2023年10⽉23⽇より、アドレスが変更になりました。https://www.gakken.jp/kyouikusouken/
トップページ、⽩書シリーズなど、お気に⼊りに登録されている場合は、お⼿数ですが変更をお願いします。
TOP > 白書シリーズWeb版 > 小学生白書 > 1989年調査
【図16】あなたの好きな教科は何ですか。(複数回答可)
小学校では様々な教科を学ぶ。1989年の子ども達には何の教科が人気だったのだろうか。
好きな教科は上位から「体育」(76.2%)、「図工」(70.6%)、「理科」(63.6%)、「音楽」(61.6%)、「算数」(58.8%)、「道徳」(53.5%)、「社会」(49.8%)、「国語」(49.0%)であった。1位と最下位では27.2ポイントの大幅な差があることが分かる。
男女共に、知識習得型の教科よりも、数値の評価が難しい「体育」と「図工」のような、体を動かしたり、自らの感性を形として表現したりする教科が70%を超えている。
【図17】あなたの嫌いな教科は何ですか。(複数回答可)
嫌いな教科は上位から「国語」(36.4%)、「社会」(34.3%)、「算数」(31.4%)、「道徳」(27.3%)、「音楽」(24.7%)、「理科」(21.1%)、「図工」(17.2%)、「体育」(13.6%)であった。ほぼ【図16】「好きな教科」の順位を逆にした結果となっている。
男女でほとんど差が見られない教科は「道徳」と「図工」で、その差は5%未満であった。一方、男女の差が最も大きい教科が「音楽」で、男子の約4割が「嫌い」と答えた一方、女子は1割にも満たなかった。
学年別に見ると、全体的に学年が上がるにつれて嫌いな教科が増えていく傾向がある。学習の難易度が上がり、授業の内容に不明な点が出てくるとその教科を嫌いになる小学生が増えていくのかもしれない。