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所長メッセージ

持株会社制移行にあたって ごあいさつ

 この研究所は、2009年10月(株)学習研究社が持株会社制に移行するのに伴い、(株)学研ホールディングス所属となりました。学研創立60周年となるのを記念して設立されましたので、現在5年目になります。当社グループは、昭和21年創業以来、「教育」を基軸に一貫して、未来を担う子どもを想い、さまざまな出版物や教材教具を提供し、多様な教育的事業を行ってまいりました。持株会社制移行後もこの方向性に変わりはありません。

 この間、当社グループを取り巻く環境は激変しております。インターネットや携帯電話に代表される情報革新、交通・通信手段の発達に伴うグローバル化、温暖化による地球環境の変動、世界的・国内的な経済格差の拡大、少子高齢化という社会構造の変化、などなど留まるところがありません。子どもたちはそのような環境の中を生き抜いていかねばなりません。まさに「生きる力」です。そのためにも、子どもたちに直接あるいは学校教育を通じて、あるいは家庭や地域を通して、支援していくことが使命のひとつであると考えます。

 折りしも10年毎に改訂される国の教育の方針=学習指導要領が、平成23年から小学校より順次実施されます。実質的には移行期として既に始まっています。教育界においても大きな変革の時期にあたり、情報革新時代に対応して「学校ICT化」、グローバル化に備えて「小学校英語」、さらに環境教育、経済・金融教育、キャリア教育などいわゆる21世紀型"〇〇教育"の必要性が社会から求められております。

 それらの諸課題は、学校だけで解決できるものではなく、それこそ社会総がかりで急ぎ取り組むべきものと考えます。当社グループは持株会社制になったことで、「教育」分野に対しても、各事業会社が主体的に迅速な判断で活動可能な組織体となりました。そんな中、当研究所といたしましては、国の教育施策の情報をより早く収集し、的確に各事業会社へ提供することにより、市場にふさわしい商品作りや事業に寄与する役割と考えます。また子ども達の実態調査や保護者、先生方など現場の情報も重要です。学研グループの組織は変わりましたが、当研究所はこれからも「教育」を核に一層努力し活動してまいります。

学研教育総研をよろしくお願いしま~す!"学研教育総合研究所は、
すべての子どもたちが心豊かに育つことを願い、
明日への希望を拓きます"

2010年初秋
(株)学研ホールディングス
学研教育総合研究所 所長 安威 誠

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