本年度は、幼児のお年玉について初めて調査を行った。調査の結果、3歳～5歳の幼稚園児・保育園児全体の平均総額は15,023円であった。年齢、性別間での大きな変化はみられなかった。金額帯でみると、一番多いのは「5,000円～10,000円未満」（16.3％）、次いで「10,000～15,000円未満」（16.1％）、「20,000～25,000円未満」（15.2％）の順となった。

注目すべきは、約10人に1人が「なし（もらっていない）」（10.5％）と回答した一方で、平均総額の倍の金額である30,000円以上もらっている子どもが5人に1人近く（17.6％）いたことだ。幼児にお年玉をあげるかどうか、いくらあげるのか、については周囲の考え方によって大きく差が生じていることがわかる。しかし、これに関しては何人の人からもらったのか、一人当たりの金額は、といったことも考慮する必要がある。今後はこうした要素を加味することで、より詳細なお年玉事情が明らかになるだろう。