス

TBC東北放送制作、東北地方及び新潟の7局で放送される「ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス」に佐藤研究員が出演中です。この番組は、東北地方を中心に地元の不思議を科学するサイエンス番組です。ミッキー先生(佐藤研究員)は、スタジオの子どもたちに実際の実験で、科学をわかりやすく解説します。
月1回放送されています。詳しい放送時間と放送局は、下記ホームページをご参照ください。
番組ホームページは http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/fushigi/index.html

第27回 08/5/10放送
今回のテーマは「津波」です。

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津波のひみつを探るというテーマに関連して、波の実験をしました。

最初は、ロープを使った波の重ね合わせ実験。深沢さんと私でロープをもち、私が大きな波を作ります。

そこに、深沢さんができるだけ細かい波を作ります。すると、ロープは大きな波の中に小さな波が重なった動きをします。大きい波に小さい波が合成されています。2つの波は足し算ができるのです。

次に、大きなステンレスのボウルに水を8割ほど入れ、よく洗った手でボウルのフチをこすります。

すると、水面にさざ波がたくさん発生し、あちこちから水のしぶきが飛び出します。指とボウルの間の摩擦で振動がおこり、ボウル全体が小さくたわむような動きをします。そのたわみによって水面に小さな無数の波ができるのです。

うまくこすると、ちょうどよい振動数のところで安定して継続的に波が発生します。すると水面のあちこちで、波の山と山、谷と谷が強めあいます。同時に山と谷が出会う部分では波の打ち消しあいも起こります。

波が強め合ったところで水のしぶきができるのです。ボウルの形などによっては、うまくいかない場合もあります。この実験は、中国の「魚洗(ぎょせん)」という取っ手のついた洗面器でできる実験として有名です。

次回の放送は、6/14の予定です。噴水に関係した実験を紹介します。