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【図4】毎月のおこづかいの主な使い道は何ですか。
1989年の小学生は、もらったおこづかいをどのように使っていたのだろうか。
小学校全体では、1位「おかし」(27.5%)、2位「貯金」(17.5%)、3位「雑誌」(12.1%)であった。学年別に見ると、低学年では「おかし」が1位だが、学年が上がるにしたがってその割合は下がり、小学4年生では「貯金」が「おかし」を上回る。また、小学5・6年生では、「雑誌」が1位、「貯金」が2位である。特に高学年男子は、「関心があること」調査において、「まんが」と「アニメ」の割合が高いことから、マンガ雑誌などをおこづかいで購入していたとも考えられる。
「貯金」は、小学3年生頃から割合が高まっており、学年が上がるにしたがって趣味嗜好がはっきりし、食べてなくなってしまう「おかし」よりも、ゲームなど高額なものを買うために貯蓄する意識が芽生えるのではないだろうか。また、小学3・4年生男子を中心に割合が高い「プラモデル」は、当時の人気アニメの影響もあり、時代を反映していると言えるだろう。