ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス

TBC東北放送制作、東北地方及び新潟の7局で放送される「ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス」に佐藤研究員が出演中です。この番組は、東北地方を中心に地元の不思議を科学するサイエンス番組です。ミッキー先生(佐藤研究員)は、スタジオの子どもたちに実際の実験で、科学をわかりやすく解説します。
月1回放送されています。詳しい放送時間と放送局は、下記ホームページをご参照ください。
番組ホームページは http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/fushigi/index.html

第49回 10/3/13放送
今回は光の反射の実験です。

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光の反射と光の進み方をテーマに実験を行いました。直径3cmほどの薬の空ビンに水を入れて蓋をし、白い布の上におきます。

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「このビンのどこかに10円玉をかくしてあります。さてどこでしょう?」

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中には何も入っていないように見えます。蓋の裏側があやしいのですが、そこにも入っていません。

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実はビンの底に裏側に貼り付けてあったのです。

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ビンの底を斜めから見ると、目に入ってくるのは、ほとんどが反対側から来る光がビンの底で反射したものです。それで10円玉が見えなかったのです。

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その証拠に赤いペンをビンの反対側にもっていくと、底にも赤い色が映ります。

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次は、流れる水と光の実験。ペットボトルから水を流しながら、水の出る口と反対側から発光ダイオードの赤い光を当てます。

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そして流れの先に指を持って行くと、指に赤い光が映ります。発光ダイオードの光が水流を通ってきたのです。

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直進するはずの光が曲がるのは不思議ですね。しかも水は赤く見えません。

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水の流れに入った光は、流れの水面で全反射を繰り返し、流れの中をジグザグに進みながら指まで届くのです。光が流れに沿って曲がったのではありません。また、全部が反射して外にもれる光がないため、水は赤く見えないのです。

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これは、まさに光ファイバーの原理と同じです。

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光ファイバーに入ってきた光は、くねくね曲がっているにも関らず、色も明るさもそのまま先端から出てくるのです。

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次回の放送は4/10、音の共鳴現象の実験を行う予定です。