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白書シリーズWeb版

幼児白書Web版 2017年8月調査

【調査テーマ】「幼児の日常生活・学習に関する調査」

8.その他
【保護者】どんな子どもに育ってほしいか
★親の期待に男女差あり「勉強よりも思いやり」

【図35】将来どんな子どもに育ってほしいと思いますか。
     以下の中からあてはまるものを、2つまでお選びください。

↑クリックすると大きな図が見られます

保護者は、自分の子どもの将来に関して何を望み、何を期待しているのだろうか。

全体平均をみると、「思いやりのある子」(59.3%)を選ぶ保護者が圧倒的に多かった。2位が「友だちを大切にする子・友だちが多い子」(27.7%)という情緒面を重視した項目になっていることからもわかるように、小学校入学前の段階では心優しい子どもに育ってほしいと願っている保護者が多いことがみて取れる。

男女・年齢別にみると、「思いやりのある子」に育ってほしいと期待するのは、男子では5歳で最大値57.5%、女子では3歳で最大値65.5%となっており、全ての年齢で女子が男子を上回っていることから、女子の方が男子に比べて、社会性の成長に対する保護者の期待が高い傾向にある。「思いやりのある子」に対する期待は、全ての年齢で女子が男子を上回っている一方、「社会で自立できる子」(24.3%)に対する期待は、女子(21.5%)に比べ男子(27.0%)の数値が上回っている。