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TOP > トピックス > 英語教育は実践的コミュニケーション能力の育成をさらに目指す
2006年8月18日
7月27日、「外国語教育の改善充実について」という議題で、中教審教育課程部会の第15回外国語専門部会が開催されました。この日は、小学校での英語教育との関連性から、中学校・高校の英語教育の改善について審議されました。
中学校については、「聞くこと」「話すこと」の音声面での指導をさらに充実させるとともに、「読むこと」「書くこと」をあわせた4技能をバランスよく指導し、高校における実践的コミュニケーション能力の育成へスムーズに接続できるようにする、といった改善の方向性が提示されました。その際、中学校卒業段階での到達水準について数値なども用いて具体化すること、現行指導要領における語数の見直しの必要性なども議論されました。
高校については、中学校の英語教育の改善をふまえて、4技能の統合を図り、さらに発信力を向上させることを重視しながら目標および内容の改善を図るという方向性が示されました。
このように、中学校・高校では、現行指導要領のキーワードである「実践的コミュニケーション能力」の育成をより充実させる方向でさらに検討され、次期指導要領に盛り込まれるものと思われます。
(阿部幸弘研究員)