ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス

TBC東北放送制作、東北地方及び新潟の7局で放送される「ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス」に佐藤研究員が出演中です。この番組は、東北地方を中心に地元の不思議を科学するサイエンス番組です。ミッキー先生(佐藤研究員)は、スタジオの子どもたちに実際の実験で、科学をわかりやすく解説します。
月1回放送されています。詳しい放送時間と放送局は、下記ホームページをご参照ください。
番組ホームページは http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/fushigi/index.html

第42回 09/8/8放送
今回は夏休みスペシャルです。会津若松を旅しながら、実験を行いました。

Loading ...

今回の収録は、夏休みスペシャルと言うことでオールロケ。はしのえみさんと会津の町を探索しながら実験を一つ。もう一つの実験は地元小学校の子どもたちとアウトドアで行いました。

1/17

一つ目は会津の絵ロウソクを使った実験です。

2/17

缶コーヒーの空き缶の底に、ロウソクから出るススをまんべんなくきれいにつけます。

3/17

そこに、スポイトで水を一滴。ハスの葉の上の水滴のように、水玉がコロコロ走ります。これはススが水をとてもよく弾くのと、表面張力で水滴が丸くなることによって起きる現象です。

4/17

さらに、発泡スチロールの小さな玉を水滴の上に乗せると…

5/17

玉が水滴の上に乗って、まるで雪だるまのようになり、コロコロと転がります。とてもかわいい実験です。

6/17

もう一つは、山のキャンプ場で通称「ドラム缶つぶし」の実験をしました。

7/17

ドラム缶の中にやかん一杯ほどの水を入れ、薪を燃やしてがんがん熱します。

8/17

しばらくすると、湯が沸騰しどんどん水蒸気になってドラム缶の口から噴き出します。

9/17

そこまできたら、一気に火を消して急いでフタをします。

10/17

その後じょうろでドラム缶に水をかけ急激に冷やしていきます。3分から4分ほど冷やしたところで…

11/17

いきなりドカンという大きな音とともに飛沫を飛び散らせてドラム缶がつぶれます。じょうろで水掛けを手伝ってくれたお友達や一緒に見ていたみんなも超びっくり。

12/17

ヤカン一杯の水はドラム缶の中で水蒸気になり、ドラム缶を満たします。

13/17

フタをした直後はドラム缶内に閉じ込められた水蒸気と大気圧は釣り合っていますが

14/17

冷やされて水蒸気は、体積にして約1700分の1の水に戻ります。空気が入らないので中の気圧はどんどん下がり、外からは大気圧が強い力でドラム缶を押します。

15/17

内部は真空に近づいていき、そしてついにドラム缶は大気圧に耐えられなくなって一気につぶれるのです。

16/17

外で行う大がかりな実験は楽しいですね。

17/17
次回の放送は9/12、稲妻に関連した実験を行います。