今月のお噺は

橋を担いで生活用水を、売り歩く水屋は、一日も休むことのできない辛い商売。その男が幸運にも千両富に当たった。 もう辛い商売をしなくてもすむ。でも、お得意さんは水を待っている。せめて代わりが見つかるまではと、男は商売を続けることにした。 床下に金を詰めた袋を隠し、心配になって行きつ戻りつする。それで遅れるから得意先には怒られっぱなし。

夜は夜で強盗に殺される夢ばかり「キャー」金がこんなに苦労するとは思わなかった。 そんな水屋の行動を不審に思った向かいの遊び人が床下からこの金を見つけて逃走した。「あー金がない!盗られちゃった!」

これで苦労がなくなった・・・おあとがよろしいようで