幼児期の終わりと義務教育の始まりという区切りに向けて、保護者たちは子どもに学習面において何を身につけてもらいたいと考えているのだろうか。

年齢・男女の全体平均でみると、1位は「ひらがなが読める」（66.3％）、2位「鉛筆を正しく持てる」（57.9％）、3位「ひらがなを書ける」（54.3％）となった。小学校入学前に、ひらがなの読み・書きが出来るようになって欲しいという思いがうかがえる。次に多いのは「授業中（保育中）、落ち着いて座れる」（47.9％）、「時計を見て、時間がわかる」（41.1％）、「分からないことがあった時に先生に質問できる」（42.7％）等、教室で授業を受けることを意識した項目が並んだ。

男女別にみると、上位の「ひらがなが読める」、「鉛筆を正しく持てる」、「ひらがなを書ける」ことに対する意識は、男子に比べ女子の保護者の方が高いことが読み取れる。