ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス

TBC東北放送制作、東北地方及び新潟の7局で放送される「ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス」に佐藤研究員が出演中です。この番組は、東北地方を中心に地元の不思議を科学するサイエンス番組です。ミッキー先生(佐藤研究員)は、スタジオの子どもたちに実際の実験で、科学をわかりやすく解説します。
月1回放送されています。詳しい放送時間と放送局は、下記ホームページをご参照ください。
番組ホームページは http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/fushigi/index.html

第37回 09/3/14放送
3月は特番で1時間の放送でした。一茶の句の「あ〜松島や」で有名な松島で、突然実験を始めるという展開です。

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1つ目の実験は、CDケースを使った手描きコピーの実験です。深沢邦之さんが、ご当地キャラのむすび丸を描きます。

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透明なケースを立てそれをはさむように、キャラの絵、反対側に画用紙などをおきます。

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絵のおいてあるほうから見ると、キャラクターの絵とケースの向こう側の白い紙も同時に見えます。

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うっすら見えるキャラクターの輪郭をなぞるように、白い紙にペンを走らせれば

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そっくりの絵がかけます。

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夜、外を見ると景色も見えるし、自分が映っているのも見えますね。このように反射の光と透過の光の両方の映像が見えることを利用しているのです。

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2つ目は、「光るたくあん」実験です。乾電池63本を直列につなぎ、計算上約100ボルトの強力な乾電池を作ります。

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たくあんにフォークを刺してコードをつなぎます。これで回路が完成です。

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すぐに蒸気が噴き出し、しばらくすると静かになって…

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その後たくあんの中で、不規則に明かりがポッポッと光り始めます。
たくあんの中の水分がある程度飛んで電気が通りにくくなります。そこに高い電圧で電気を通すと、放電現象により強い光が発生するのです。ごく小さな雷のようなものです。

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3つ目は水族館での実験です。水族館見学をしたあと、 ファインディング・ニモで有名になったクマノミというかわいい魚の水槽を使って行いました。

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タッパーウェアに直径5cmほどの穴をあけ、そこから魚の餌の「アルテミア」というエビのプランクトンがたくさん入った液を入れます。

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これを水中に静かにいれ…

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あの有名な空気砲のように穴からその餌を発射します。

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餌が輪になってくるくる回りながら水中を進んでいきます。

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そこにクマノミたちが群がります。水中ドーナツ砲と名前をつけました。ちょっと変わった餌やりになりました。

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スタジオでも実際に空気砲を煙を使って子どもたちに見せ、うず輪の原理を説明しました。

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穴の周辺にできた渦が輪になって、つながったものがうず輪なのです。

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回転しながら安定して遠くまで飛んでいくものです。水の空気も同じ流体ですが、おもしろい移動の仕方をするものです。

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次回の放送は4/11、お湯を使った実験を行います。