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【図10】好きな色・嫌いな色は何ですか。(それぞれ3つまで)
【図11】好きな色
【図12】嫌いな色
幼児の好きな色と嫌いな色にはどのような傾向があるだろうか。
全体平均を見ると、好きな色の1位は「ピンク」(43.8%)、2位は「青」(39.7%)、3位は「赤」(29.8%)、4位は「水色」(22.4%)と続く。1位「ピンク」には男女差が顕著に表れており、女子の78.8%に対して男子は8.7%であった。一方で2位の「青」は女子の18.0%に対し、男子は61.3%となり、「ピンク」程の差はないものの「青」でも男女の好みの偏りがはっきりと表れている。
男女別に見ると、女子は1位「ピンク」、2位「紫」、3位「水色」、4位「赤」となり、男子は1位「青」、2位「赤」、3位「緑」、4位「黄色」となっている。このことから、パステルトーンに近い優しい色は女子に好まれやすく、より原色に近いはっきりとした色は男子に好まれる傾向にあることが分かる。
前回調査である2017年度調査と比較すると、2017年度調査時の女子の好きな色は上位から「ピンク」「赤」「水色」「黄色」であることから、女子の「ピンク」人気は不動であることがうかがえる。(男子の上位は2017年度調査から変動なし。)
嫌いな色に関しては、「嫌いな色はない」割合が70%と最も高いものの、具体的な色のランキングを見て見ると1位「黒」(10.8%)、2位「茶色」(10.4%)、3位「灰色」(9.7%)と続き、色味の乏しい無彩色や、暗めな色は人気がないことが分かる。また4位には「ピンク」(6.7%)が挙がっているが、男子(12.5%):女子(0.8%)という比率から、男子が“嫌い”あるいは“苦手”として意識していることが伺える。