ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス

TBC東北放送制作、東北地方及び新潟の7局で放送される「ふしぎのトビラ 〜ふるさとサイエンス」に佐藤研究員が出演中です。この番組は、東北地方を中心に地元の不思議を科学するサイエンス番組です。ミッキー先生(佐藤研究員)は、スタジオの子どもたちに実際の実験で、科学をわかりやすく解説します。
月1回放送されています。詳しい放送時間と放送局は、下記ホームページをご参照ください。
番組ホームページは http://www.tbc-sendai.co.jp/03tv/fushigi/index.html

第59回 11/1/8放送
今回は時間に関連する実験を行いました。

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新年最初の実験は、時間を切り取る実験です。

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私たちは、近くを早く動くものの形をちゃんと見極めることはできません。

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水を細く流します。一筋の流れでのように見えますが、本当につながっているのでしょうか。よく見ると途中から白っぽくなっています。

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直径12cmほどの黒い円盤に、2mm幅の細いすきま(スリット)をあけます。

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円盤にモーターをつけて回転させ、円盤越しに水の流れを見ます。スリットが目の前を通った間だけ流れを見ることになります。

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スリットの通過する一瞬を切り取って見ることになるのです。水はつながりではなく、水滴で落下していることがわかります。

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アニメは1枚1枚の絵を連続で見ることで、頭の中で絵がつながり動いているように感じます。次はちょっと変わったアニメ実験。

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直径30cmの片面が黒く、片面に連続した絵が描いてある円盤を用意しました。円盤には、10カ所のスリットが入っています。

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円盤を回転させ、絵のほうを鏡に映し、スリットから鏡に映った絵を見ます。

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スリットが目の前を通るたびに、1枚1枚少しずつ変化する絵を連続で見るので動いているように感じます。絵は、はしの鳥が、走っている深沢さんに石を落としているアニメでした。

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もう1つ、暗号のような文字が、回して見ると読めるという実験も紹介しました。円盤には、ある法則に従って歯抜け状態にばらした文字を、鏡文字で印刷しておきます。

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鏡に映すことで文字の左右が正しくなり、回すことでスリットごとに見える文字が残像現象で重なって、1つの文章に読めるのです。「ふしぎのトビラみてね!」が答えでした。

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ものの見え方にはたくさんの不思議がありますね。

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次回の放送は2/12、糸車を使った実験を紹介します。