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TOP > トピックス > 塩谷文部科学大臣と麻生首相の教育への「思い」
2009年2月20日
文部科学省は、平成21年2月3日に塩谷文部科学大臣の緊急提言(親しみをこめて 『しおのやプラン』と表記させていただきます)を公開いたしました。
教育による日本の活力向上を掲げ、「新しい日本の教育 今こそ実行のとき!」を主題に、~元気あふれる教育によって日本の底力を回復する~、を副題として、「生きる基本」、「学校体系」、「教育費」の3分野から、7項目を重点的に取り組むべき事項として提言しています。
その内容は、教育は社会発展の基盤であると位置付け、教育振興基本計画を推進するためにも、
「生きる基本」から、基礎学力の定着、道徳教育の充実、体力の向上と職業観・勤労観の育成と校庭の芝生化、スポーツ、「外に出る」活動への支援。
「学校体系」から、幼稚園から大学までの学校体系の在り方の検討と質の高い教員の確保。
「教育費」から、家計負担の軽減、公財政支出の在り方の検討と手厚い支援が必要な子どもたち、外国人への支援を提言されています。
また、この『しおのやプラン』に合わせて、道徳教育の重要性から、日本の良さ(伝統・文化)を見直すための「心を育む」について5つの提案も公表されました。
「読み書きそろばん・外遊び」の推進、校訓の見直しと実践、先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶ、家庭で、生活の基本的ルールを創る、地域の力で、教育を支えるという提案です。
以上のことは既に平成21年度予算として、金額の大小に係わらずに盛り込んでいる様に思えます。
また、同様に、一週間ほど遅れて、麻生首相からも、平成21年2月12日の【麻生内閣メールマガジン 第18号】で麻生太郎の「強く明るく」の中で、明治五年 太政官布告第二百十四号 (抜粋)から、「邑(むら)に不学の戸なく、家に不学の人なからしめん事を期す。」を取り上げて、「国づくりの基本は人づくり」と教育の重要性を訴え教育再生懇談会の委員の方々へ、国際的に通用する人材の育成、教育に対する安心(信用され、雇用に結びつく教育)、科学とスポーツを議論していただくことを提言しています。
この麻生提言をどう具体化するかが、今後の課題です。
詳しくは、下記の文部科学省及び首相官邸のホームページをご覧ください。
(文責:文教政策研究室 吉田哲平)